2003.12.04（金）　シャープとフラット

12月１日から地上波デジタル放送がはじまった。これといってめぼしいコンテンツもなく、いまのところのメリットは画質がきれいになるくらい。ＶＨＳ対βで明らかのように一般ユーザーは画質よりコストパフォーマンスを望むものだ。インターネットのブロードバンド化の進行によってデジタル映像コンテンツの配信はインターネットでも十分な状況にある。デジタルコンテンツのメリットを生かした地上波放送とは何か、それが明確でない限り当面アナログ放送から乗り換える人は少ないだろう。

さて、我が家のテレビは89年製。そろそろ寿命かなと感じることがある。

ママ「大型テレビが欲しいなあ。」
パパ「プラズマテレビや液晶テレビはまだ高すぎる。プロジェクタのほうが大画面になるし映画見るならそのほうがいいかもしれない。」
ママ「プロジェクタって、小学校の学習発表会でスライドを大写ししてたヤツ？」
パパ「そうそう、品質がよくなって安くなってきた。」
ママ「プラズマとか液晶とか、最近のテレビはようわからへん。」

パパとママの会話を傍らで聞いていた亮佑が突然口をはさんできた。

「テレビのシャープとかフラットとかいうのもようわからへん。」

ママ「？」

最近、亮佑がとつぜんエレクトーンに魅せられて、ヘッドフォンをつけて密かに練習をはじめた。

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