コラムのコーナー





 ★ギネス級ネス級の大往生・・・証拠はないけれど…★
                                                               2017年12月2日記録⇒2023年7月28日写し

2017年12月2日朝・・・夜勤から帰宅すると
長年共に暮らしてきたペットのオスのオカメインコの「らんち」が亡くなっていました。

ここ最近元気がなく、先日かかりつけの獣医さんの診察を受けてお薬を処方してもらっていましたが、
薬石効なし・・・でした。

生まれは平成元年の4月頃(詳細は不明)同年の9月(何日かは失念)に我が家に来て以来29年2カ月余り、
晩年は老化により両目が見えなくなってあまり活発に動き回る事もなくなっていたけれど、
それでも話しかけるとちゃんと鳴き返して、なんだか会話が成立いるような気にさせてくれる子でした。

いや、私には彼が何を言っているのかわからなかったが、ひょっとしたら彼は人語を解していたのかも知れません。

ところで、オカメインコの29歳という年齢はまさにギネス級の大往生だそうです。
残念ながら彼の出生証明書や小鳥屋の領収証などといった年齢を証明するものは一切ないけれど、
キミと過ごした日々は大切な思い出です。

ただ、ハッキリ言って私は決していい飼い主ではなかったと思います。
今更ですが、もっとかまってあげればよかったなと思うことも・・・

何十年先かわかりませんが「向こうの世界」とやらで、漫画の世界よろしく人語を話すキミからたっぷり
愚痴を聞かされる事になるのでしょうね。

ともあれ、まずは安らかに・・・合掌。

追記(平成29年12月4日)
そのまま家の近所に埋葬するのも可哀想(っていうか法律違反…)なので、
先日近所の【狭山湖動物霊園】で荼毘に伏して霊園の共同墓地に合葬しました。
           ★サイレントボム★     2016年7月10日記録⇒2017年9月18日写し
○6月24日、夏風邪か?喉がいがらっぽい。
私は風邪をひくと必ず喉に影響するので翌25日朝イチでかかりつけの耳鼻咽喉科に行く。
診断は風邪が原因と思われる軽い声帯炎、吸入をして咳止めと漢方(風邪薬)などを処方してもらう。
が、…夜になって症状が悪化し、まったく声が出なくなる。

 翌日再度医者(耳鼻咽喉科)に行き、抗生物質を処方してもらうが一向に良くならず、
さらに菌が目に廻って両目がひどい目脂で結膜炎になり、見た目が最悪に…
んでもってこれまたかかりつけの眼科で目薬を処方してもらう。

 しかし両目が腫れあがり声が殆ど出ない以外はピンピンとしていたので、
普通に副業仕事もしていた(さすがに声優業は無理です)のだが、
1週間たっても一向に症状は改善せず、医者(耳鼻咽喉科)に
「一度内科で診察受けて来て」と言われ、かかりつけの内科医に…

 さっそく内科に行くと胸部レントゲン撮ってくるように言われ診断してもらうと、肺に影が…、
なんと『肺炎』とのこと。
希な例らしいが、肺炎の症状(高熱が出る・胸が痛い)がまったく出ない肺炎と言うのがあるそうです。

 診察室でレントゲン写真を見ると肺の隅に影のようなものが見えました。
ここで医者が一言「念のためCT撮ってきて」 
私「え!?…」 
医者「これは多分治りかかっていると思うが、念のためこれから悪化する肺炎なのかを見極めたい」
とのこと…

何で私が「え!?」と言ったのかというと、
過去の経験からCT画像診断高額医療費の代名詞となっていて……
案の定1万5千円越えの請求書でした。

 ともあれ本業(声優業)を意識し、すぐ耳鼻咽喉科で診断、翌日でしたが抗生物質を
処方してもらっていたこと…肺炎用の強い薬ではないのですが、
この抗生物質を1週間飲み続けていたのが幸いしました。

