• 学生の頃は，木彫を専攻していたが，イサム・ノグチやアンソニー・カロから大きな影響を受けていたこともあり，卒業後は石や金属で制作していた。幸い，屋外での作品展示の機会が多かったことや親戚が石材店ということもあり，恵まれた環境で仕事ができたと思っている。しかし，材料として木ほどしっくりきていたわけではなかった。
• ３０歳を過ぎ自宅に工房を構え，木の作品をつくり始めた。工芸家と知り合いになったり，大学院で工芸の先生にお世話になったことで，ものづくりは，宮崎という風土と自分自身に一番身近な材料でつくることが大切かもしれないと思い始めた。
  また，彫刻を日常でも身近なものとして観てほしいという気持ちから，玄関や床の間に置いたり壁に飾れる作品づくりを意識するようになった。もちろん，全ての作品が床の間彫刻ということではない。大きな作品も制作するし，屋外展示の作品は，石を使う。（県内で産出する石を使っている）
• いずれにせよ，自然の持つ生命力を借りながら，宮崎の暖かい空気と土，温かい人々に囲まれ，のんびりと制作を続けていきたい。
  

宮崎県を中心にグループ展や個展を中心に作品を発表している。

• 宮崎現代彫刻・空港展（宮崎）
• 宮崎現代彫刻展（宮崎）
• 日向現代彫刻展（宮崎）
• グループ展（東京・大阪・宮崎）
• 個展（宮崎）