他言無用の試聴室

晩祷 Vesper(ラフマニノフ)/ キングス・カレッジ合唱団(2000年5月20日に聴いてみた)
他のページにも書いているように、私にとっては世の中で最も美しい曲。
大きな編成の合唱団の録音が多い中、比較的シンプルなサウンドの演奏になっている。
こういうサウンドだと人間の声が強調されて一種独特のドラマが感じられるようになる。
音楽の作りもとてもドラマティック。イギリス(のカレッジ合唱団)のエスプリさえ感じる。
宗教曲らしく、曲の冒頭に司祭による単旋律の祈祷文が歌われているのは晩祷のCDのの中でも珍しい。
前半の演奏は魂を持っていってくれるけど、後半に入って徐々に...
特に最後の3曲がやや淡泊になってしまっているのが残念。


勝訴ストリップ / 椎名林檎(2000年5月13日に聴いてみた)
とても楽しいCD。
彼女は何者だ?椎名誠の関係者でも樹木希林の御親族でもないらしい。
Tr.2「浴室」。いきなり来た。カメ「ラ」、ク「リ」ーム、わ「ら」って....巻舌だぁ〜 (^◇^)/ギャハハハ・・・ 
いいぞ〜、ヒュ〜ヒュ〜。
歌詞のドラマがしっかり歌いわけられているのもパチパチパチ。
Tr.3「弁解ドビュッシー」..... なんでドビュッシーを知ってる?ただもんじゃないのか? (-_☆)キラッ!
Tr.5「闇に降る雨」 う〜む....弦楽四重奏かな....うまく使ってるなぁ...
Tr.7「罪と罰」 名曲也。泣けます。 (T^T)」
Tr.8「ストイシズム」脱帽させていただきます。なんならズボンも....Ψ(`▽´)Ψウケケケ
Tr.13........  わぉ。
ライナー見てても叉楽シ。ワンフになれそう。
ただ、ボーカルをもうちょっとサウンドの中で浮上らせてくれるとイケテル歌詞が愉しめるんだけどな。
ラジカセ等のスピーカーに的を絞ってるわけじゃ無いと思うんだけど....ライブでは一体どうやってるんだろう?

Wait & See 〜リスク〜 / 宇多田ヒカル (2000年5月13日に聴いてみた)
彼女が何者かは知らない。懐かしの芸能人の娘だということを聞いたことがある程度。
でもやたら評判になっているので聞いてみた。
声はとてもいい。
でも歌い方がなぁ。音程がピシッとしない。裏声も使ってるけどその切返しがなぁ....
懐かしの芸能人の娘なのに、なんでボイストレーニングしないんだろう?もったいない。
アメリカでレコーディングしてるのかな、これ。音作りのアイディアはあるんだけど、
それにしてはサウンドが.....高域が削られていて中低域がだれてる。
曲の中身までは耳が届かなかった。o(T-To)(oT-T)o