この日から肺炎治療用の強い抗生物質を処方していただき本格治療を開始しました。

で、今日7月10日。声の調子も元に戻り無事に仕事復帰
肺炎そのものはまだ完治はしていませんが順調に回復しています。

 今回の肺炎は特徴的な症状がまったくなかった為、もし私が声の仕事をしていなかったなら、
安易に喉の不調と放置して治療が遅れて重症化していた可能性があり、
ご存じの通り肺炎は日本人の死因の第3位。

症状のない肺炎はまさに『サイレントボム=静かな爆弾』です。
声優やっててよかったと思います。
           ★去るも残るも…★     2014年7月8日記録⇒2017年9月18日写し

○最近、といっても今年に入ってからですが、声の仕事仲間から『仕事(声優)辞めました』とか
『仕事もないので×月×日をもって事務所をやめてフリーになりました』というメールが
度々来るようになりました。

ここで名前は言えませんが、つい先日も『辞めて家族と田舎に帰ります』と……
プライベートでのつき合いは薄かったのですが、スタジオではよく話す仲だったので
ちょっとショックでした。

毎年何十人といった新人がデビューするなかで、こうして人知れず去って行く者もいる。

昔に比べてメディアの種類は増えているとはいえ、パイの大きさ(仕事の量)は大して変わらない中で
必ずおこるある種の世代交代とでも言うのでしょうか……

私たちも新人として世に出たとき、若さを武器に先輩方の仕事を取ってきました。
その結果去っていった人もいたはずです。
究極の競争社会である業界の現実ですね。

で、私はというと、何分往生際が非常〜に悪いので、スカスカのスケジュールにもめげず、
まだ業界にしがみついていますが(失笑)………

現実には私も含めて現在業界に在籍する50代以上の声優・ナレーターの数が如実に物語っています。
私もあと何年『ここ』にいられるのかな?そう思う今日このごろです。
               ★終活★         2015年9月27日

○9月24日、同じ事務所の先輩、丸山詠二さんが亡くなられました。
6月18日に亡くなられた たてかべ和也さんに続いて、また若かりし頃お世話になった先達が
ひとりいなくなってしまいました。

 どちらも、ご高齢だったとはいえ、残念でなりません。

…で、今日、9月27日が通夜だったので友人と誘い合わせて小岩の斎場に行ってきました。
ここ久しくお会いすることがなかった方々のお顔を拝見し、「みんな年をとったな〜」と……
さすがにこういう場所ですので積極的にお声かけすることはしませんでしたが……

 そんな中、唯一事務所の初代社長には声をかけたのですが、
懐かしさと緊張のあまり、声かけしたとたん言いたかった事をすべて忘れて頭の中真っ白
なって
しまい……変な空気になってしまいました。
(久しぶりに会ったのに印象最悪ですね…苦笑)




 さて、こういう場面に立ち会って常々思うことは『自分もそろそろ他人事ではない年になったな』
ということでしょうか。

 そろそろ『終活』しはじめなきゃな〜と……

 実は今年に入ってから少しだけ終活をはじめています。

ほんとに高齢になってからでは出来ないこともありますので、それなりの年である今のうちに
出来ることをというわけです。

 で、何をやっているかというと『お墓の処分』です。
処分…というとかなり語弊がありますが、大事なことなんです。

 私には跡継ぎがいませんので、私に何かあると家が絶えてしまいます。
すると先祖代々のお墓も無縁仏となってしまいます。

 そこで、お墓を整理して御霊と遺骨などを菩提寺に移して、
さらに後々には菩提寺の本山のお堂(信徒の合葬塚)に納めようというわけですが、
それは私の亡き後、10年後100年後ためです。


 いくら菩提寺に納めても跡継ぎが無くなれば管理費が納められず、
やはり無縁仏として後々処分されてしまいます。
 それに少子化社会で、菩提寺も信徒不足で困った事(合併や廃寺)になることがあるかもしれませんが、
本山(世界遺産)がなくなる事はないだろうから、折々のお勤め(供養)はしていただけるだろうという訳です。


 なお、このお墓の無縁仏化の問題は、少子化の問題とお墓の殆どが『家』単位で建てられている限り、私だけの問題ではないと思いますが…

     (たとえば一人っ子だった女性が結婚されるとお婿さんを取るか、
           嫁ぎ先のお墓に合葬させてもらわない限り、後々無縁仏となってしまいます)


