※TVのナレーションを、そのまま文章にしました。
はなまるマーケット・うずら特集 |
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日本人は平均して1年で鶏卵は341個食べているのに、
ウズラ卵は1年で14個しか食べていないそうです。
生産量も、鶏卵200万tに対してウズラ卵は2万t。
小さな体に大きなパワー! ニワトリの卵より美味しくて栄養満点! うずらの卵を食卓に取り入れよう! |
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←このようにした物を、主婦8人に味わってもらい、 「美味しい」と思った方を選んでもらった。 (モチロン主婦達にはどちらがどちらの卵か わからないようにして) すると・・・。 |
なんと、7人がうずらの卵の方に・・。 「甘いです。」 「コクがあって、飲みやすい」 「こっち(鶏卵)は水っぽい」etc・・ |
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鶏卵とうずらの卵の栄養成分比較(100g当たり)
鉄 (mg) |
銅 (μg) |
脂質 (g) |
ビタミンA (レチノール) (μg) |
ビタミンA効力 (IU) |
ビタミンB2 (mg) |
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ウズラの卵 | 3.0 | 110 | 12.5 | 450 | 1500 | 0.72 |
ニワトリの卵 | 1.8 | 47 | 11.2 | 190 | 640 | 0.48 |
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名古屋文理短期大学 食物栄養学科 大野 知子教授 「うずらの卵は鶏卵に比べて、鉄分・銅が多く含まれているので・・」 「軟水よりも無機質を加えたミネラル水のほうがおいしいと感じるのと 同じでしょうね。」 |
医学博士 本多 京子先生 「別名”美容ビタミン”とも呼ばれるビタミンB2を、 よりしっかり摂る為に、「納豆1パック+うずら卵3ヶ」は ベストコンビですね。」 ビタミンB2は、美容ビタミン・発育ビタミンとも呼ばれ、 健康な皮膚・髪・爪を作り、エネルギー代謝を促進します。 ただ、身体に貯めておけない為に、毎日摂取することが必要。 このビタミンB2が、うずらの卵には鶏卵の1.5倍も!! |
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スタジオでも実際に飲みくらべ。 すると、全員がうずらの卵に軍配を・・! 「こうやって生で飲み較べた事なかったけど、こうしてみるとおいしい!」 「ミルクの濃いのみたい」 「コクがあって味が濃い」 「全然うずらのほうが美味しい!」etc・・ |
愛知県 | 12,118t |
千葉県 | 2,310t |
静岡県 | 1,316t |
埼玉県 | 1,288t |
愛媛県 | 64t |
長崎県 | 33t |
神奈川県 | 22t |
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野生のうずらはキジ科の渡り鳥で、 世界に100種類以上もいます。 日本うずらは、春から夏にかけ北海道・東北で繁殖し、 秋から冬は暖かく雪のない四国・九州に渡ります。 |
野生のうずらをカゴに入れて飼うようになったのは 江戸時代。 |
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美しく縁起のよい鳴き声を楽しむ為のペットでした。 |
うずらの体長は約15cm、ニワトリは約60cm。 ニワトリの4分の1と、非常に小さな鳥なのです。 |
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日本人がうずらの卵を食べる為にうずらを飼うようになったのは、 明治の中頃から。 当時はニワトリの卵と同じように高級な食べ物で、 健康食品の1つとして食べられていました。 |
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しかし、昭和初期、度重なる戦争のための 食糧難やエサ不足のために、 当時飼育されていた約200万羽のうずらは ほとんど絶滅してしまいました・・。 |
![]() 豊橋・養鶉業の父 鈴木 経次 さん |
時が経ち、戦後間もない昭和22年。 愛知県豊橋市に住む鈴木経次さん(当時41歳)は、 もう一度何とかしてうずらの卵が食べられるようにしたいと、 東京でうずらをを飼っていた鹿児島さん(?ちょっと聞き取れませんでした)から、種卵を数個譲り受け、そこから新たにスタートしました。 この鈴木さんが譲ってもらった数個の卵がきっかけとなって、 日本中で再びうずら卵が食べられるようになったのです。 |
今では全国で650万羽のうずらが飼育され、 約16,000tの卵が産まれています。 このように飼育されているのは、日本をはじめとして台湾や韓国など アジアの国が多いようです。 |
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愛知県田原町・養鶉業 河合さん | |
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こちらでは、約57,000羽のうずらから 1日に約50,000個の卵が生まれてます。 生まれた卵は選別され、規格で決まっている 9.5g〜12.5gのものが全国へ出荷されて行きます。 ←左から「大玉」「規格品」「小玉」と選別されている所 |
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←規格以外の「大玉」「小玉」は、 地元のスーパーで1パック(25〜30個入り)¥100で 販売されています。(味はモチロン同じ) |
★うずら卵の水煮ができるまで
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豊橋養鶉農業協同組合 愛知県・豊橋市 |
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この工場には、1日に約80万個の卵が 養鶉業者から届けられます。 そして半分は生卵として出荷され、 半分はゆで卵に加工されます。 |
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この機械は、茹で上がったウズラ卵の 殻剥きをしています。 茹で上がった卵に水をかけながら、 まず殻に割れ目を入れ、その後 下にあるゴムのローラーに殻がむきとられて いきます。 きれいに殻が剥かれるまで、ホンの1秒たらずです。 |
※この後、地元の焼鳥屋さんでの取材が入りましたが、
割愛させていただきます。m(_ _)m
★うずら卵の柄について
うずら卵の中には、白く膜の張ったような物と、ハッキリとした模様の物があります。
その違いは・・?
白い膜の張った卵 | まだ卵を産み始めて間もないうずらが生んだ卵 |
ハッキリした卵 | 熟練された、ベテランうずらが生んだ卵 |
味はどちらも同じ!(^^) |
★卵の模様の秘密
うずら卵にはいろいろな模様がありますが、
実は、同じうずらからは同じ模様の卵しか生まれないそうです。
これはうずらの卵管に、人間で言う指紋のようなものがあるらしいからです。
★うずら卵の賞味期限と保存法
保存方法 | 賞味期限 | ||
生卵 | 冷蔵庫 | 夏:2週間 冬:3週間 |
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水煮(缶詰) | 未開封 | 常温 | 2年 |
開封後 | 冷蔵庫 | 2〜3日 | |
水煮(袋入り) | チルド | 冷蔵庫 | 45日 |
レトルト | 常温 | 6ヶ月 |
生卵の場合、賞味期限内であっても、時間が経つほど
白身の水分が蒸発していくので(つまり中身が減っていく)
早いほうが美味しく頂けます。
※この後、うずら卵を使ったいろいろな料理の紹介があります。
・・・続く・・・(^^;