不定期に更新する子育て記録です。最新は一番下。過去の日記はこちら

2001.02.01(金) 晃志の誕生日

ケーキを買ってきて晃志の誕生日を祝った。
ちょっと遅い夕食を始めようとすると、晃志が言った。
「たんじょうびやのに、だれても、おめでとうっていってくれへんの」

あわててみんなで
「こうちゃん、たんじょうび、おめでとう」
「こうちゃん、5さい、おめでとう」
と言った。ニコニコして食事をはじめる晃志。

ママの話では晃志は幼稚園でも5歳になったことを自慢したそうだ。
「○○くん、なんさい?」「5さい」「こうちゃんも、きょうから5さい!」

食後にケーキにロウソクをたて、ハッピーバースデイを歌う。しかし晃志も亮佑もお腹一杯であまり食べられない。パパ手伝って、と言われて晃志のも亮佑のもほとんどパパが食べてしまった。これだから痩せられない。

誕生日のプレゼントは、ウルトラマンコスモスの玩具。変身前の隊員が装着するヘッドセットと腕時計。それぞれボタンを押すと電子音の声がランダムになる。ただそれだけのものだが、晃志はとてもうれしそうだった。

亮佑からは、自作のバースデイカード。パパのときも自作してくれたが、そのときより腕が上がっている。亮佑は今日の午後、これをつくっていたので宿題ができなかった。おかげでママにこっぴどく叱られたそうだが、ママもあとで分かって後悔している。

お風呂で晃志が5歳になったことを喜んでいたら、パパが「こうちゃん、5さいになったら何がかわったん?」ときくと「うーん」としばしの沈黙。亮佑が「こうちゃん4才になったときは、新聞とってきたら、さすが4才!っていわれてた」という。そういえば、去年はそうやって4才になったことを自覚させてよろこばせたっけ。亮佑の記憶力は相変わらずだ。

「こうちゃん、5さいになったから、おりょうりする」
「なに作ってくれんの」
「ヤキメシ」
「むずかしそやなあ、できるか?」
「こうちゃん、できるよ」。

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2001.02.09(土) エレベータで鉢合わせ

晃志と亮佑は体操教室。晃志のクラスのほうが先に始まって、晃志が終わると亮佑のクラスという段取り。エレベータ入口までママが付いて行ったが、ママは他に用事があったので、あとを亮佑に任せた。「こうちゃんをちゃんと連れて行ってね」と言って別かれたあと、ちょっと寄り道してCDなんかを物色したらしい。そろそろ行くか、と思ってかなりの時間が過ぎてからエレベータに乗っていたら、なんと途中階から亮佑と晃志が乗ってきた。

おもちゃ売り場の階だった。亮佑の驚いた顔といったらなかったらしい。ママは、キッとなって亮佑を問いただした。亮佑が、おもちゃを見ていこうと晃志を誘って、二人でおもちゃ売り場をうろうろしてたらしい。おかげで晃志は遅刻。

パパが帰宅してから食事中にママが亮佑の目の前で、パパも叱って、と言わんばかりの口調で話をしてくれた。バツの悪い亮佑。苦手のウナギ丼を食べている最中だったが、なかなか食べ終えることができない。苦手の食べ物を無理して食べているとき、亮佑はついつい行儀悪くなってしまう。すかさずパパに叱られる。ついてないなあ、亮佑。

 この話、つづきはまたあした。

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2001.02.11(月) 晃志の保育参観

晃志の幼稚園の参観日。ママが寝坊した。我が家はママが起きてくれないと誰も起きない。いつもなら「パパ、おきてー!」と台所から大声で呼び起こされるのに、今日は「ママ、寝過ごしちゃったぁ!」とパパの傍らでニコニコしてた。パパは飛び起きた。大声で起こされるより抜群の効果がある。時計を見た。まだ8時。間に合う。

(いつまで寝てんねん、と思うでしょうが、弁解しておくと深夜に帰宅してから家でも仕事するパパの就寝時間はだいたいいつも2時すぎなのだ)

亮佑と晃志を起こして、すぐに朝食の用意。といっても、コーヒーと紅茶を入れて、バナナを切って、パンを焼いてジャムを塗っただけ。その間、ママはお顔づくり。子供たちをせかせて、身支度させると、洗面所を最後に使うのがパパ。すでに8時半だった。急いで家を出たのが40分くらい。50分頃には幼稚園に着いた。駐車場がないだろうから歩いていくぞ、と前日言っていたのに、寝坊したんじゃ車で行かざるを得ない。どうせ停める場所空いてないだろうなと思っていたら、4〜5台余裕で空いていた。あれ?

