「気球娘。」の研究 第2回

さて、「気球娘。」の2回目です。
チームリーダー兼パイロットの池堂は、酪農学園獣医科の6年生である。
(獣医も医者と一緒で大学生活は6年あります)
卒業も近いそんな時期に、JGOで戦うとは良い度胸だ。
さすが僕の後輩。
今回の佐久の参戦は、色々な方に助けていただいたようでお礼申し上げます。
何しろ、クローズドコロニーでのほほんと気球ライフを送ってきた彼女たちである。
気球の競技で日本最高峰であるJGOは、自分達だけでは対処できない事も多々あったようで、
佐久市の須恵夫妻をはじめ、各方面にご協力を頂き何とか大会を乗り切ったようだ。
本人たちも大変だったとは思うが、帰ってきたときの第一声は「楽しかった!」と言っていたので、
今回の参戦を企画した僕も、やった甲斐が有った。

ところで、お世話になった人間の一人に、写真中央に写っている「オッサン」が居る。
去年の佐賀の大会で有名になった、「あの」リチャード・パリー君だ。
僕は彼の事はよく存じ上げないので、あの事故の後、噂ばかりが先行して「どんな人かな?」と思っていたが、
佐久で会った彼は、気さくで気の良いオッサンだった。
何を思ったか、「気球娘。」達は彼に猛烈にアプローチを仕掛け、サインを貰ったり、
一緒に写真を撮って貰ったりした。
それが上の写真である。
(何の意味があるのか、よく判らないが…)
でもまぁ、せっかく仲良くなったのだから、去年の事故を北海道内で色々言われた彼の名誉を回復してあげるのも、「気球娘。」の役目かも知れない。
そこで僕の提案としては、彼の急降下に対する度胸に敬意を表して、
「100ft/min」の降下速度を、新しい単位として「1パリー」と名付けてみたらどうだろうか?
「今日は3パリーでアプローチをかけちゃってさ…」などと使うと、きっと、彼への親しみも湧く事と思う。
……。
結論、彼が日本語を理解できませんように!
(研究レポート、第3回目にして早くも抗議で中止に追い込まれるか?)