99-03-20 「 セイジコール 」 |
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横浜 城
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柏 ベンチーニョ ストイチコフ |
柏のエンドからのFKで試合再開。誠史のファーストタッチは、相手のFKのボールを拾った上野から左サイドを開きながら動いた誠史の足下へパス。誠史はボールキープしようとしますが、酒井がプレッシャーを掛けてきてボールコントロールを誤り。タッチの外へ出してしまいます。
誠史が登場してから、それまでアツにマークに付いていた酒井が誠史についてきて、アツのマークが外れるようになって左サイドの攻撃が良くなります。誠史は2回ほど早いセンタリングを上げましたが、DFにクリアされてしまいます。何度か左サイドからの攻撃が出来ますが、点に結びつきません。柏のマークも誠史に渡辺が付いて、アツに再び酒井が付くと更に攻撃が封じ込まれます。
中盤での打開策として後半30分には、永井に変えて波戸を投入して、右サイドに。右サイドのアキがボランチに入って上野と組み。柳相鐵が前線に上がる形にアントニオが変更してきました。
誠史は直後に左サイドでボールを持ってドリブル突破を計りますが、渡辺のマークが激しくて、更にミョンボもやってきてセンタリングは潰されてしまいます。31分にも左の深い位置で誠史がボールキープして、アツが追い越そうとしながらボールを貰いに行きますが、わずかなパスのタイミングが合わずみボールはゴールラインを割ります。32分に柏ゴール前で上野がドリブル突破を薩川に阻まれて、横浜がFKのチャンスを得ます。前半に素晴らしいFKで南を慌てさせた俊輔はもうピッチを離れています。ここでボールの後ろに立ったのが、誠史でした。横浜ゴール裏から”セイジコール”が流れます。やや中央より右サイドでのFK。左足でも右足でも狙える位置でした。誠史がボールの右に立ち、左にはアツが立ちます。主審の笛が吹かれてボールを蹴ったのは誠史ではなくてアツでした。右足から放たれたボールは変化をしながらもゴールの左上に向かって伸びていきますが、ややクロスバーの上に外れてしまい、横浜サポータのため息を誘います。誠史に蹴って欲しかったですが、ゴールを守るのはユース代表でチームメイトだった南ですから、コースを読まれるのを気にしたのかも知れません。
34分、能活のゴールキックから城がヘッドで繋いでゴール前に走り込んだ誠史の足下へボールが行きますが、渡辺のマークに合い阻まれてしまいます。39分誠史が左サイドをドリブル突破し、1人で渡辺を抜こうとしますが阻まれます。何度も左サイドにボールが集まりますがなかなか中央までいいボールが供給されずに、柳相鐵のファウルを取られることが多くなって、主審に悪い印象を持たれたみたいで、一度ペナルティエリアで真後ろから足を引っかけられますが、何故か?流されてしまいます。
ロスタイム3分の表示が出てからも果敢に攻め込みますが、残り少ないロスタイムでアキがドリブルからミドルシュートがゴールの外に外れて万事休す。0対1で敗戦してしまいました。
試合後、バックスタンド、ゴール裏に挨拶に来るマリノスイレブンですが、当たり前ですが笑顔は無かったです。誠史もややうなだれ気味で挨拶に来ていました。
誠史にとって今シーズンの始めてリーグ戦登場でした。得点に結びつくチャンスを作ることは出来ませんでしたが、十分戦力に成り得ることを証明したと思います。周りとのコンビネーションがまだまだだと思いますが、誠史が出場してから長い距離を走ってスペースでボールを貰う動きが出てきてから攻撃が活性化されたと思います。個人的にはFWと交代して出場したことで中央の選手が足りなくて誠史が送ったボールを受ける選手がいない状況が多かったように感じました。その辺りをこれからの練習の課題として取り組んで、再びピッチで活躍する勇姿を見たいです。
誠史にとっての今シーズンが始まったばかりです。次の戦いを早くみたいです。
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