KOYO Paraside

育児日記1999/05


990502 ファミリーランド特集

宝塚ファミリーランドに行った。前回行ったのは1997年の10月だから、亮佑が幼稚園に行きだしてからは、初めてのファミリーランドだ。晃志がじゅうぶん歩けるようになっているので、バギーが要らないのが手軽で良い。晃志の好きなウルトラマンが4日にやってくるので、その日に行こうと思っていたが、天気予報では当日が雨というのがずっと変わらなかったため、急遽2日に切り替えた。2日はロボコンが来る予定だ。その日の朝、テレビでちょうど放映されていたロボコンを子供たちに見せて、「ロボコンがファミリーランドに来るよ」と教えてあげた。亮佑が阪急電車に乗りたがっていたので、電車で行くことにした。連休中ということもあって道路も駐車場も混雑が予想されたのでそのほうが良い。

電車に乗ると亮佑は、窓から外を見たくて仕方がない。座席は空いていなかったので座れないから立ったままだ。ドアの窓はかろうじて背がとどくのではじめはそこから外をみていたが、乗降のじゃまになる。さいわい、途中でドア横の車椅子固定場所があいたので移動した。そこの窓は亮佑にはほど良い高さでおあつらえ向きだった。しかし晃志は届かないので、空しか見えない。抱っこを要求されて、しばらくは抱っこしてたが重いので、パパが座り込んで、膝の上に立たせることにした。外を見ていると二人ともおとなしい。

宝塚につくと、構内にドラえもんワンダーランドのポスターがあった。臨時入場券売場が駅を出たところに開設されていた。大勢の人がファミリーランドに向かっている。電車でくると、こういうのが風情があっていい。花の道までくると、ママがこの道を通らないと意味がないといって歩く。露店がいくつか出ていたが、だんご3兄弟グッズが多いのに驚いた。でももうブームも下火かな。こどもたちは大好きだけど。地震でつぶれていた沿道の店舗は、駅前再開発が行われていて、超高層のビルが建設途中だった。電車が宝塚駅に近づいたときに見えた工事中の建物はこれだった。駅ビルからの延長のようにイメージされているのだろうか、同じくらいの高さだ。昔の低いビルのほうが、この場所には似つかわしいのになあと思う。

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入場券を買った。亮佑が4歳になっているので入場料がいるようになった。大人2枚こども1枚。3枚とも乗り物券付のを買うとなんと1万円を超えてしまう。高いなあ。中央ゲートから入場すると、階下にハミングステージを見下ろすことができる。ちょうどターボとターコのショータイムだった。しばらく観覧していると、大勢の人があとからどんどん入場してくる。次の電車がついたのだろう。あんまりゆっくりしてるわけに行かないので、人混みといっしょにエスカレータで降りていった。最初は動物園だ。ぞうさんといっしょに写真を撮る。それから立体動物園に向かうが、1階は電車博物館だ。亮佑はこちらのほうが興味深い。阪急電車がいろいろ展示してある。前とちがって積極的にいろいろさわってみるのが進歩かなあ。晃志も亮佑につられて座席に座ったり運転席にはいったりして楽しんだ。

立体動物園では、夜行性動物のところが二人とも怖がっておもしろい。テナガザルのところでは、飼育係のおじさんがサルをだっこして外に出てきていたので、サルに直接ふれることができた。長い手を首に回してきたときは、亮佑もママもちょっと驚いていた。下に降りるとカバだ。「あ、カバやねんさんや」と夫婦そろってNHK教育テレビの人形劇「あつまれじゃんけんぽん」のキャラクタの名前を呼ぶのがおかしい。しかし子供たちはそれで納得していた。

ひとしきり動物を観ると、昼食。中央ゲートから見えたハミングステージの前に並べてある長椅子がちょうど空いていた。ママのつくったおにぎりを食べる。亮佑は食事を終えるとひとりでその辺を探索しにうろうろしはじめた。両親を見失うかもしれないという心配はないみたいだ。以前はママ・パパの姿を見失うと泣いていたのだが、成長したものだ。晃志も食事を終えると亮佑を追っていく。晃志はもとから両親を見失おうとも平気なのだ。心配になったのは親のほうで、うしろからこっそり偵察してた。ゲームセンターのゲーム機をいじりまわしていた二人だが、亮佑がしたように晃志がまねをする。そのうち晃志は突然、ママのいるほうに一人で戻っていった。みてると、ちゃんとママのところにたどり着いている。亮佑はおかまいなしにゲーム機に夢中だ。晃志がまたゲーム機のところに戻ってきたので、亮佑にはゲーム機をあきらめさせて二人を連れて戻った。

