サルベージが選ぶ100の映画 2002/03/31 更新




というわけで、当サイトのオリジナル企画(ウソ)、サルベージが選ぶ100の映画です。いずれの作品も私にとっては特別のものばかりです。

この100本を選んだ背景を説明しますと。

・思いついたものから次々と挙げていきました。所要時間は1時間弱。
・よって、真剣に選んだ訳ではないので、当然入るべきすごい映画を何か忘れているかもしれません。
・さらに、例えば『自転車泥棒』(ヴィットリオ・デ・シーカ)や『浮雲』(成瀬巳喜男)のように、ベスト100入り確実の映画でも、細部を良く覚えていないという理由で入れなかったものがあります。
・最後まで見ていただければわかるように、実は100本以上になってしまったのですが、除外するものを選ぶのが面倒という理由でそのままにしてあります。
・もっと白状すれば、ウケ狙いで入れているのもあったりします(と言っても、大傑作であることに変わりありません)。
・いろいろゴタゴタ書きましたが、要はいい加減だということです。

・順序は思いついた順ですが、順位には全く関係ありません。

では発表です。


1)  家族ゲーム (森田芳光)
     「お母さん、まずいですよ! この水、カルキ臭いですよ。

2)  セブン・チャンス
     バスター・キートンは映画史上最高のアクションスター

3)  ダイハード2 (レニー・ハーリン)
     空高く舞い上がるブルース・ウィリスには笑ってしまった!

4)  我が輩はカモである (レオ・マッケリー)
     ♪ ハリハリハリハリハリハリホ〜 ♪

5)  素晴らしき哉、人生!
     クリスマスはカップルでイチャイチャしないで、この映画を観よう

6)  街の灯 (チャールズ・チャップリン)
     子供のころ観て、ボクシングのシーンに死ぬほど笑ってしまった

7)  独裁者 (チャールズ・チャップリン)
     これぞパロディの中のパロディ。そこいらの下手なパロデイはパロディに非ず。

8)  コミック雑誌なんかいらない! (滝田洋二郎)
     「 I can’t speak fuckin’ Japanese!」

9)  台風クラブ  (相米慎二)
     「今、僕たちに欠けているのは、厳粛なる死だ。」

10) 逆噴射家族 (石井聰互)
     「グッ、ブ〜〜」(by 工藤夕貴)

11) 水の中の八月 (石井聰互)
     一度見たら忘れられないほど強烈な映像美による、神話ファンタジー

12) トレマーズ
     地中を進む怪物の動きに合わせて杭が次々と倒れていくシーンに感激。
     はみ出し者たちが知恵を絞って戦う姿に感動

13) ジョーズ (スティーブン・スピルバーグ)
     かつてヒッチコック・フォロワーだったスピルバーグのテクニシャンぶりがたっぷり楽しめる

14) E.T. (スティーブン・スピルバーグ)
     子供の視点で描ききったのが素晴らしい

15) レイダーズ 失われた聖櫃<アーク> (スティーブン・スピルバーグ)
     基本的にはバカだねえ

16)  スター・ウォーズ (ジョージ・ルーカス)
     1作目でやめといた方が良かったかな

17) ライトスタッフ (フィリップ・カウフマン)
     この頃のアメリカ映画って骨太だったねえ

18) バック・トゥ・ザ・フューチャー (ロバート・ゼメキス)
     1作目でやめといた方が良かったかな

19) 転校生 (大林宣彦)
     まるで、小林聡美のための映画のよう

20) 時をかける少女 (大林宣彦)
     ”人は真実の愛を知った時、それはその人によって幸福なのか、不幸なのか”

21) さびしんぼう (大林宣彦)
     ”人は恋をすると誰でもさびしんぼうになる”

22) BU−SU (市川準)
     富田靖子が笑わない

23) ダーティハリー (ドン・シーゲル)
     メシを食いながら強盗目掛けてマグナムをぶっはなすハリー・キャラハン刑事

24) ブリット (ピーター・イェーツ)
     井筒監督じゃないけど、渋いスティーブ・マックイーンがかっこ良過ぎ!

25) 椿三十郎 (黒澤明)
     十数人の登場人物のキャラが全部立っているという、驚異的な映画

26) ツィゴイネルワイゼン (鈴木清順)
     「この映画を観てしまったら、もう後戻りはできませんねぇぇぇ」

27) 東京流れ者 (鈴木清順)
     何丁もの銃という銃が宙を舞うラストの撃ち合い!

