女王様の研究 第2回


さて、女王様の研究の2回目である。
が、研究も何も、いきなり
「結婚しますから」とメール一本よこして逃げられてしまいました。

「なんじゃい、そりゃ!?。せっかくここまで
『蝶よ花よ、女王様よ』と育ててやったのに、マネージャーを置き去りにして勝手に独立宣言とは!
とも思ったが、考えてみりゃ、彼女にしたら
『別に育てて貰った覚えはないもん』と言う所だろう。まこと持って、正論である。

まぁ、何より、ある意味、僕の作り上げた『女王様キャラ』が彼女の女の幸せにつながったと思えば、
とりあえず僕の存在意義もあったかな、と思う。
と言う訳で、女王様は売れてしまいました。
ただし、普通で有れば、
『売れ』た場合は僕の手元にお金が入るはずなのに、この場合は下手に結婚式に呼ばれたりすると、逆に金を払う羽目になるので、呼ばれない事を切に願っている。

それにしても、『何をしても、この娘には敵わないよなー』と思う。
フランスで自信を付けたと思ったら、フィリピンで優勝、女王様キャラをブレイクさせて渡瀬で人気者になったかと思ったら、早々に旦那をゲットするなんて、予想以上の成長ぶりだ。
マネージャーとしては、これ以上の
成功はないだろう。
ただ、困った事が二つほどある。
一つは、またゴールデンナイツを一人から始めなきゃいけない事。
二つ目は、神森が面白半分に、僕に『寅さんキャラ』を被せようとする事だ。
要は
女王様に捨てられた犬として生きていけ、と言うのである。
酷い話だ。
でも『うるせーな』と思う反面、
『そのキャラも、美味しいかも知れない』と思ってしまう今日この頃である。


結論、同情するんなら金をくれ。



                  


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  (嘘)