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お昼すぎにロボコンのステージがあるはずだった。しかし予定の時間をすぎてもその気配がない。ママに時間をたしかめると確かにそうだという。ガイドブックをみるとステージの場所がちがっていた。もう少し奥に入ったところにあるホップポップステージだった。ロボコンはあきらめることにした。

亮佑はしきりにモノレールに乗りたいと訴えていた。しかし長蛇の列。いままではパパが休みの平日にきてたので、乗り物に乗るのに列に並ぶ必要がなかった。それほどお客が少なかったのだが、今回はちがう。すべての乗り物に順番待ちの行列ができている。モノレールは、あとで乗ることにしようといって、キリンの前をとおって奥の遊園地へと向かう。

最初に乗ったのが回転木馬。亮佑は過去2回、怖くて木馬に乗れなかったので、馬車に座っていた。今回はどうか。順番が来て中に入ると、なんと木馬に向かう。内側の小さい方だが、ちゃんと木馬にまたがった。晃志も木馬に乗った。上下運動をしながらゆっくりと回転する木馬に二人ともご満悦。亮佑は、ちょっと怖かったのかもしれない。回転木馬を降りた後、晃志は、しきりに抱っこをせがむ。眠たくなってきたのだ。ママが抱っこすると、とたんに寝てしまった。

観覧車。晃志が寝たので、観覧車に乗って休憩しようという魂胆。しかし、これもよく並んでいる。やっと順番がきて乗り込むとママが亮佑を脅しにかかる。途中で故障したらどうする?と亮佑に問いつめると、亮佑はそれまで平気だったのに急に怖くなって、おびえだした。確かにたかいところで下をみるとちょっと怖い。亮佑が怖がってパパのところにくるので、ゴンドラが傾いている。晃志はずっと寝ている。

ティーカップ。亮佑の好きな乗り物のひとつ。うちではコーヒーカップと呼んでいる。中心にあるハンドルでカップを回すのが好きなようだ。手をすべらせてハンドルに顔をぶつけて泣きそうになりながらも、楽しんでいた。台座の回転にカップ回転が加わると突然勢いよく回っているような感覚になるときがある。晃志はそのたびにビクッとしてた。

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いつも乗るロープウエイ乗り場に来たが、なんとロープウエイは休止していた。このときだけ休止なのか、それとももう復帰はしないのだろうか。備え付けの無料ガイドブックで確かめると、絵はあるが、乗り物のリストにはなくなっている。どうも廃止になったようだ。残念。

陸橋を歩いてわたった。ロボコンがくるはずのステージの場所でターボとターコが踊っていた。すでに始まっていたので、客席は満席。一番後ろから見ていたが、ターボが「みんなステージにおいでよ」と呼びかけると、亮佑がひとりでさっさとステージに上がっていった。大したものだ。パパは晃志を抱っこしながら、亮佑がよくみえるようにとステージ袖に近づいていった。まずいことにスピーカーの前だ。晃志は、音響が大きかったせいもあるだろう。やっと目が覚めたようだ。ステージが終わって亮佑はとても満足げだった。あと1時間まつと同じ場所でロボコンがくる。でももうどうでもよかった。

ハングライダー。亮佑はどういう乗り物か分かっていなかったのかもしれない。回転空中ブランコの亜種で、2人乗りのゴンドラは柱と接合されているのでフラフラしないが、水平に回転するのではなくて、斜めに回転する。そのため高いところから低いところに向かっているときは、ちょうど空を飛んで降りていくような気分になる。止まっているときは上機嫌だった亮佑は、回転しだして2回か3回くらい回ったところで、大泣きしながら、「こののりものいやや、もうぜったいのれへん。おりるーっ。」と大声を張り上げていた。実は、亮佑が声を出す直前に、晃志も怖くなって泣き出しそうになったが、パパがしかっと腕を回してやって「大丈夫」といってやると安心してた。亮佑のほうはママが横でケタケタ大笑いしているものだから、一人で叫び続けていた。

