横浜マリノス/試合観戦記/1998年


98.5.9 第12節 対名古屋グランパスエイト 横浜国際

 

『 首位に立つチャンス逃す、痛い1敗 』

 晴天の中、スタジアムに行ってきました。Bブロックシーズンチケット持ってるのに何故か横浜国際のゲームでは初めてのバックスタンド1階席中央前段前から5列目での観戦です。

 今日の試合、1位のヴェルディが敗れて2位のマリノスが勝つと実に3年ぶりの首位という事で13時キックオフのアントラーズ対ヴェルディの結果が気になります。選手入場後、場内アナウンスでヴェルディが1対3で敗れた場内アナウンスが流れて大沸きに沸くスタンド。(選手の耳にも聞こえているだろうからモチベーションが入り過ぎなければ良いがとちょっと気になりました)

 

横浜マリノス 

      城    文丈

      俊輔  バルディ 

      上野   野田

  路木  井原  小村   ゴイコ 

        能活

サブ:榎本 サリナス 直樹 深澤 誠史

 

名古屋グランパスエイト 

    ストイコビッチ  福田

         岡山 

     平野      望月

         バウド 

  中谷  大岩  トーレス   石川 

         伊藤

サブ:

 

 試合ですが、昨年の対戦と同様野田がストイコビッチの密着マークに付きイライラさせます(昨年の対戦は、2試合とも退場に追い込んだ実績も有ります)試合開始から何度かブロックして倒したのをストイコはカードだろうと片手を上げて主審にアピールします。(場内から笑いが、、)

 前半4分野田の中盤のミスからパスが平野に渡り、左足のセンタリングをDFの裏を取った福田が決めて先制します。その後は中盤での争いが続きます。ストイコビッチが野田のマークを交わしながら前線へパスを配給するグランに、俊輔を中心にパスを回して攻撃をしかけるマリノスの展開が続きます。そんな中、前半20分左サイドに抜けた野田のセンタリングをバルディが頭で合わせますがバーに弾かれますが、再び頭で押し込み同点に追いつきます。

 その後は俊輔が不調でパスがことごとくバウドに取られたり、城も不調でトーレスに押されられてたりしてマリノスにチャンスが生まれません。

 グランはストイコビッチがボールを取られた上野を後ろから引き倒してイエローを貰いますが、その後冷静にチャンスに絡んでいきます。均衡した状況で前半終了します。

∽∽∽

 後半マリノスは不調の俊輔に変えてサリナスを投入しますが、結果的にこの交代が裏目に出ました。俊輔が出てるときは悪いながらも中盤のバランスを取り、上野が上がった所をカバーに回ったりしてディフェンスにも貢献していましたが、サリナス、城のツートップになり左MFに文丈を回したことで中盤がぽっかり空いてしまって攻撃の形が作れなくなりました。そこを確実に付いてくるグラン。後半7分”清商の王様”望月が岡山にパスを通して2点目を上げます。逆転されたマリノスも攻撃に出ますが、

 不調の城が中盤まで引いてこれず、トーレスにも完封されてしまいます。そんな中でサリナスにチャンスが生まれますが、長いボールを伊藤が弾いて押し込むチャンスをクロスバーに当ててものに出来ず、その後文丈を松田に交代し右DFへゴイコを左MFの位置に持ってきますが、CKを取るのが精一杯で得点の予感もしませんでした。

 せめて俊輔が残っていたら多くあったCKのチャンスをものに出来たかもしれないと思うと残念です。グランは確実に中盤を支配して中央フリーで上がってきたバウドが素晴らしいミドルシュートで3点目を上げます。更に総攻撃に出ていたマリノス(ハーフライン手前まで能活以外上がっている状況)から平野が一人抜け出して1対1になり能活の手前でループシュートを放ちますが、右ポストに弾かれて4点目はなりませんでした。試合はこのまま終了。ここ数試合試合内容が悪かったマリノスの悪い所が出た試合でした。

∽∽∽

<試合後のセレモニーについて>

 試合後に代表選手のセレモニーが行われました。内容を紹介します。

 司会はTBSの進藤アナでまずは、グランパスの平野を紹介、続いて、城、能活、小村、井原を紹介し、各選手メインスタンドの前で並びます。抽選で選ばれたオフィシャルサポータ5組3人計15人の人から各選手に花束贈呈とサポータからの発案で各選手の腕にトリコロールのリボンを結びます。マリノスOBの金田喜稔氏、水沼貴史氏から選手に対しての激励のスピーチが送られます。

 その後5人の選手はアウェー側から電光掲示板に最終予選のダイジェストと各選手のアップが流れる中、場内一周します(グランパスサポータからの大きな城コールは嬉しかったです)平野だけグラン側サポータに挨拶して控え室に戻り、マリノス4選手はマリノス側ゴール裏に歩いていきます。マリノスゴール裏では1階席を覆うような大きな日の丸のが広げられます。ゴール裏にてマリノス4選手一人一人から一言ずつスピーチを話します。

 サポータからのプレゼントとして、試合開始前からメッセージを募った”Win”と書かれたトリコロールの旗が広げられます。選手が場内を回り控え室に戻りセレモニーが終了しました。

 ワールドカップでも頑張れ!!

 尚、私の左腕にも選手に巻いたの同じトリコロールのリボンが巻かれています(^^)

 

〜fin〜