釧路市周辺



■ 釧路湿原は見るものを大きく優しく受け止めてくれる


 細岡展望台から見た釧路湿原。
1998年に訪れたときの写真だが、あいにくの天気のため釧路川の蛇行の様子が写真ではわかり難くなっている。その前にここへ行ったときには濃い霧のため、殆ど川の姿は見えない状態だった。


 釧路市観光課の資料によると湿原の大きさは約26,861haで、東京ドーム約5,635個分に 相当するとのこと。2,000種もの動植物が湿原を生活の場としているそうだ。時々テレビで雪原となった釧路湿原でタンチョウの群れが舞を踊っているかのような姿を見ることがある。実際には湿原の中に下りて行って、小さな植物たちを見るということはできない。
 それにしても、どこまでも広がる湿原の中に小さな支流を幾つも持ち複雑に蛇行する釧路川の姿は美しく、見ていると時間の流れがゆったりとしたものに変わり、心穏やかになってくる。以前ここに連れてきてくれた先輩が「ここに来てこの風景を眺めていると、くよくよとあれこれ迷ったり悩だりしてる自分が、とても小さな存在に思えてくる」と言っていたのを思い出す。

 釧路駅から釧網本線の塘路駅まで27.2kmを1時間くらいかけて走る湿原展望列車の「ノロッコ号」というのが夏の間運転されている。まだ、その列車に乗ったことが無いので、次回釧路に行くときには絶対乗ってみたいと思っている。


■ キタキツネに出会う

 細岡展望台を後にしてしばらく車を走らせていると、道路にキタキツネが出てきた。
 写真では一匹しか写っていないが実は2匹いた。
車を停めると車の前や横にくつろいだように長くなっていた。
 人に慣れているのか、私たちの後ろにバイクも何台か来て、みんな傍によって見ていたのだが、 逃げる気もないようだった。
 しかし、夏毛のキツネはやせっぽちだし毛が荒れている感じで、冬のキツネに比べたらちょっと可愛さが足りないな。


■ 丹頂鶴を見た

 釧路空港の近くに釧路市丹頂鶴自然公園というのがある。
 ここでは十数羽の丹頂鶴が放され、間近に鶴を見ることができる。
 面白いのは、金網で作られた大きな鶴の部屋が幾つも並んでいるのだけど、どれも屋根が無いのだ。つまり鶴たちは自由に自分の部屋と外とを行き来することができる仕組みになっていた。そういう開放的な部屋なものだから、当然外からのお客も出入りすることができる。部屋の主の鶴はいないのにお客のアオサギが鶴の餌を頂戴していた。

 鶴居村も訪れた。
 ここでは鶴の餌付けが行われているということだった。しかし、常時鶴がやってくるわけではなく、ましてや簡単に人間がたくさん集まっているところには下りてこない。シャッターチャンスを狙っている人もいたが、なかなか思い通りにはならない様子だった。
 鶴を観察できるところということでは、霧多布湿原の方が何度もチャンスに恵まれた。
 番いの鶴が優雅に大きな羽を広げ舞うように歩く姿がとても美しかった。


■ 釧路の美味しいもの

 JR釧路駅の近くの和商市場がとても楽しい。
 まずはご飯を買って丼型の容器に入れてもらい、割り箸をつけてもらう。そして、市場の中の魚屋を回って丼にのせたい物を刺身2,3切れでも買ってご飯の上にのせてもらう。そうやって数軒回っていると、豪勢なオリジナル海鮮丼が出来上がる。それを市場の中の端っこにあるベンチに座って味わう。ネタが飛び切り新鮮で美味しい。
釧路ならではのイクラ子持シシャモなどしっかりクール宅急便で自分用のお土産を送った。

 幣舞橋の近くの居酒屋で生まれて初めてホヤを食べた。
 クサヤなどと並んで人が嫌がる食べ物の代表の中に入っているホヤ。お品書きの中にあったので、いったいどんなものか食べてみたいと注文した。たしか、酢の物になっていたと記憶しているのだが、全く臭みの無いこりこりした食感の美味しい貝だった。なぜ、嫌われているんだろう?友人曰く「きっとホヤは少し鮮度が落ちると臭くなるのだ。自分が食べたときにはとても臭くてまずかった」。そういうものなのかぁ。


■ タンチョウツルに関するお勧めサイト

 大好きなタンチョウツルとともに北海道の自然を美しい写真にして、ホームページ上で公開していらっしゃる中島さんの『Nakajima Photo Gallery』。北海道の旬の情報も得られるサイト。