ikuji nikki2月/2000年


000201(火) 晃志の誕生日

今日は晃志の誕生日。3歳になった。やっと3歳という気持ち。まだ指を3本立てることができないが、懸命に努力している。薬指が曲がっているのをもう片方の手でのばして、「さんさい」という。


000205(土) インフルエンザ

もうかかかるまいと思っていたが、甘かった。昨日から調子がおかしかったが、今朝、亮佑を幼稚園まで送って仕事に出かける予定だったが、あまりに辛いので、家に戻ってきて、そのまま寝てしまった。今日のは腰が痛い。お昼ご飯には一度起きて、子供といっしょに食べたが、その後再び寝込んだ。どうにか起きて子供の相手ができるようになったのは夕方4時過ぎだったろうか。
夕食のとき、
パパ「あ〜あ、いちんち、つぶれたなあ」
晃志「なんで、オチンチン、つぶれたん?」


000206(日) お留守番

今日は大阪府知事選挙の投票日。近くの集会所が投票所になっている。晴れていたら子供も連れていこうと思っていたが、あいにくの雨。投票率も下がるだろうな。亮佑は朝からクシャミの連発で、鼻汁垂らしてるので、雨の中を連れていくわかには行かない。そう思って、お昼ご飯のときに、パパとママはこれから投票に行って来るからお留守番しといてな、と行ったとたん、亮佑の顔は崩れ始め、みるみる泣き顔になっていく。「そんなん、あかん、つれていって」 そう、亮佑はまだいわゆるお留守番をしたことがない。
パパ「ウルトラマンのビデオ見てる間に帰ってくるから」
亮佑「パパとママさがしてもおれへんのがいやや」
パパ「すぐもどってくるから」
亮佑「すぐちゃうやん」
パパ「すぐやって」
亮佑「でも、ママがちょっと遠いって言ったやんか」
パパ「ゴミ捨ていくより遠いけど、幼稚園いくより近いって」
亮佑「いやや、いっしょにいく」

終始わんわん泣きながらの押し問答になった。ママも荷担したが、どんなになだめても、持ち上げても、怒鳴っても、まったくだめ。延々1時間におよび、とうとうパパとママが疲れ果ててしまった。

この間、晃志は、最初は一緒にいくと言っていたが、ビデオをかけてやると、それに夢中になってきて、投票所についていくのはどうでもよくなってきたようだ。玄関先でダダをこねている亮佑とは対照的に、リビングで一人ビデオをみている。どうして晃志は平気なの? この分だと、亮佑だけ連れていって、晃志にお留守番させても大丈夫みたいだ。

じゃあ、お誕生日会もお誕生日のプレゼントもみんななしにするけど、それでもいいならついておいで、というと悩むとおもったが、亮佑は迷わず、プレゼントも要らないと言ってついて来ようとする。

ということで、歩いて行こうと思っていた投票だが、車に乗って出かける羽目になった。投票所の前で路上駐車して、パパとママがかわりばんこに投票に行く。それぞれその間2〜3分。このくらい、まてるやろ? と聞くと、このくらいやったら大丈夫という。

投票所までは自宅から歩いても5分くらい。往復15分もあれば帰ってこれたのに。亮佑のおかげで1時間半くらいかかった投票だった。

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000207(月) ゴミ捨て

月曜日はゴミの日。朝、亮佑を車で幼稚園まで送っていくとき、ゴミも一緒に持って出る。亮佑を車に乗せて、「ちょっと待っといてや」、と言ってゴミを捨てて戻ってくると、亮佑がやたらニコニコしている。「どうしたん?」 と聞くと、「このくらいやったらちゃんと待てるやろ」、と自慢げ。

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000213(日) 花子おばあちゃんの一周忌

ちょうど1年前のこの日、ママのおばあちゃん、亮佑と晃志にとってはひいばあちゃんが亡くなった。あれから一年経った。高槻の大北のおじさんのうちで、一周忌の法要が行われる。親戚が一堂に会するので、のりゆきおじちゃんちのひろちゃんや、ママのいとこのゆみちゃんとこのゆうちゃんに会える。ゆみちゃんちに生まれた「りょうへい」くんにも会える。りょうへいくんは、餅つき大会の日の晩に生まれたのだ。みんな男ばっか。

