KOYO Paraside

育児日記1999/04


990402 五体不満足

東京への出張の帰り、『五体不満足』を読んだ。恥ずかしながら、涙が出てきて止まらなかった。本人のあっけらかんとした性格も大したものだが、私が感動したのは、あの子を育てた両親だ。本人が随所に記しているように、あの両親が居なくてはこの子はこういう風には育たなかっただろう。つまりあの本は、子供にどのように接して居くべきかを、子供の目を通して書かれた本といってもよい。私は、そのように読んだ。だから涙が止まらなかったのだ。



990403 あゆみおねえさん

言わずと知れた「だんご3兄弟」の茂森あゆみおねえさんのこと。NHKテレビの深夜の歌番組におにいさんと一緒に出てた。あいにく帰宅途中の車のなかだったので音声しか受信できなかったが、おねえさんはちょっと興奮してて、まいあがってた感じ。でも口をついて出てくる言葉は、おかあさんといっしょのステージ風。おねえさん、このまま、ずっと歌のおねえさんのままでいたほうがいいと思うけどなあ。


990405 おかあさんといっしょ

おかあさんといっしょのお兄さんとお姉さんが新しくなった。けんたろうお兄さんとあゆみお姉さんとちかちゃんとひろみちおにいさんの四人組が結構気に入ってただけに、ちょっとさびしい。まあ公開ステージの内容をみてたら少々マンネリ化といわれても仕方ないか。ブレーメンの音楽隊のころが絶好頂だったかもしれない。ちかちゃんは異様に痩せてきたし、もう少しポッチャリしてたほうが良かったのにとか、けんたろう兄さんは、最近疲れが抜けないみたいなんて思ってたから、ちょうど潮時だったのかも。新しいお兄さんとお姉さんの活躍に期待しよう。

to TOP to TOP


990405 ストレッチマン

3月までは「ぐるぐるパックン」の1コーナーにすぎなかったストレッチマンが、独立してタイトルを持つ番組になった。出世したみたい。いきなりストレッチマンで始まるのだ! 前に書いた内容は大変大雑把だったが、ストレッチマンは、要はストレッチ体操の手ほどきをしてくれる体操のお兄さんというところか。しかし、その格好はお世辞にもカッコイイてなもんじゃない。ストレッチ体操をしていると、悪人が小学生等をいじめている現場を映すモニターが浮遊してきて助けを求められる。ストレッチマンは現場に急行し、ストレッチパワーで悪人をやっつける。というお話。どうやって15分も持たせるのだろうか、と思ってみてたら、ストレッチマン以外のお話が10分くらいある。結局、時間的には変わらない。でも、タイトルは「ストレッチマン」になった。

to TOP to TOP


990406 チンチン電車

今日の朝日新聞夕刊に「復権?お荷物?チンチン電車」という写真入りの記事があった。晃志がその写真をみて、「こえっあにい?」と聞くので、「チンチン電車」と言っていたら亮佑が寄ってきた。「チンチン電車ってなにい?」と聞くので、「鐘をチンチンって鳴らしながら走る電車のことや。自動車と一緒に道路を走るねんでえ。」とできるだけわかりやすく教えると「線路あるの?」「あるよ」「チンチン電車って、ロメン電車みたいやなあ」「そうやん、路面電車や、なんでしってんねん?」傍らで聞いてた妻は大笑いして、「『ミフィーちゃんて、うさぎみたいやなあ』のときといっしょね」


to TOP to TOP


990406 おんがくなかよし

晃志はこの4月から池田の楽器店の音楽教室「おんがくなかよし」に通うことになった。亮佑と同じ教室ではないのは、幼稚園のお迎えにいかなければならないから。でも晃志はとてもうれしくて、初日は、かばん(リュック)を持って、朝から大喜びだったそうだ。前日、ごあいさつの練習をした。ママが「まつおこうじくん」と呼ぶ。「あい」と右手をあげてお返事する。声がちいさいので「もっと大きく」というと、ちょっとだけ大きな声でお返事する。がらにもなくはずかしがっている(本当は超人見知りする恥ずかしがり屋さんです)。「いくつですか」ときくと、親指と人差し指を立てて「にあい」という。人差し指と中指が立てられないからだ。「おなまえは?」ときくと「あっちょ、こおじ、えす」という。亮佑がおもしろがって「あっちょこうじです」とからうが、本人は「まつおこうじ」と言っているつもりだ。当日、ちゃんとお返事できたそうで、晃志も満足。でもちょっと声がちいさかったみたい。パパが帰宅すると、「あいた、あいた」と両手を合わせて手のひらをひらきながら、チューリップの歌のをご披露してくれた。

