「気球娘。」の研究





…のっけから、とんでもない写真でナンだが、
「JGO佐久の写真を貸してくれ」と言ったら、
池堂がこれを持ってきたので、
本人たちも文句を言えないはず。
さて、
「気球娘。」というのは、僕が名付けた訳でも、本人たちの自称でもなく、
この佐久の大会に来ていた酪農学園OBのI君の命名である。
その名前に
異論もあるかもしれないが、まぁ、それは置いといて…
左から、
村田明菜、池堂亜季奈、大前亜希子、和田理恵の女性4人ユニットである。
酪農学園でも、もう何年も前からだが、女性達がやたら元気が良い。
今回も、別に選んだ訳でもないのに、見事に女性ばかり集まった。
人によっては「マネージャーの権限を悪用しやがって、ズルイ」と言うかも知れないが、
とんでもありません。
大会期間中というもの、女の子ばかり生まれてしまった家の父親よろしく、
居場所の無い居心地の悪さを、ずっーと味わう羽目になった。
もうこりごり。
さて、肝心な競技のほうだが、パイロットの池堂ですらJGOはもちろん、
北海道以外では、岩出山くらいしか出場経験がない。
そんな訳で、ブリーフィングの度に毎回、マーカーが4つも5つも出て来るのには、
スタッフ一同ほとほと参っていたようだ。
そのせいか初日にタスクでは、焦ったパイロットが人家の屋根にマーカーを投げてしまい、
仕方がないので
僕が屋根に上って、マーカーを回収する羽目になった。
この辺、立場はマネージャー、と言うより、
パシリに近いかも知れない。



この後、僕は、仕事の都合で中途に帰らざる終えなくなり、
マネージャーとして最後までこの大会をサポートする事が出来無かった。
が、現地の須江夫妻のご協力、I君の奮闘(?)も有り、
「気球娘。」達は
ブービー賞で賞金をもらった。
威張れた成績ではないが、本人達が大喜びだったので、何よりであろう。

よほど嬉しかったのか、「気球娘。」達が北海道に帰ってきてから、
ゲットした賞金で、僕に一杯奢ると申し出てきてくれた。
うーん、途中でさっさと帰ってしまった僕に気を遣って呉れるとは
なんていい奴らだ。
そう思ってそそくさと出かけてきた。
ところが
和田が大して酒も飲めないくせに、ビールをカポカポ飲み続けて、
最終的に気分が悪くなってしまい、仕方がないので、彼女達をタクシーに乗せて帰した。
結局、奢ってもらった酒代より、払ったタクシー代の方が高く付いた。
ダメじゃん。



結論
、「気球娘。」より「美女軍団」の方がいい。