スワロー誘電製VCO MWO-11.4、MWO-20の特性測定 2001.12.17 (最終更新2001.12.17)

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10年ぶり(^^;くらいにトランスバータを作ろうかと思い立ったのはいつの日か(遠い目)。
そろそろSHFに手を染めてもよい時期だ、と勝手に思いこみ、第一歩としてPLLの局発を作ることに。
研究すべきなのは最重要なVCOだと思うけど、最初なので既製品で作ることにして、秋月電子で
売っている900MHz前後のVCOと、同じく秋月電子で売っているスワロー誘電製の誘電体VCO、
MWO-11.4(1140MHz@VCC=9V,VT=5V)とMWO-20(2000MHz@VCC=9V,VT=5V)を買ってきました。
900MHz帯の物は研究用ということで、スワロー誘電製が本命です。だって周波数が(^^;

ということで、最初にVCOの特性を調べることにして、電源電圧をパラメタに、制御電圧と
発振周波数、出力電力の関係を調べました。

MWO-20については、製造時期によって少なくとも3種類のバージョンがあるようで、製品添付の
データ上で出力電力が-10dBm、-5dBm、0dBmのものが確認されました。私が買ったものは
初期のバージョンのものらしく-10dBmのものでした。

どちらも、周波数はほぼ仕様通り、その変化も制御電圧1V以上でほぼリニアでした。
出力電力は、電力計での測定なので高調波の電力も含まれていますが、仕様より若干大きめで、
制御電圧による変化は小さく、フラットでした。

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MWO-11.4の制御電圧- 発振周波数特性

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MWO-11.4の制御電圧- 出力電力特性


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MWO-20の制御電圧- 発振周波数特性

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MWO-20の制御電圧- 出力電力特性

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