園庭に入ると会う先生みんなが亮佑の顔をみて懐かしそうに挨拶する。しかも揃って「歯、抜けたんやあ」と言ってくれる。ほのぼのとした幼稚園は、亮佑にはとても居心地が良い。

晃志のクラスに入ると、なんと晃志の到着順は2番! あれ? おともだち一人いるだけ。なあ、9時始まりって間違いちゃうの? とママに聞いたが、ママも自信がない。でも他のクラスの子は親子ともどもちゃんと来てる。

どうやら晃志のクラスだけ特別集まりが悪いみたい。先生ものんびりしたもんで、みんなが揃うまであさのあいさつするのを待っている。亮佑は晃志と一緒に双六をしていたが、それが終わるとジグソーパズルを一緒にやりだした。パパは、あわてて出てきたので、なんだか急に疲れが出てきた。保育参観、はやく始まってくれ。

今日の親子でモノづくりは、オリジナルすごろくだった。子供に好きなように作らせるというもの。晃志は何? ってきくとウルトラマンすごろく。晃志は昨日、なぜだか急に塗り絵に燃えだして、のめり込んでいた。その成果は今日すぐに発揮できた。闇の世界からひかりのくにへの脱出双六をテーマに、闇の怪獣、ウルトラマン、飛行機、ひかりのくにを画用紙に書かせたあと、パパが双六風に仕上げていく。もっともここでパパが手を加えて、おどろおどろした双六にしたものだから、ママはご不満。周囲を見渡すと、かわいいチューリップの絵やお花の絵なんかがいっぱいの双六だらけ。みんなお母さんがお絵かき手伝って、お父さんはサイコロづくり。ウチは逆だったのでママはご不満だったのだ。亮佑はコマづくりに専念した。

ところがこの双六を晃志はめちゃくちゃ気に入ってしまった。保育参観のあとの講演会が終わってママが晃志を迎えにいくと、手提げ袋を大切そうに小脇に抱え、「これなんやと思う?」とママに尋ねる。双六にきまってるやン、とママは思いつつも、「何かなあ?」と応じると、「ウルトラマン双六!」とうれしそうに答える晃志。家に帰ってからも、すごろくしよう! と言ってみんなを誘うのだ。

亮佑とパパはその間お買い物。スーパーまでの道のりに昨日のことを聞いた。
「なんでおもちゃ売り場いったん?」
「ベイブレード探しに」
「あったん?」
「あった」
「あったら買うといたらよかったのに」
「お金ないねん」
お年玉のうち、2千円をこずかいとして残して、あとは貯金した。その2千円が底をついた。だから何かお手伝いしたらおこづかいあげるということにして、コツコツ稼がせている。お金ないねん、と言ってもその場でおねだりするわけでもなかった。

スーパーにつくと「おもちゃ、みていい?」と言うが速いか、亮佑はおもちゃ売り場に直行し、ベイブレードが入荷しているのを発見した。「いっぱいあるー!」と喜ぶ亮佑。亮佑の欲しいベイがあるそうなので、晃志の欲しいのもあるか? と確認して一人に一つずつ買ってあげた。「買ったるから、これで最後にしときや。もう勝手におもちゃ売り場に行って遊んだらアカンで。しかも晃志をつれていかなアカンときやったのに。」と昨日のことを持ち出して諭すと、「わかった。これで最後にする。」と言っていた。が、しかしパパの体験上、新しいベイが出たらまたすぐに欲しくなるのをパパは知っている。

さて帰宅後、亮佑の机の移動。居間に置いていたのを、おもちゃ部屋に移して、そこを亮佑の勉強部屋兼おもちゃ部屋にするという計画。そのかわりおもちゃ部屋においてあったパソコンラックが居間に進出する。学習机を居間に置いていたのは、家事をしながらでも亮佑の勉強みてあげることができるからという配慮。しかし亮佑が勉強している間、晃志はテレビをみることができない。だから亮佑がひとりでできる勉強は部屋にこもらせて、見てあげないといけないときはダイニングで一緒に勉強するというやりかたに変えようという試み。

ところで、子供たちが寝たあと、ママはベイブレード買いすぎといって不機嫌。でもベイブレードも遊戯王も、今の子供たちには必須アイテム。これらがないと友達と遊べない。遊戯王はルールが複雑だし、ベイの改造は結構知恵と手先の器用さが必要。まあ許せる範囲の遊び道具だと思っている。買うときもこれで最後やで、といい聞かせたし、勝手におもちゃ売り場にいったらアカンで、とも言ったからと弁解したが、ママは納得したかな?

