CD雑感

1.あの世に持っていくとすれば

晩祷 作品37(ラフマニノフ)
これがないと生きてゆけまへん。無伴奏の混声合唱曲。
10代の後半は小さなボリュームでこの曲をかけながらじゃないと眠れなかった。
30代後半の現在は聴くたびに脳ミソはうねり、魂を持っていかれる。
LPの時代からロシア国立合唱団の演奏のものしかなく叉それが決定版だけれど、
そのCDは現在廃盤になってしまった。1987年にロストロポーヴィチ指揮のCDが
出てから現在は数枚出版されていて、どれもそれぞれ素晴らしい。
私が演奏に左右されない唯一の曲かも知れない。
曲名は「ばんとう」と読むが、CDでは「祷」は「示」に「壽」と表記されている。
横文字表記は"Vespers "。



ライヴ後楽園スタジアム / 矢沢永吉
これがないと人生を乗り切れられまへん。男ならこれを持つべし。
例えば日本武道舘でいくつかのコンサートを聴いたけれど、文字通り「武道館が揺れる」のは
永ちゃんの時だけだね。
80年代はじめ、JOURNYのコンサートなんかの客席でスリクやアンパンやってるワンフがいたけど
そんなこっちゃ武道館は揺れないんだ。( ̄^ ̄)/
1978年の録音で巨大なPAシステムのジッターや、ステージ・モニターの跳ね返りなど決して
収録状況は良くないんだけど、そういった障害はポスプロによって全てライブ盤の
アドバンテージに変えられている点も素晴らしい。メディアというのはオーディオも大切
なんだけど、やっぱ音楽をどう伝えるかということに帰結するんだね。
世のエンジニア諸兄、以て聴くべし。
Ψ(`▽´)Ψウケケケ

2.傾向と対策

3.快適な朝のお目覚め

私はだらしのない性格なので時計の規則正しい秒針の音ががまんできない。
気が小さいので目覚まし時計の音に耐えられない。加えて寝起きは凶悪です。
そういうわけで何年も前から目覚し時計による起床は諦めて、時限起動装置付のステレオを導入。
どうもバッハが吉で、ベットの中で最低でも15分ほど聴いてからやおら起きるのさー。
休日は3時間以上かけっぱなしで寝たり起きたりのうつら幸せ空間を遊泳。
いろいろ試したけど、ユーミンで起床した日は一日中凶暴になってしまった経験あり。
なぜだ?

無伴奏バイオリンソナタ&パルティータ
 (アーヨ、ミルシュタイン or 漆原朝子)
無伴奏チェロ組曲
 (シュタルケル、フルニエ、ビルスマ)
ブランデンブルク協奏曲、ロ短調ミサ、マタイ受難曲
 (バッハのオルガン曲、合奏物はカール・リヒターで決まる)

これが何年も続いたんだけど、ふとしたきっかけで古楽器による演奏を試してみたら
透明な雰囲気が朝にぴったり合ったので;

無伴奏バイオリンソナタ&パルティータ / クイケン
ロ短調ミサ、マタイ受難曲 / レオンハルト

が近年のお気に入り。無伴奏チェロ組曲は今井信子のビオラ版が良かったりもするし。




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