四十九日のとき、ジェラシックパークのビデオを大画面で見せてくれたよしふみおじちゃんにも会える。よしふみおじちゃんはやや遅れてきたが、亮佑はいきなり、「また怪獣の映画みたい!」と迫った。法要のあとの食事を終えて一段落すると、いとこ同士だけになったので、よしふみおじちゃんは広間に液晶プロジェクタとスクリーンを運んできて、ビデオ上映会をはじめた。大型スクリーンでみる映像はやっぱり迫力がある。ジェラシックパークを上映しはじめても、怖がるのは晃志だけだった。亮佑はほとんど怖がらない。この1年間、ウルトラマンやゴーゴーファイブで怪獣になれてしまったのだろう。

しかし、テレビと違って、液晶プロジェクタがスクリーンに投影しているのが理解できないらしい。スクリーンの裏をしきりに覗いては、「ここに怪獣がかくれてんの?」と本気で聞く。かわいらしい。

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000220(日) お誕生日会

晃志と亮佑の誕生日が近いので、クリスマスから勘定すると正月のお年玉も含めて、両祖父母にとっては毎月行事が続くことになるので、ふたりのお誕生日会をまとめてすることにした。ふたりの誕生日の間をとって、この日になった。

両祖父母が来るのは、めずらしい。それこそ年に1度くらいのことだ。いつもはどちらかの祖父母としか会えないので、ふたりとも大はしゃぎだ。ケーキは箕面のパンプルムースにあらかじめ予約をしておいた、ウルトラマンガイアとアグルの顔の形のケーキだ。どんなだか楽しみだったが、まずまずの出来ばえ。もう少し口の形がハッキリ見えていたら完ぺきなのに。色使いで、アグルの青をどうするかなと思っていたら、やっぱり使わなかった。青い食べ物ってないものね。

お誕生日のプレゼントをもらって、二人ともお互いのプレゼントが気になる。晃志は仮面ライダーの変身ベルトと歴代仮面ライダーの人形と絵本をもらった。亮佑はプラレールの駅長さんセットとおえかきせんせいのひらがな練習セットをもらった。

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000221(月) 晃志もアトピー?

百イボと呼ばれる発疹がウイルス性の病気に二人ともかかっている。どうもイボが百個でるか、半年から1年くらいたたないと治らないらしい。効果的な治療方法はなく、抗体ができるまでほっておくしかないそうだ。痒くもなんともないのでそのままにしておくことができる。しかし、最近晃志が痒がってそのイボを掻きまくる。それ以外にも、両わきあたりが鮫肌になっているし、全身いたるところが痒いらしい。お風呂に入ると、ぼりぼり掻く。亮佑にとっては、それは日常茶飯事で、ひどくならないように薬を塗ってはいるが、ついおろそかになると、亮佑はすぐに掻きまくって、傷にしてまって、症状を悪化させる。

それにしても晃志の症状がひどいので、二人ともママが皮膚科に連れていった。油断していたが、晃志もアトピー性皮膚炎に近いとのこと。おそらく食物アレルギーだろうが、確かにここんところ、安物のお菓子をたくさん食べていた。油と砂糖の組み合わせが痒くなりやすいらしい。いわゆるスナック菓子は大敵だ! 一般に、3歳くらいから肌が乾燥してくるので、いままで何ともなかったのに、急に痒くなりだすという症例がおおいらしい。晃志はタフな皮膚をしていると思っていたが、それは間違いだった。

亮佑は相変わらず、膝の裏や肘の内側が赤く腫れて痒い。しかしそれでも、アトピーの治療としてはうまくいっている方だという。もっとひどくなる事例はいくらでもあるそうだ。それを聞いて、最近油断してたなあとしきりに反省する。つまり、完全に治りきることはないのかもしれない。亮佑には常に、皮膚炎等のアレルギー症状がつきまとうというわけだ。

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