勝手におもちゃ売り場に行った話になったら、ママは急に笑い出した。実は昨日エレベータで鉢合わせたとき、ママはおかしくて吹き出しそうになったが、ここで笑ってしまっては、しめしがつかないと思って、笑いをこらえて叱りつけたそうだ。それなら、そうと昨日の夕食のときに言えば、笑い話になったのに。

でもおもちゃ売り場をひとりでウロウロする癖がつくといけないので、この話、夫婦でまあまあの対応だったかな。

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2001.02.17(日) 亮佑のなわとび特訓

今日、ママは知合いの出版記念パーティに出かけて朝から留守。亮佑に宿題させておいてね、と言って出かけていった。ところが亮佑、連絡帳をもって帰るの忘れたとかで、もらったプリント以外の宿題がわからないという。まあ、しかたないか。それより、なわとびの練習をすることにした。

亮佑の縄跳びは、まったくみてあげたことがない。体操教室に通いはじめて、縄跳びがまったくできないことにママが気付いた。体操教室の先生は、おとうさんといっしょに練習してこい、と言ったそうだが、一週間後にまったく進歩が見られないと、おとうさんもさぼってるなあ、と言われたそうだ。

お父さんがサボっているじゃなくて、みてあげる時間がないから体操教室に通ってるんだけど、小学1年生でできる縄跳びの水準に達していないことが問題だった。

ちょっと遅いお昼ごはんのころに晃志が頭が痛いと言い出す。熱っぽくてしんどそうだったので床を敷いて寝かせてあげた。そこで遊び相手がなくなった亮佑に、縄跳びを仕込むことにした。ほんとうは今日は休日残業の予定だったけど、しかたない。しかも外は雨、あとでママに叱られると思いつつも、リビングで縄跳びさせた。

亮佑の飛び方をみていると、前に落とした縄を跨ごうとして走っている。だから少しずつ前進する。両足でジャンプするんや、というと、縄を前に出そうとして両手をおおきく振り回し、縄が頭の上くらいのところで腰をかがめてジャンプしてしまっている。これでは縄が手前に落ちてきたときは既に着地しているし、連続して回らないし、態勢が崩れるのでジャンプもできなくなってしまう。亮佑は跳び越えるのに必死で、一回飛び越えた直後に縄の回転が止まってしまう。つまり縄を回そうとしないのだ。

理屈で教えてもわかるわけないと思いながら、縄跳びの極意を教える。縄を後方から振り上げて前に持ってきたら、地面を這うように後方にひっぱり、少しだけ体を浮かせて体の下を潜らせて、背後に回したら、再び後方に大きく振り上げ前に落としてくる。その連続だ。言葉にして分かるくらいなら練習はいらないが、理屈が分からないと何回練習しても同じだろう。

とにかく、あの手この手で縄を回す感触をつかませようと試みた。だんだん声が大きくなり、怒号となる。亮佑は大声のたんびに泣き出す始末。しかし今日以外にみてあげる時間がない。スポ根アニメの鬼コーチのように、へたばる亮佑に練習を強いた。星一徹顔負け。あまりに声が大きくなったので、晃志の目が覚めた。そのときだった。不細工な態勢ながら10回連続で跳べたのだ!!!その後も4〜5回は跳べる。

「やったー! りょうすけ、やったあ、できるやんか。すごいすごい。えらいぞ。」と亮佑を抱きかかえた。

そして寝床にいた晃志のところにいくと、少し元気になったというので、解熱剤代わりのアルカリイオン飲料水を飲ませ、一息つかせたあと、「りょうちゃんすごいで、みたってみい」といって一緒に見学した。ところが、さっきの10回はまぐれだったのだろうか。3〜4回しかできない。でもコツをつかんだので、ひと休み。

小一時間くらい、亮佑と晃志はハリケンジャーをみたり、ベイブレーダーをしたりして遊んでいた。そろそろ夕食の用意をしないといけないと思った5時頃。再び、特訓開始。

さきほど掴んだコツをすっかり忘れた亮佑。無理もない、さっきまでまったく跳ぶことができなかったのだから。炊事しながら、星一徹になるパパ。

お好み焼きと焼そばが今夜のメニュー。最近パパの料理はこればっかり。さすがに飽きてきたが、子供達に野菜を食べさせるのにお好み焼きは効果的。今日も焼そばとお好み焼で新キャベツをほぼ1個つかった。千切りキャベツを生で出しても絶対に食べないが、焼そばとお好み焼きなら不思議と食べる。

キャベツを切りながら、6時までに10回跳べるようになること。6時近くになってもなかなかうまくできない亮佑。でも練習はじめたころに比べると縄の回し方がサマになってきた。

「がんばれ、できてきたぞ。その調子。それで縄を回す。そうそう。」などとかけ声をかけてやりながら、よく見ると、亮佑は悔し泣きしていた。ここまで来たらあとは自分で努力するだろう。

と思ったとき、ママが帰宅した。コートを着たままのママに、亮佑の縄跳びをみてもらった。縄の回転が止まりそうになるものの、なんとか4〜5回は連続して跳べた。ママに見てもらって今日の練習は終わり。

結構怒鳴り付けたけど、最終的には少し進歩したので、亮佑も満足。やっぱこういうの、仕事を犠牲にしてでも、必要だなあ。

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