28) 2001年宇宙の旅 (スタンリー・キューブリック)
     難しく考える映画じゃなくて、観て楽しむ映画ですよー

29) 時計じかけのオレンジ (スタンリー・キューブリック)
     こんな未来はイヤだけど、だんだんこうなってる

30) ピアノレッスン
     ラストでドツボにはまること、海の底よりも深し

31) Love Letter (岩井俊二)
     ファンタジーだったら、このくらい上手にお客さんをだまして欲しいものです

32) ニュー・シネマ・パラダイス (ジュセッペ・トルナトーレ)
     これも奇跡的に、上手にお客さんをだます映画になっていた

33) ベニスに死す (ルキノ・ヴィスコンティ)
     苦しみさえも美しく見える

34) 気狂いピエロ (ジャン=リュック・ゴダール)
     ベラスケス、マリアンヌ・ルノアール、リヴィエラ、海の青

35) 冒険者たち (ロベール・アンリコ)
     ♪ ヒュ〜、ヒュヒュ〜、ヒュヒュヒューヒュー ♪(口笛)
   
36) 太陽がいっぱい (ルネ・クレマン)
     「太陽がいっぱいだ。最高の気分だ。」

37) ローマの休日 (ウィリアム・ワイラー)
     この映画を悪く言う人っているんでしょうか?

38) 惑星ソラリス (アンドレイ・タルコフスキー)
     無重量状態のシーンが美しい
    
39) ストーカー (アンドレイ・タルコフイスキー)
     ゾーンに慈雨が降る

40) 天空の城ラピュタ (宮崎駿)
     キャラクターもアクションも最高

41) ルパン三世カリオストロの城 (宮崎駿)
     キャラクターもアクションも最高

42) うる星やつら2 ビューティフルドリーマー (押井守)
     ひにちが変わっても毎日が文化祭の前日、っていいねえ

43) Wの悲劇 (澤井信一郎)
     「顔ぶたないで! 私、女優なんだから。」

44) 地獄の黙示録 (フランシス・フォード・コッポラ)
     ワルキューレのシーンを最初に観た時はものすごい衝撃だった

45) タクシー・ドライバー (マーティン・スコセッシ)
     いいねえ、むちゃくちゃなところが

46) リング (中田秀夫)
     やっぱり映画って映像の力だよなあ

47) 二十四の瞳 (木下恵介)
     ♪ う〜さ〜ぎ〜、お〜〜いし、か〜の〜や〜ま〜〜〜 ♪

48) 楢山節考 (木下恵介)
     舞台中継を観ているような平板な映像なのに、なんでこんなにいいんだろう?

49) ナビィの恋
     それ、踊れや踊れ!

50) 砂の器 (野村芳太郎)
     ラスト40分の展開が大げさで大好き!

51) 殺しのドレス (ブライアン・デ・パルマ)
     最初から最後まで、こんなに見せ場だらけでいいんでしょうか?

52) キャリー (ブライアン・デ・パルマ)
     7分間のスローモーションのシーンは、サスペンスとしてはヒッチコックを越えている

53) ファントム・オブ・パラダイス (ブライアン・デ・パルマ)
     「フェニーーックス!」

54) 裏窓 (アルフレッド・ヒッチコック)
     3本の完璧な映画が1本に凝縮されたような凄い映画

55) めまい (アルフレッド・ヒッチコック)
     ヒッチコックはブロンド・フェチ

56) サイコ (アルフレッド・ヒッチコック)
     途中入場と予備知識は厳禁! 未見の人に内容を話してはいけません。

57) ロボコップ (ポール・バーホーヴェン)
     バーホーヴェンって意地が悪くて大好き

58) ベン・ハー (ウィリアム・ワイラー)
     戦車レースのシーンは最高のアクションシーン

59) ポリス・ストーリー3
     ラストのアクションに次ぐアクションを観て、このまま永久に映画が終わらない錯覚に陥った。

60) 砂の女 (勅使河原宏)
     こういう不条理ものもいいねえ

61) 赤い靴 (マイケル・パウエル)
     バレエの素晴らしさ+華麗な映像表現

62) 直撃地獄拳 大逆転 (石井輝男)
     こうなりゃトコトンこの映画を推しまくり。これ以上に徹底してくだらない映画を募集中

63) ゴジラ (本多猪四郎)
     空襲の焼け跡から復興した東京が再び火の海に

64) 肉弾 (岡本喜八)
     1945年8月の日本の夏は、太陽がやけにまぶしかった

65) 愛のコリーダ (大島渚)
     あれって、気持ちいいのかな?