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大人形館。世界はひとつ。じゃなかった、なんだったけ。ファミリーランドの楽しみのひとつ。ファンタジーワールドだ。しかし何回きても本家本元の「小さな世界」と混同してしまう。音楽は、以前の「世界はひとつ」ほうがよかった。前回きたときは、晃志がジャングルのゴリラのところで、とても怖がった。今回はどうだろうか。やっぱり怖いみたいで、いきなりママにしがみついていた。


このあと、ドラえもんをみて、モノレールにのって帰ったのだが、詳細は後日また追加。

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育児日記1999/05 No.2


990508 バイキング料理と観覧車

バイキングのオリンピアで食事をした。4月末に、よしあきおじいちゃんが長年つとめた仕事を定年退職したので、慰労会をしようと言っていたら、おじいちゃんのほうから、孫たちをバイキングに連れていこう、ということになった。パパは急に仕事が入って1時間くらい遅れていった。亮佑がパパを見つけると、大きな声でパパーッと叫ぶ。「めっちゃおいしいのが、たっくさーんあるでぇ!」と言って大はしゃぎだった。日頃の食事がそんなにまずいのか?とも思ったがそうではなく、アイスクリームやケーキが食べ放題なのがうれしいのだ。ひとしきり食べたあとなので、パパを案内するといって、手をひいていろいろな食べ物のところに連れていってくれる。うれしかったのだろうなあ。亮佑が大はしゃぎのときは、晃志もいっしょになって大はしゃぎだ。

食事のあとは、大阪名物大観覧車。たしか天保山のと同じ大きさだったと思うが、ビルの上にあるぶん、ファイブのほうが、高いのだろうな。まだ乗ったことがなかったが、おじいちゃんがみんなをつれていってくれた。待ち時間30分。ファミリーランドとちがって、カップルばかり。家族連れはちょっと肩身が狭い。順番が来て、ゆっくりとしかし着実に回転しているゴンドラに乗り込むと、ママはファミリーランドと同じように亮佑を脅してみる。怖がる亮佑だが、今度は夜景だけあって、恐怖感は半減しているのかもしれない。パパは、大阪城や通天閣が見えるといって大はしゃぎしているので、亮佑もなれてきた。晃志はお構いなしにはしゃいでいた。ゴンドラ内には小さな音で音楽がなっていたが、外で吹く風の音もよく聞こえる。音楽がなっていなければ、風の音が結構恐怖感をつのるだろうなと思った。



990515 真っ赤なスポーツカー

パパのオデッセイが車検のために入院した。代わりに2日だけスポーツカータイプの真っ赤な車にのった(インテグラ3ドア)。パパが昔乗っていた車種と同じだ。座席の低い車を久々に運転すると、気持ちいい。つい飛ばしたくなる。サスも堅めで路面へしっかり張り付いている感じがいい。しかし、車内は狭い。後部座席にベビーシートを取り付けたが、これが一苦労だった。3ドアだけあって後部座席は特に狭い。運転席から手を伸ばすと助手席後部のベビーシートのロックを簡単にはずすことができる。オデッセイではこうはいかない。亮佑と晃志も結構たのしそうだった。しかしハッチの窓からの日差しは暑そうだった。そういえば、亮佑が1歳半のとき、4ドアのインテグラにのって八ヶ岳までドライブしたことがあるが、延々6時間くらい炎天下の中央道を走ったときは、暑そうでかわいそうだったなあ。でも今の亮佑はすっかり気に入って、あの赤い車買おうかとまで言い出した。オデッセイが退院してきたので、赤いインテグラとはお別れ。愛車のオデッセイに戻って、なんかぶよぶよしたクッションの座席と柔らかめのサスペンションに、自分自身の体力の衰えを投影してしまった。でも、この広い車内空間は、やっぱり気持ちいい。おちびさん二人が十分はっしゃぎ回れるものね。


