マレーシア旅行レポート その4
ところで、、空港からホテルまで送迎してくれたカイルディンさんは、マレーシアでAKAバルーンと言う会社を経営している方で、今回いろいろ便宜を図ってくれた。彼は大会の主催者では無かったとのことだが、今回の急な大会中止に責任を感じているとのことだった。
カイルディンさんは、僕らの「とにかくマレーシアでフライトがしたい」との無理な要請に対し、快く気球とスタッフを提供を約束してくれた。
しかしながら、空港からホテルへの道中、色々カイルディンさんと(多国籍女を通して)話をして、マレーシアではフリーフライト自体が珍しいことが判った。
AKAバルーンのスタッフ達も、自分達の国でそんなにしょっちゅう飛んでいる訳ではないらしい。
今回のフライトも、話を要約すると
『最初に予定していたマラッカではなく、クアラルンプール郊外のエリアでフライトを行う。フライトできるの2日間、金曜日と土曜日(到着した日は火曜日)。しかも朝の1フライトのみで、尚かつ民間空港が近いので高度は500フィート以下、直線飛行距離4キロ程度』
とのことだった。
交渉役の僕にしてみれば、「とにかく始めての土地で飛ばさせて貰えるだけでもみっけもの」と思っていたので異存はないが、1日5フライトは当たり前の八戸塾長がこれで満足できる訳もない。
しかし、ここは異国の地だし、今回は気球もスタッフも借り物なのだから、塾長にも納得して貰うしかない。
そんな訳で、到着の翌日はフリー行動、3日目にAKAバルーンの事務所に行って打ち合わせと機材のチェック、そして4日目5日目がフライト日となる事が決まった。
さらに、ドイツからも1チーム来て、一緒にフライトするという。
そんな訳で、フリーになってしまったマレーシアでの2日目は、チャイナタウンの観光から始まった。
マレーシアは、マレー系を中心にした多民族国家で、華僑も多い。そのせいでクアラルンプールにも、大きなチャイナタウンがある。

経済的にも恵まれ、緩やかなイスラム教で治安も良いマレーシアにあっては、チャイナタウンはけっこう危なげな感じがして楽しかった。果物を買ったり、マーケットに寄ったりと勝手気ままに日中を過ごした。
気温は30度行くか行かないか程度で、云われたほどクソ暑い訳ではない。
日差しは強いが、日陰に入れば快適だし、公共の施設にはかなりの割合で冷房が入っている。
現在は雨期とのことで、午後になると、スコール、と言うほどでもないが、雨が降る。
時差は日本と1時間しかないが、日の出が7時くらいで日の入りが夜の7時過ぎくらいなので何か変。
しかし全体的に、印象は良い。
食べ物も大方口に合う。
「うーん、マレーシア、けっこう良いかも。」
僕は、すでにこの国に魅力を感じ始めていた…
続く

←場末の市場で朝ご飯。
けっこう辛いが、塾長お気に入り。
因みに1杯、150円ほど。
←今回ホストしてくれた、カイルディン夫妻。
(右の手前2人。奥は弟さんとのこと。)
とにかく何から何まで、お世話になった。
因みに、マレーシア人は夜更かしが平気のようで、
弟さんが、食事の終わった10時頃になって、
「これから友達とボーリングの大会だ」
と言っていた。