「女王様」の研究
…さて、『女王様』の研究です。
は?
何ですか?
上の
写真が、どうかしましたか?(笑)

気球界の女性、とりわけパイロットの方には、往々にして『女王様』タイプの人を見受けます。
その中でも避けて通れないのが、ゴールデンナイツの『女王様』、
矢口久美子さんではないでしょうか?
初の海外遠征(彼女自身は海外旅行自体も初めて)のフランスで、
何一つ臆することなく、堂々とフライトしている姿に『女王様』の異名が付く事になったのだが、
僕が彼女の事を
「イヤー、こいつ本当に『女王様』だなー」と思ったのは、
昨年の岩出山での出来事からだ。

フライトも終わり、近くの温泉に出かけたとき、僕が脱衣所で財布を盗まれてしまう事件があった。
旅先という事もあり、10万円以上の現金が入っている上に、5万円のハイウエイカードを買ったばかりだったが、それもそっくり盗まれてしまった。
あまりの出来事にショックを受け、僕はガックリ落ち込んでしまった。
そんなどん底の僕に向かって、矢口さんは僕を慰める事も無く、冷ややかに一言。
『鍵の付いたロッカーを使わない、
宗像さんが不注意なんじゃないんですか?
……いや、そうなんだけどね。
そんなことを、今ここで言わなくても……
ことわざに、
『川に落ちた犬に鞭を打つ』と言うのが有るけど、正にそれ。
その時、
ずぶ濡れの犬の姿の自分と、それを鞭打つ女王様姿の矢口さんを想像しちまった。
かつてマリーアントワネットが言った
『貧乏人がパンを食べられないと言うのなら、ケーキを食べればいいじゃない』
とおなじくらい、下々の苦しみなんか知ったこっちゃ無いわよ的な発想が、誠もって『女王様』だなーと感じた物だった。


結論
矢口さんがこのページを見ませんように!(無理か…)