990516 緑と青

ママはうかつだったと言っている。晃志に色の名前を教えるのを忘れていたのだ。晃志は教えなくても何でも勝手にやっているので、色の名前も知っているものと思いこんでいた。ところが1ヶ月くらいまえ、青・緑・黄・赤などの原色系さえ区別がついていないことが判明したのだ。ママはあわてた。押入の奥にしまい込んでしまっていたおもちゃ箱の中から、ブロックのパズルを出して、色の教育が始まった。これは? あか。これは? あうぉ。 これは? いいろ。などとやっている。ひととり言えるようになったかなあと、緑のブロックを持って、これは? と聞くと晃志は、にんまりしながら、いいろ! それを聞いてガクッツとなるそうだ。この話をパパが聞いて、晃志はママをからかっているのかもしれないと思った。

赤と青は分かっている。ウルトラマンの色だからだ。赤と青が区別できないと、ガイアとアグルの区別もできないから。でも、どうやら、青と緑の区別も怪しいのだ。晃志は野菜が嫌いだ。とくに葉っぱが嫌い。緑は葉っぱの色やんかあ、と教えたのがいけなかったのかもしれない。でも青と緑がわからないということは、視力障害かもしれない。でも、日本では青も緑も同じなんだよなあ。

そういえば、亮佑が2歳か3歳のとき、焼きそばに青のりかけるか? と持ってきた袋をみて、みどりやんか、と言われた覚えがある。そうや緑のりやなあ、と変に納得したものだ。

信号は、赤・黄・青、と表現することが多いが、実際には青は緑だ。いまどき本当に青い信号なんてみたことがない(昔むかしの古い信号機は確かに青だった)。晃志はそれで混乱しているのかもしれないとは、ママの談。



990520 バレエ

ちょっと前のことになるけど、書き忘れてたことがある。4月29日に亮佑の音楽教室のおともだち(女の子)のバレエの発表会を見に行った。家族みんなで出かけた。ママは晃志がじっとしてられるかどうか心配していたが、亮佑の発表会のときだって大きな声を出さずにちゃんと見ていたからパパは心配してなかった。発表会がはじまって、客席が真っ暗になるのには驚いた。音楽のときは、暗くはするけど真っ暗にはしないから。映画館でもそうだと思う。で、おともだちの演技が始まって、舞台の照明が客席に漏れてあかるくなって少し安心した。二人とも結構一生懸命見ている。子供のステージながら、結構楽しめる。幕が下りて次ぎの演技までに出ようと言っていたのだが、亮佑が楽しんでいるから、もう少し見ようか、ということになった。真っ暗になってすぐに移動できなかったというのもある。しかし亮佑はちゃんとステージを見ている。いくつかの演技が終わると、子供二人がだんだん退屈になってきた。席を離れてうろうろし始めたので、パパが怒って無理矢理ロビーまで連れ出した。すると、亮佑がもっと見たいと言って泣き出すのだ。ロビーでは、亮佑の音楽教室のおともだちが出てきていて写真を撮っていたところだった。泣きっ面の亮佑も呼ばれていっしょに撮ってもらった。写真を撮ったあとも亮佑はなかに入って続きを見たいと言ってだだをこねる。でも、晃志はもう限界だった。しかたないから、ママと二人で行かせて、晃志はパパとロビーで遊んでいた。しばらくして亮佑が戻ってきた。満足そうだった。

それから亮佑はバレエにのめり込んだ。ちょうどローザンヌのコンテストを録画したビデオがあったので見せてやったり、くるみ割人形の曲を聴かせてやったり、人形劇のくるみ割人形のビデオを見せたりしてた。亮佑は一生懸命に聴いたり見たりするからおもしろい。1週間くらい、我が家のバレエブームは続いた。

それからしばらくたって5月も半ば、ママのお仕事関係のお客さんが訪ねてきた。いつもお世話になっているヤマハの人なので、亮佑もなれている。バレエみせてあげようか、と言ってローザンヌのコンテストのビデオをかけたそうだ。

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990522 ウルトラマンアグル

兄弟二人ともすっかりガイアに夢中になってしまった。亮佑は幼稚園でもウルトラマンばかり歌っているそうだ。晃志があやふやな発音でふにゃふにゃ歌っているのをママは何の歌なのか分からなかったそうだが、亮佑がきて「ちがう! ぎりぎりまで!」といって歌詞を訂正する。それでやっとウルトラマンのオープニングソングだと分かったそうだ。晃志は、エンディングテーマも好きだという。番組が終わるとき歌がなっていると、「こうちゃん、こえ、すっき」という。

