AT90S1200によるVGAテストパタン発生器 1999.10.10 (最終更新1999.10.10)

vgagen.jpg

これはATMELのAVRマイコン(AT90S1200-12PC)で作った、VGA(640x480, fh=31.5kHz, fv=60Hz)の
テストパタン発生器です。

あるサイトでComputer & Monitor Maint. IncのChecker Jr.というVGAのテストパタン発生器を
分解した写真を見たのですが、それはPIC16C84 1個、三端子レギュレータ1個、ダイオード1本、
LED 1本、抵抗8本、セラミックコンデンサ2本、タンタルコンデンサ1本で出来ていました。
写真から推測すると、内蔵RCオシレータで動作させたPIC16C84で同期信号とビデオデータを作り、
そのビデオデータを抵抗で構成した3組の2ビットDACを通して出力する物のようでした。
簡単な物ですが、値段は$99.95だそうです。

ちょうどAVRマイコンを使い始めた時期で、ライタについてきたサンプルプログラムを試してみて、
次に何を作ろうかと考えていたところだったので、同様のものをAT90S1200-12PCで作ってみました。
構成は上の物と同じですが、クロックはセラミック振動子で発振させ、DACは2重終端型にしました。

ソフトは、クロック数を数えて各同期信号とRGB信号の波形を作っているだけの簡単なものです。
CPUの速度には余裕があるので高解像度モードに対応させることも簡単だと思います。

回路図
プログラム

vgapat.jpg
発生するパタンです。

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