 子孫を残せなかった私が『偉大すぎるご先祖さま』に出来る唯一のご奉仕といったところでしょうか。
         ★無事退院したものの★         2012年3月7日

 事務所と一部の友人には言ってあったんだけど、2月28日から今日、3月7日まで入院していました。

 この歳にして生まれて初めての入院、頸椎麻酔や開腹手術から、手術前の浣腸に除毛(ナニの)、
消毒(ナニの)、尿道カテーテル挿入(当然ナニから…)、T字帯(手術用のフンドシ)の装着……
何からナニまで初体験でした。(…下ネタですね)

 で、治療も進み9日間の入院生活も終わり本日無事退院となった訳でありますが、支払いの段になって
びっくり!2月からの月跨ぎで入院してしまったため、「公費」からの補助が受けられませんでした。


 ちなみにこの場合の「公費」とは、「健康保険の高額医療費助成制度」のことで国保の場合は自治
体、
社保の場合は事業所や健保組合など…にもよりますが1ヶ月に払った医療費が一定の限度額を超えると
越えた分を「保険=公費」で面倒みますよ〜と言う制度。

 私もこの制度は知っていましたが、会計時に支払う金額に対して適用されるのではなく、入院時から
各月ごとの「日額の総計」で計算されるとのこと……これは知らなかった。

 私の場合は国保で、ウチの市では1ヶ月¥80,100−を越えると後は医療費の支払いが免除される
訳ですが、入院後2月末日に最も高額となる手術を行ったため2月と3月で全医療費を4:6ぐらいの
割合で分けられて請求されました。


 その結果2月も3月も限度額を超えてないとゆ〜ことで〜


       …全額負担!!!


 知っていれば3月に入ってから入院したものを…
助成金¥37,000−ほど損してしまいました。

 何だか痛い思いして高い授業料を払った気分です。

 と、言うわけで、知らなかった人は気をつけて!緊急入院でない限り、月跨ぎで入院すると、
どエライ損しまっせ〜〜
         ★風邪ひきサンお断り★       2006年2月12日
 寒さもどうにか峠を越したかのような感じのこの頃ですが、まだまだ油断大敵!なんたって東京には
3月にドカ雪が降ったこともあるんですから・・・

 さて、今回は風邪に関して一言・・・私達のような声を使う仕事をする者にとって一番やっかいなのは
風邪です。私は風邪をひくとすぐ声帯に影響するので、この季節は気を遣います。

 幸いなことにここ2年ほど風邪をひいたことがありません。が、いつひいてもおかしくないのが風邪です。
もしひいてしまうと番組に穴を空けたり(つまり収録出来なくなる)するだけでなく他の声優さんにうつして
しまったりしかねません。スタジオにもよりますが、アフレコのスタジオって結構狭いところが多いんです。
そんな密閉された所に10人以上の声優さんが入って収録します。たちの悪い風邪ひきサンが1人いれ
ば、
あっという間に集団感染します。

   (実は私も過去に風邪が原因で声帯炎を起こし声が全く出なくなり、番組の収録を
   別録りにしてもらったことがあります。私のような脇キャラを主とする者にとっては
   このような前科は死活問題なのです。・・・)

 新人の声優さんの中にはそんなことを知ってか知らずか、マスクもせずに鼻をグズグズさせながら
アフレコに来る人がいますが、咳をしていなければいいというものではありません。
 風邪をひいているなら 周りに対して自分の出番以外は、マスクをかけるぐらいの気遣いを見せて
欲しいものです。

 さて、北島はお医者さんではありませんので、本当のところはわかりませんが、
風邪の予防は、手洗いとうがい。次に大切なのはこまめな部屋の掃除と加湿だそうです。
いくら外から帰ってうがいをしても埃やカビの胞子などが舞っている乾燥した部屋の中にいたんじゃ
意味はない、むしろ外の方がいい場合もあるそうな。・・・と言うわけで掃除と加湿をお忘れなく。




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