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2003.07.20(日) 地下鉄一日乗車券

子供たちが小学校でもらってきた「おおさかキッズパスポート」には、大阪府内のさまざまな施設に行ってスタップを集めると3Dシールがもらえるというものだ。こういうものを活用して夏休みを楽しむことにした。

今日は大阪市立科学館と住まいのミュージアムに行く予定で家を出た。昨夜、Webページで調べると一日乗車券をつかうと各施設利用に割引があることがわかった。科学館でプラネタリウムと映画をみたら元がとれそうなので、梅田について売店で問い合わせると子供用はおいていないので定期券売り場に行けということ。

なんやそれ、と思いながらいわれたままに定期券売り場にいくと、なんとポケモン柄の一日乗車券があった。そのほうがいいということで大人も子供もポケモンの一日乗車券にすると、なんとなんと、大阪市交通局のイベントでポケモンスタンプラリーというのをやっていたのだ。

とりあえず、最初の目的地の科学館に向かいながら渡されたパンフに目を通していると、どうもポケモンスタンプラリーのほうが面白そうだった。地下鉄主要8駅と市内の4施設をめぐってスタンプを集め、それぞれのポイントに貼ってあるポスターのヒントをもとにクイズに答えるというものだった。12スタンプ全てを集めきるものとおもったので、一日で回るのはかなりしんどそうだった。

とりあえず科学館へのルートでもあるので、西梅田から肥後橋にむかって、肥後橋の駅長室前でまず一つ目のスタンプをゲット。そこで子供たちに相談すると、ポケモンスタンプラリーのほうがいいということになったので、科学館はやめて、次の目的地として九条駅と大阪ドームをセット。大阪地下鉄めぐりがはじまった。


本町で四ツ橋線から中央線に乗り換え
「この乗り換えが遠いのよ、同じ駅なのに」(ママ)

もともとパパはまち歩きが好きなので、この手のスタンプラリーはおもしろい。亮佑を隊長にするから道順をきめろというと、一生懸命にルートを考え出した。しかし、亮佑は九条につく前からどうも具合がおかしくなってきたようだ。

実は、スタンプラリーをしながらわかったのだが、レベルアップスタンプというのを3種類あつめるとゴール駅にいって景品をもらえるという単純なものだった。12スタンプ集めきるものとばかり思っていたので、とんだ遠回りをしたように思う。

九条駅ではすでにレベルアップスタンプの2つめをゲット。なんか簡単そうと思えてきた。
ところが大阪ドームがどこにあるかわからない。九条商店街を抜けるとドームが見えるものとおもっていたのに、何もドームの気配を感じない。おかげでちょっと遠回りをしてしまった。

ドームでは近鉄戦の小学生無料招待デーの観客でにぎわっていた。阪神の野球帽をかぶった子供たちは、ちょっと場違いの感じ。ここでたこ焼きをたべて小腹を満たして、つぎは天下茶屋とフェスティバルゲート。ドーム前千代橋から鶴見緑地線で長堀橋のりかえ、天下茶屋まで行って、動物園前までもどる。

フェスティバルゲートは採算が悪く閉鎖されるかもしれないということで、なんとしてもジェットコースターだけは乗っておきたかったが、子供たちが二人とも嫌がった。フェスティバルゲート不振の原因は、お手軽飲食店の不足と、買回的雑貨店・専門店など若者受けする店舗の欠如、それに無料で休憩できるオープンスペースが少ないということだろう。単なるベンチではなく、オープンカフェ風な休憩所をたくさんつくること。もっと安価で手軽に楽しめる遊具をおくこと。ティーカップは定番だと思うがそれがない。とにかく各遊具の利用料が高すぎる。家族4人で利用すると1遊具に2000円もかかる!!! いずれにしても日曜日にも関わらず利用客が少なすぎるのには驚いた。

晃志がしきりに家にかえろうといいだした。疲れてきたのだ。スタンプラリーはたしかに面白くないだろう。ママがいうには地下鉄乗ってるだけやもんなあ。パパはそれが楽しいのだが。

今度は、堺筋線を北上して、扇町のキッズプラザ。なかに入るとポケモンセンターに行く時間がなくなるので、ポケモンスタンプだけもらって、中崎町をめざす。天六で谷町線に乗り換えて、中崎町を下車して地上に出たとたん、はじめて理解できたポケモンセンターの位置。なんと梅田センタービルではないか。

梅田センタービルに行くのに中崎町からいくヤツがいるのか?

この案内図はおかしい。というか、我々がポケモンセンターを知らないこと自体がおかしいのかもしれない。

ポケモンセンターは、昔「リトルカーニバル」というレストランがあった場所。江坂の「カーニバルプラザ」の縮小版で、ミュージカル風の余興が売り物で、繁盛していた。それも今は昔。バブル崩壊とともに消えうせたのだろう。

ポケモンプラザは長蛇の列で、列を整理している係員にママが「何かイベントやってるんですか?」と尋ねたほどだ。「何もしていませんが、日曜日はこのくらい混雑しています」との返答に、よっぽどおもしろいものが置いてあるのだろうという期待が膨らんだ。

入り口までの列の途中に、スタンプラリーのスタンプが置いてあった。てっきり店内にあるものと思っていた。スタンプを押すには列から外れないといけない。こういう置き方は間違っている。スタンプにしか用のない人には分かりにくい。そこにはクイズのヒントのポスターがあったが、クイズの答えはここのだけで分かるしかけだった。

ようやく店内に入ると、要はポケモングッズの販売店。しかも定価販売。ひととおり店内をみて回ったが、そんなに珍しいものではないように思えた。ここでしか買えないものがあるのだろうか? 晃志はポケモンカードを欲しがったが、レジに並ぶ長蛇の列をみて、他で買ってあげるからといって、早々に退散した。

最後は梅田駅でラリーの成果を提示して、クイズの答えを書いた応募カードを渡すと、地下鉄車両をかたどった空気枕をもらった。久々の大阪地下鉄にパパは面白かったが、子供たちはどうだったろう。楽しんだのはパパだけだったかもしれない。

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