66) ワイルドバンチ (サム・ペキンパー)
     4人対200人の死の舞踏

67) 戦争のはらわた (サム・ペキンパー)
     「ワーッハッハ、ワーッハッハ、ワーッハッハッハッハ・・・オー、シット!」

68) 眼下の敵
     本当の戦争はこんなにきれいでかっこよくはないだろうけど

69) アラビアのロレンス (デヴィッド・リーン)
     ピーター・オトゥールの瞳は碧い

70) 生きる (黒澤明)
     ♪ い〜のち〜みじ〜かし〜、恋せよ〜おとめ〜 ♪

71) 馬 (山本嘉次郎)
     みんな心が広くて豊かだねえ

72) 未来世紀ブラジル (テリー・ギリアム)
     ラスト10分の展開に目がくらむ

73) バロン (テリー・ギリアム)
     つまらない現実より、楽しい夢を

74) バベットの晩餐会
     本物こそが感動を呼ぶ、グルメ映画の決定版

75) 海と毒薬 (熊井啓)
     うぇ〜ん、こわいよ〜。カラー化しようなんて誰も思わないでね。

76) 赤ひげ (黒澤明)
     人情が身にしみる

77) 用心棒 (黒澤明)
     タイトルバックの三船敏郎の背中を見るだけでわくわく

78) ある日どこかで (ヤノット・シュワルツ)
     この映画のキスシーン、最高。あと、ラフマニノフ。

79) 日本殉情伝/おかしなふたり/ものくるおしきひとびとの群れ (大林宣彦)
     観ているうちに気持ちがどんどん沈んでいく、驚異のマイナスパワー映画

80) ディーバ (ジャン=ジャック・ベネックス)
     歌あり、恋あり、スリルとサスペンスありの超ハイセンス映画

81) 去年マリエンバートで (アラン・レネ)
     中年男が口八丁手八丁で人妻をくどく

82) ピンクパンサー3 (ブレーク・エドワーズ)
     クルーゾー警部もドレフェス主任警部もケイトーも大暴れ

83) 007/ドクター・ノオ (テレンス・ヤング)
     出だしからかっこいいねえ。

84) 太陽を盗んだ男 (長谷川和彦)
     沢田研二と菅原文太のものすごい死闘はトムとジェリーを越えた?

85) ウェストサイド物語 (ロバート・ワイズ&ジェローム・ロビンズ)
     公開当時あのオープニングを観た人は、そりゃ驚いたでしょう

86) サウンド・オブ・ミュージック (ロバート・ワイズ)
     私のお気に入り

87) ファール・プレイ (アーサー・ヒラー)
     いやあ、笑った笑った。あと、ゴールディかわいい。

88) 天国から来たチャンピオン (ウォーレン・ベイテイ&バック・ヘンリー)
     『ファール・プレイ』と合わせて、史上最強の2本立てだった

89) 死霊のはらわた2 (サム・ライミ)
     実は『1』を観てないけど、いきなり『2』でもおもしろい

90) 道 (フェデリコ・フェリーニ)
     浜で「よよよ・・・」と泣くアンソニー・クイン

91) 恋する惑星 (ウォン・カーウァイ)
     うーん、かっこいいと言わざるをえない

92) トムとジェリー ピアノ・コンサート
     子供心にあまりの面白さに大感動。アカデミー短編アニメ賞受賞。

93) ピクニック at ハンギングロック (ピーター・ウィアー)
     美少女わんさかで妖しいですねえ

94) アマデウス (ミロシュ・フォアマン)
     モーツアルトっていい奴なのか?

95) 赤ちゃん泥棒 (ジョエル・コーエン)
     赤ちゃんってかわいいねえ

96) ファーゴ (ジョエル・コーエン)
     地面も空も真っ白けの冬景色だけでうっとり

97) デッドゾーン (デビッド・クローネンバーグ)
     クリストファー・ウォーケンさま〜

98) 雨に歌えば (スタンリー・ドーネン&ジーン・ケリー)
     面白いという言葉しか思い浮かばない

99) ペーパームーン (ピーター・ボグダノビッチ)
     最高の子役といえばやっぱりテイタム

100)羊たちの沈黙 (ジョナサン・デミ)
     暗闇でおびえるジョディの姿にドキドキ

101)氷の微笑 (ポール・バーホーヴェン)
     ヒッチコックが生きていたら、こういう映画を作っただろうな

102)イレイザーヘッド (デビッド・リンチ)
     「ピー、ピー、ピー」

103)泥の河 (小栗康平)
     「お米の中に手入れるとぬくいねん」


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