to TOP to TOP




990410 ウルトラマンガイア

ジェラシック・パーク事件以来、晃志がすっかり怪獣づいてしまった。本当は恐竜だが、晃志には区別がない。ロストワールドを録画したビデオを見せると、とても怖がる。兄弟そろって逃げ回る。本当は怖くないよ、といって、亮佑と晃志を膝に抱えながら、一度最後まで見せてやった。一応、最後までみて、恐竜はやっつけられることを理解はしたが、やっぱり怖いらしい。「ロストワールド見せるぞ」は未だに脅し文句として通用する。しかし、ウルトラマンは別だった。ストレッチマンに通じるものがあるのだろうか。怪獣をウルトラマンがやっつける場面になると、晃志はテレビのまえに立ちはだかって、テレビに向かってパンチやキックを繰り返す。亮佑が「みえない!」と言って怒るが、お構いなしだ。亮佑は、じっとすわって集中してみているが、晃志はいてもたってもいられないのだ。再三ママに抱きかかえられて後ろに連れ戻されるが、すぐに立ち上がってテレビに向かう。しまいにはテレビに抱きついて、押し倒そうとさえする。亮佑は2歳のとき、ウルトラマンなどにはほとんど興味を示さなかった。この違いはなんだろう。亮佑が2歳のときは、晃志が乳児だったので、過激なテレビ番組などをわざと避けてきたからかもしれない。そういう意味では、亮佑はちょっと男の子系の遊びを存分にさせていないのかなあ。

to TOP to TOP


990416 自転車

亮佑が自転車に乗る練習をした。この日は、ママがお仕事で、パパが留守番だった。晃志は三輪車にのせて、亮佑は補助輪つきの自転車の練習。年末に買ったのだが、なかなか時間がとれなくてほとんど練習していなかった。自転車のろうか? と誘うと、喜んでついてきた。しかし、このへんは坂道が多くて、平坦な道がない。ブレーキ操作が完璧ではないので、自転車と三輪車をささえながら、坂道を下る。とてもしんどい。晃志はハンドルさばきができないので、いちいち方向を修正しなけば、溝に落ちそうになる。車もくるし、大変だ。というわけで、自宅マンションの駐車場で練習することにした。この時点でパパは結構つかれた。でも亮佑は、ご機嫌で、自転車を阪急電車に見立てて、「つぎはいけだあ、いけだでございます」などと言いながら乗り続けている。晃志は、三輪車にすぐ飽きて、そのへんをうろうろして遊んでいる。晃志は、三輪車がこげないのだ。両足を地面につけて、地面を蹴って前進する。それしかできない。めんどくさくなると、座面から腰をあげて、そのまま歩く。晃志に三輪車のこぎかたをおしえようとしても、いやがる。つかれた。

to TOP to TOP


990419 最近の晃志のことば

晃志がいろいろおしゃべりするようになってきた。おもしろい発音は、いまのうちに記録していないと忘れてしまう。とりあえず思いつくものだけ。でも晃志の発音はなかなか聞き取りにくい。ママによると舌足らずという。僕にはフランス語に聞こえるときがある。何回聞き返しても理解できないことがある。晃志には悪いが、そういうときは3回くらいききかえしたあと、「わからんわ」といってあきらめる。晃志はちゃんと伝えているつもりになっている。ちょっとかわいそうかなあ。

うぇがあわうおう 「めがまわるよお」こう言いながらその場で両手を広げてくるくる回って楽しんでいる。ときとして壁などに頭をぶつけてこけるまで回っている。
あっかんうぇーだ たとえば、パパが帰宅して食事をしているとき、そばにきて、これちょうだいといっても、パパがくれなかったりすると、「あかんべえだあ」という。どちらかというと「いーっだ」の意味に近い。
はんばあーぐ ハンバーグのこと。この単語はハッキリ聞き取ることができる。大好物だからだろうか。とくにちえこおばあちゃんのつくってくれたのがいいみたい。
めえちゃん あめちゃん。聞こえようによっては、ねえちゃんとも聞こえる。
あいっとおう ありがとう。なにか親切にしてあげると必ずありがとうと言ってくれる。とくに食べ物のおすそ分けのときは、しっかりお礼をいうようになった。
ちょっおう、あちゅいよお 「ちょっと熱いよう」の意。お茶やミルク、スープなど温かい飲み物を飲むときに必ず発することば。眉を寄せて目を細めながら言う。本人は真剣なのかもしれないが、ほとんどの場合、ぬるい。

to TOP to TOP