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noh-dictionary 観能予習復習辞典
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山姥
やまんば

2003.10.13
<能との出会い '97 能楽リレー・エッセー 「山姥考」>より
上路
場所…新潟県西頚城郡青海町大字「上路」(あげろ)
直江津から北陸本線で富山方向へ。県境を越えて泊の駅からタクシーで、海沿いの道を通って、 少し山の方に入り、しばらく行くと、視界が開けて小さな集落にたどり着く。
何十年も前、ある能楽師がこの地をおとずれて山の頂まで上り、 そして感極まって「山姥」のサシを謡われたという (それを記念した石碑が村にあった)。 その景色はまさに山姥のサシの謡のとおりだったという。
  『殊に我が住む山河の景色 山高うして海近く 谷深うして水近し』

人間に遊ぶ
村の古老談…「わしらが子供の頃は、毎年山姥の祭りをやっとった。 祭りになると、みんなで山姥の旗を立てた。すると、山姥が山から下りてきて、菓子をくれたり、 灯火をつけてくれたりして、山へ帰っていったもんじゃ。」
  『 山姥はやはり 人間に遊ぶこともあったのだ。 』 by 山川 智

山姥の杖
日本の伝承では、ニレ科の榎(えのき)が卜占の樹として活躍する。榎は神秘の樹である。 榎の根からは泉が湧き、山姥の杖として奇蹟を生ず。 (梅原猛「海人と天皇」(下)の注より)

「白頭」


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