それにしても土曜日の夕方は大変なことになった。6時からウルトラマンガイアが始まるからだ。しかし番組が始まってもウルトラマンが登場するまでは、二人とも話しの筋などどうでもよい。むしろいっしょにみている親のほうが、話の筋をつかもうとして必死にみている。後半になってウルトラマンがでてきると、それはもう大騒ぎだ。以前はおとなしく座ってみていた亮佑も、晃志に触発されて、ふたりでテレビの前で暴れ回るのだ。

晃志があまりに夢中になっているので、ウルトラマンの着ぐるみ風パジャマ(?)を買ってあげることにした。でも晃志はXIG(シグ)の隊員のユニフォームがいいという。背中にはGUMと書いてあって、ウルトラマンに変身する隊員の制服だ。こちらが青系で、ウルトラマンが赤系。アグルが青なので、ガムの制服をアグルと間違えてしまったりする。ややこしい。

ついでに変身用のグッズと光線銃も買ってあげた。バンダイ製のがとても高いので最初は買わないつもりだった。そのかわり、ガイアの空気人形(パンチングなんとかというビニル製ので、なぐってもすぐ起きあがってくるやつ)を買ってあげた。ところが、いろいろみているとウルトラマンシリーズの売場とは別のところに、韓国製のバッタもんがバンダイ製の3分の1くらいであったので買ってあげることにした。機能も大きさも劣るが、2歳の子供にはかえってそのほうが都合がいい。

二人とも大喜びで、ウルトラマンガイアが始まると、さっそくパジャマを羽織ってグッズをもって大はしゃぎだ。ストーリーの展開はどうでもよい。晃志はとくに空気人形を殴る蹴る放り投げるの大格闘。五月人形が壊れそうでおそろしい。早く片づけないと。

この日のお話は、ウルトラマンアグルが登場するというのが売り。それを楽しみに待っていたのだが、どうも偽物のアグルで、アグルになりすました宇宙怪獣だった。しかし、アグルが出てきただけで二人は大満足だったのだ。それにしても、自分の子供時代を思い出しても、こんなにすごかったかなあというくらい二人とも大はしゃぎする。ウルトラマンはすごいなあ。

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990523 パパかいじゅう

晃志は怪獣ごっこが大好きで、「ぱぱ、かいじゅう、こうちゃん、ううとあまあ」と前置きすると、「えいっ」といって襲いかかる。光線銃を手にしているときは死ぬ演技をしないといけない。それも大げさに床に倒れ込むのが一番お気に入りだ。何回も銃口をつきつけられ、何回も死ぬ。一度晃志にむけて光線銃を発射した。なんと晃志は、すごく大げさな演技で床に倒れ込んだのだ! とっても最高!

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990527 パパは寝てる

パパが食中りと思われる症状で仕事を休んで一日中寝ていた。深夜から激しい腹痛と下痢におそわれ、朝まで寝られなかったので、フラフラだった。深夜から激しい雨だった。幼稚園は警報がでてたということでお休みになった。ママは月に一度の自分のレッスンの日。もともとおばあちゃんに子守を頼んでいたのだが、幼稚園が休みになったし、パパが仕事を休んだので、パパが子守をすることになった。しかし、ホントにくたくたで、ずっと寝ていた。ママは亮佑にパパは病気だから起こしたらダメよって話していったらしい。亮佑は言いつけをまもり、パパは子供たちの襲撃にもあわずに、結構ゆっくり寝ることができた。しかし1時間もするとパパのベッドに押しかけてきて、怪獣ごっこが始まるのだった。

もうすぐお昼ご飯という時間になると、さすがに寝ているわけにはいかないので、起きあがって焼き飯をつくった。二人とも結構食べた。パパはよく寝たのでもう大丈夫と思っていたが、食事をしたとたんに苦しくなってまた寝込んでしまった。子供の襲撃にもめげず、とにかく寝た。こういうときは寝るしかない。

3時頃だったろうか。亮佑がチューチュー食べたいと言い出した。チューチューとはチューブに入ったジュースを凍らせてある氷菓子だ。晃志もやってきて「はやくおきてちゅうちゅうたべようお」という。しかたなく起きあがって、二人にチューチューを与える。

