Windows XP SP2 のセキュリティ保護によるローカルディスク上のVRMLファイルを開く際の制限について

Windows XP Service Pack 2 (以下、SP2) に Cosmo Player などの VRMLプラグインをインストールした際に、 セキュリティ保護によってハードディスクなどのローカルディスクや CD-ROM にある VRML や X3D ファイルを開く際に表示される警告についての対処方をお知らせします。

制限について

Windows XP SP2 でローカルディスクや CD-ROM にある VRML ファイル(拡張子 .wrl )もしくは X3D ファイル(拡張子 .x3d ) を Internet Explorer に組み込まれたプラグインで開こうとすると以下の警告が表示されます。
セキュリティ保護の警告
この警告が表示されている間は開こうとしたファイルの内容を見ることはできません。

尚、Windows XP SP1 以前の OS で、この様な制限はありません。

制限の対処方法

制限の対処は 「ファイルを開くごとに許可する」 方法と 「セキュリティ設定を変更する」 方法の2通りあります。

ファイルを開くごとに許可する

  1. 警告をクリックしてください。 すると以下のメニューが表示されます。 その際、右上の × 印はクリックしないでください。
    メニュー
  2. メニューの ブロックされているコンテンツを許可 をクリックしてください。  以下のダイアログが表示されます。
    ダイアログ
  3. ダイアログの はい をクリックすると、ファイルの内容が表示されます。

セキュリティ設定を変更する

Internet Explorer のセキュリティ設定を変更すると、Windows XP SP1 以前の OS と同じくセキュリティ保護の警告は表示されなくなり、ファイルを開くごとに一々許可する手間が省けます。  但し、VRML や X3D 以外のアクティブ コンテンツに対しても制限が無くなりますので注意が必要です。  セキュリティ設定を変更した場合、OS 本来のセキュリティ保護機能が低下し何らかの損害をもたらすプログラムが実行される可能性があります。  リスクをよくふまえた上、自己責任で設定を変更してください。
  1. Internet Explorer を起動してください。
  2. [ ツール ] メニューをプルダウンし、[ インターネット オプション ] をクリックしてください。
  3. [ 詳細設定 ] をクリックしてください。
  4. マイ コンピュータのファイルでのアクティブ コンテンツの実行を許可する の隣にあるボックスをクリックしてチェックを入れてください。
    CD-ROM にあるファイルに対しても許可したい場合は、マイ コンピュータでの、CD のアクティブ コンテンツの実行を許可する の隣にあるボックスにもチェックを入れてください。
    インターネット オプション 詳細設定
  5. [ OK ] をクリックし、Internet Explorer を閉じてください。

参照

より詳しくは Microsoft の以下のページを参照してください。
ローカル ディスクやCD-ROMに保存されているHTMLファイルが期待通りに動作しない

Auther Kekenken. since 2005.3.26