フィルタコレクション そにょ 0 |
私はフィルタが好きです。 クリスタルフィルタとかメカニカルフィルタを集めている人はよくいますが、私の場合は何故か それには興味がなくて、LCフィルタや立体構造のフィルタを主に集めています。 最初はLARK社のLMC1000-4ABです。 カットオフ周波数1000MHz、4セクション、最大入力2WのLPFです。 メーカの仕様にはカットオフ周波数の定義はみあたりませんでしたが、セクション数によって カットオフ周波数と-3dB点の関係は変化するのでグラフが載っていて、4セクションの場合は、 カットオフ周波数の約1.12倍が-3dB点となります。 私のSSGは上限が1040MHzのためこれの特性は測定できないので、譲って下さった方が付けてくれた 実測データを載せておきます。 グラフの横軸は周波数10MHz〜2000MHz、中央のカーソルが1000MHzです。 縦軸は+20dB〜-60dB、左のカーソルが0dBです。 阻止域の減衰量が-50dB止まりなのはスカラネットワークアナライザで測定されている(測定器の ダイナミックレンジが小さい)ためです。 カットオフ周波数の1.6倍で-50dBと、立派な特性です。 |
LMC1000-4AB![]() |
LMC1000-4ABの周波数特性![]() |
次はMini-Circuits社のSLP-550です。 カットオフ周波数570MHz、最大入力0.5WのLPFです。 LMC1000-4ABと違って、カットオフ周波数は-3dB点として定義されています。 見ての通り、先のLMC1000-4ABよりかなり大きいサイズです。 2個測定すると、カットオフ周波数あたりの特性が結構ばらついていますが、 メーカの仕様では、
なのでどちらも仕様内です。 LMC1000-4ABに較べれば多少見劣りしますが、悪くはない特性だと思います。 |
SLP-550![]() |
SLP-550の周波数特性![]() |
次は多摩川電子のULF-192-02です。 仕様不明ですが、標記から、通過域の上限320MHz、最大入力1WのLPFだと思います。 実測では緩やかな特性でした。 |
ULF-192-02![]() |
ULF-192-02の周波数特性![]() |