それにしても、二人とも成長したものだ。ママが居ない4〜5時間の間、ちゃんと二人で遊んでいる。ママは帰宅したとたん部屋の散らかり具合に驚いたようだが、パパは結構寝かせてもらえたので満足だった。

普段から夜更かしして仕事しているのでパパは朝寝坊なのだが、亮佑を幼稚園までママが送っていっている間、パパは大抵ねている。そのとき晃志はよく「ぱぱ、はやくおきようよ」とやってくる。あるとき、子供たちより早起きしたパパが子供たちを起こしにきたら、晃志が「ぱぱ、なんでおきてんの?」といったそうだ。晃志にとってパパは寝てるもんらしい。

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990528 晃志の大阪弁

みんなが気づいていることなのだが、晃志の大阪弁のイントネーションが変なのだ。地の大阪人ではないようなイントネーション。言葉で書けないのが残念だ。亮佑なんか、教えてもいないのにコテコテの大阪弁になっている。晃志はそれをまねようとしているだろうか。

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990529 迷子

亮佑と晃志を買い物に連れていくと、亮佑が勝手に買い物かごのなかに商品をいれることがおおくなった。晃志もまねをする。それをもとあった棚に戻させるのが結構つかれる。

亮佑がテレビCMでみたお菓子をみつけて「あ、これテレビでやってたやつや」と大声でいいながら商品をもってきた。ママが咎めるとら「ママがほしいっていったやん」「そんなんいってへん」。周囲にいた客の失笑を買ったそうだ。亮佑はだんだん知能犯になっていく。

二人ともスーパーでうろうろして商品を見て回るのが好きなのだ。今日はパパも捜し物をしてたので、二人にかまわずにうろうろしていた。亮佑と晃志はお目当ての商品が違うのかおなじところにはいかない。亮佑がうろうろして両親を見失うと「パパ、ママ、どこ?」と大声で泣き叫んで探し回る。晃志は自分からは探し回ることはない。探しに来るものだと信じているのだろうか。亮佑に晃志をつれておいで、といっても亮佑の手に負えないらしく「こうじ、うごきよれへん」と一人で戻ってくる。手を引っ張ったり、服を引っ張ったりしても動じないのが晃志だ。

そんな晃志だったはずだが、今日の買い物の後半では、とうとう迷子になった。おもちゃ・文具売場にいたので、その辺にいるとおもってて、さあ帰ろうと晃志を捜すとどこにも見あたらないのだ。さんざん探し回っていると晃志の泣き声が聞こえてきた。さすがに両親がなかなか探しにこないのにさびしくなったのだろうか。


990531 謝らない晃志

何か悪いことやらかしたとき、晃志はなかなか謝らない。意地になって黙りを決め込むのだ。だから余計に怒られる。ここが亮佑と違う。亮佑はすぐに「ごめん」というようになった。何をすれば叱られるのかが分かってきたからだろう。それに対して晃志は、分かっているはずなのに、ごめんの一言がでない。まだ2才なので無理もないだろうが、両親が必ず許してくれることを知っていて、そうしているようにも思えるだ。だから余計に腹が立つ。そう、晃志を叱るときは、その行為そのものより、晃志の態度に腹が立って感情的になることが多い。たとえば、食べ物をこぼしたとき。不注意でこぼしたときはまず叱られることはない。しかしわざと食べ物を落とすことがある。そんなときは、こっぴどく怒鳴られる。パパの期限が悪いときは、ビンタが飛ぶ。食べ物を粗末にするな!と怒鳴られる。でも「ごめんなさい」は言わないので、イスから引きずり出されて別の部屋につれて行かれて、閉じこめられる。こうなると大泣きして、かわいそうになってくる。泣きすぎて吐くこともある。ママが見かねて「ごめんって言えばいいのよ」と助言するとようやく「ごめんなあい。もおしあせん。」と泣きながらいう。何が悪いことか自覚するまで叱るようにしているが、ちょっと羽目がはずれるときもある。まあ、いずれにせよ、怒ったあとは必ずだっこして慰めてやる。その後何事もなかったかのように笑って遊ばせてやる。そうすることで、何が悪かったのかだんだん分かるようになるだろう。

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