ロードスター・ダイアリー
Last Updated '01 10/28
いろいろな選択肢が浮かんでは消えたものの「運転して楽しいこと、一生に一度はオープンに乗りたい」がキーワードになった2号機、EUNOS ROADSTER。
・・・が、205を手放す気なんぞ毛頭なし。うれしくも不安な2台体制で出発です。
ロードスター・ログブック
(別ウインドウで開きます。'01 10/28 Final Updated)
ロードスター・ダイアリー〜日常編〜
(別ウインドウで開きます。'01 10/28 Fianl Updated)
EUNOS ROADSTER とは?
'89年2月のシカゴ・モーターショーでデビューした「MAZDA MX-5 Miata」。(ちなみに、この時のシカゴ・ショーではホンダNSXやフェアレディZも同時にデビューと結構話題豊富な年でした。レクサスLS400(セルシオ)もこの年デビュー)それまで途絶えていたライトウエイト・オープンスポーツとあって、5月の発売と同時にアメリカやヨーロッパではあっという間に人気殺到。
日本ではマツダの新販売チャンネル「ユーノス」の顔として9月に「ユーノス・ロードスター」の名前でデビューしました。(実際には7月に発表で発売開始が9月)発表と同時に予約殺到、発売当初は納期半年以上という国産車では珍しい異常事態に。(私の親戚は9月に予約、最終的に手元に来たのは翌年の3月でした)当初は1グレードのみでしたが、後にタン色本革シートやウッドのステアリングのヴィンテージ仕様「V-Special」、ビルシュタインダンパーやBBSのホイールをはじめとした走り仕様「S-Special」を追加し、適度なパワーと走りの良さ、オープンという雰囲気の良さ、アフターパーツの豊富さなどで一気に人気の車となりました。マイナーチェンジで排気量を1600から1800にアップ、同時にボディや足まわりなど多くの改良が2度にわたり行われました。また、限定車が非常に多く、次のマイナーチェンジへの改良を試すためのパイロットモデル的、あるいは新色のサンプル発表的なものなどが多いのも特徴となっています。
'98年に2代目ロードスターに切り替わりましたが、初代「ユーノス・ロードスター」のファンは今でも根強いものがあります。
参考までに、カタログスペックは以下の通りとなってます。
全長 |
3955mm |
1速ギア比 |
3.136 |
全幅 |
1675mm |
2速ギア比 |
1.888 |
全高 |
1235mm |
3速ギア比 |
1.330 |
ホイールベース |
2265mm |
4速ギア比 |
1.000 |
Fトレッド |
1405mm |
5速ギア比 |
0.814 |
Rトレッド |
1420mm |
リバースギア比 |
3.758 |
車体重量 |
990kg |
最終減速比 |
4.100 |
エンジンタイプ |
水冷直列4気筒・DOHC |
Fサス形式 |
ダブルウイッシュボーン |
ボア/ストローク |
83.0mm/85.0mm |
Rサス形式 |
ダブルウイッシュボーン |
総排気量 |
1839cc |
Fブレーキ |
Vディスク |
圧縮比 |
9.0 |
Rブレーキ |
ディスク |
最大出力 |
130ps/6500rpm |
タイヤサイズ |
185/60 R14 82H |
最大トルク |
16.0kgm/4500rpm |
価格(当時) |
207.5万円 |
もう1台のプジョー205もそうですが、「車はカタログスペックじゃない」その一端はこれにあらわれていると思います。(突出した性能って言う観点からではいたって平凡なものですし。しかし、乗って楽しいのは205もロードスターも変わりません。)
車えらび ('99 11/2 作成)
実際のところ、いきなりロードスターになったわけではありません。そのあたりの話をまずしておきたいと思います。
もう1台欲しいと思ったのまずは7月ごろ。Niftyの友人がFIAT UNO Turboを売るという話が出てきました。フルバケットやサスペンションキットなどが装着されている上に格安、サーキット走行練習用にいいなぁと思って話をしていたんですが、シリンダーヘッドからのオイルにじみとかが結構あって、しかも車検はまもなく切れる。205を維持しつつこのUNOに乗るのは無理と判断して(オーナーも私が205を持っているのは知っているので積極的にはすすめてはこなかった)その場はあきらめました。で、物欲をかかえつつ今年の猛暑。普段はそれなりに過ごしてきた私もさすがに今年は完全にノックアウト。「エアコンの効く車が1台欲しい!」ときたところに205は10万キロクラブ入り。調子は良く全く問題ないのですが、長く乗るためにできれば少し使用頻度を落としたいと言うのもあり、2号機の購入を真剣に考えるようになりました。
いくつか候補はありましたが、「プジョー106S16」に乗る機会に恵まれ、その良さに惹かれるようになりました。で、見積もりを取ったのですが、諸経費込みで270万円を超えてしまい、保険などを含めれば300万円。さすがに2台持ちでこの金額は相当厳しい上に205とタイプ的に同じ車なので、205を乗り続けるという点で躊躇することになりました。(が、モーリシャス・ブルーのボディカラーは非常に魅力であった。)
そんな中、「ルノー・ルーテシア」が浮上してきました。試乗の印象も非常に良く、セールスの方にもいろいろ相談に乗っていただき、諸経費込みでも230万円におさまるため、資金計画を練って購入を考えることにしましたが、やはり家族と同居の身ゆえ、気持ちよく乗るために一言話すことにしました。・・・が・・・、「2台持つという事をもっと真剣に考えろ」とのお言葉。
その段階で資金計画を見直すと、どう考えてもルーテシアの購入にはリスクが伴います。(給料が下がるようなことがあれば即ノックアウト)
それで以前から気になっていた「ユーノス・ロードスター」が浮上しました。2シーターのオープンに乗れるチャンスはそう多くないし、ましてはすでにプジョー205という趣味としての車をすでに持っている状態。「こういう車に乗るならば今しかない」。そこで、車をこれに絞り、父の知り合いの中古車屋に探してもらうことにしました。
(フランス・モータースのWさん、すみません・・・・・)
選ぶに当たってカーセンサーを1冊購入、タマ数などの状況をチェックした結果、1800シリーズ2は予算的に苦しくなるので除外しました。(エンジンなどの改良が進んでいるんで、資金が許せばこれにしたかった。が、油圧計が油量計になっているなど、マツダが危機的状況の時期ゆえ数々のコストダウンをはかっているのを知ってしまうと若干複雑でもあった・・・・・。)あと、親戚が1600の極初期タイプを持っていることもあり、1600も今回は除外することに。1800シリーズ1から程度優先で探してもらうことにしました。
数日後、「'95のSスペシャルが出てきたよ」とのこと。で、車を見てもらってきたその結果は・・・「見た瞬間にやめてきたよ。ロールバーを外したボルト穴とか残っていたしね」・・・で、翌日「'94で車検がアレだけど、同じラグナブルーのSスペシャル、出てきたよ」の一報。程度は非常に良いとのことでしたが、1つネックがありました。
それは、車検が'01の2月であったこと。もう1台の205の車検は'00の11月。2台の車検インターバルは3ヶ月しかない。(最初の選択条件に最低半年以上のインターバルが開くようにお願いはしておいた。)しかし、これ以上ズルズル引っ張っていて条件に見合う車が出てくる保証はないため、リスクを覚悟の上でこの車を購入することにしました。
で、翌週、現車を見ることができましたが、リアスクリーンは張り替えてるの、CDチェンジャーはついている、しかも、オーディオ以外はほとんどノーマル。一発であっさり陥落と相成りました。(笑)