試合観戦記

2004.04.04(SAT) 16:00-18:00
J1リーグファーストステージ第三節
横浜Fマリノス対セレッソ大阪 横国
天候:晴、風強い
観客:約22102名
主審:吉田寿光

<メンバー>

横浜Fマリノス

・布陣

試合開始 62分
9久保  18清水
14奥      7由紀彦
26那須  6良治
5ドゥ  22中澤 3直樹 4波戸
1達也
9久保  18清水
14奥      8柳
26那須  6良治
5ドゥ  22中澤 3直樹 4波戸
1達也
84分  
9久保  11坂田
11清水      8柳
26那須  6良治
5ドゥ  22中澤 3直樹 4波戸
1達也
 

・サブ
21哲也、35河合、8柳、36安、11坂田

・交代
62分 OUT:由紀彦  IN:柳
84分 OUT:奥    IN:坂田


セレッソ大阪

・布陣

試合開始 61分
20西澤  10大久保
8森島
13佐藤悠       7久籐
4布部
16斉藤竜2カブラル5ラデリッチ11徳重
21伊藤友
20西澤  10大久保
13佐藤悠       7久籐
4布部  15千葉
16斉藤竜2カブラル5ラデリッチ11徳重
21伊藤友
69分 75分
20西澤  10大久保
13佐藤悠       11徳重
4布部   6濱田
16斉藤竜2カブラル5ラデリッチ15千葉
21伊藤友
11徳重  10大久保
13佐藤悠       17酒本
4布部   6濱田
16斉藤竜2カブラル5ラデリッチ15千葉
21伊藤友

・サブ
22羽田 19上村 15千葉 6濱田 17酒本

・交代
61分 OUT:森島  IN:千葉
69分 OUT:久藤  IN:濱田
75分 OUT:西澤  IN:酒本

<退場・警告>

横 浜 ドゥ 那須 奥
C大阪 カブラル 布部

<試合展開>

試合前
 1週間前は、ナビ杯が行なわれて迎えたJ1リーグ第三節でした。水曜に代表試合があった関係から、中澤、安の二人の起用がどうかと思いましたが、シンガポールに行っていた中澤は試合に出ていないために、スタメン起用、モルジブで韓国代表試合に交代出場していた安がサブに入りました。怪我や体調不良でナビ杯で戦列を離れていた、ドゥトラ、柳、奥、久保も戻ってきました。しかしアキが全治3週間の怪我で戦列を離れてしまいましたが、ようやく駒が揃った感じはしました。Jリーグが始まって公式戦2分1負なので、そろそろ勝ち点3が欲しい試合でした。
 相手は、セレッソ大阪。相手もJ開始後3連敗と泥沼化していて、この1週間前に早くも監督交代が行われていました。その影響か?前節よりディフェンスラインを変更してきて、GKも若い伊藤(多田も若いのですが)に交代してきました。190センチを超える、ラデリッチ、カブラルがゴール前で堅陣を敷き、右サイドに徳重を配して、ドゥを押さえるつもりだったのでしょうか?

欠場 
怪我:アキ、後藤

前半
38分 大阪 右CK佐藤悠介→西澤ヘッド→コース切った直樹の背中に当たってこぼれ、森島走り込んで左足で叩き込む。 0-1。
40分 横浜 左サイドFKドゥトラ→ファーサイドフリーの久保、左足ダイレクトボレー。1-1。

ハーフタイム

後半
79分 左CKドゥ→中央中澤ヘッド右隅。2-1。

<試合結果・得点>

横 浜 2  久保、中澤
C大阪 1  森島

<試合雑感>
 1点先制されましたが、逆転で勝ちました。久保、中澤の得点でチームも落ち着いていくでしょう。柳がサイドでの交代出場でしたが、その時点で清水を下げる手も有りましたけど、清水は前でよい動きをしていましたから、ちょっとポジション変えづらかったですね。サイドで出ても破綻なくやっていたと思います。
 勝ち点3がなかなか取れないマリノス。昨年の形に戻しましたね。サイドを起点にクロスを送っていく昨年の戦術にしたような形に見えました。今季の数試合を見ても、中へ人が入っていくような闘い方を取っていましたが、選手が変わり戦術が変わりコンディションが整わない中での消化不良を起こしていた感じに見受けられましたが、昨年の基本的な戦術に有る程度戻したことも合って、選手の動きが格段によくなったように感じられました。まだまだコンディションの面で動けていない選手もいますが、戦術が決まれば、コンディションのいい選手をその位置に当てはめていく作業と、新しい選手をその戦術に馴らす戦いが待っていますから、そこをうまく結果を出しながら戦いを続けていって欲しいです。ようやく国内のリーグ戦で勝ち点3が取れました。

<選手評価>

・横浜
達也  6.0 :1失点は仕方が無い、スーパーなプレイを発揮することなく、安定感あり。バックパスからの一度のキックミスは止めて欲しい。
波戸  6.0 :破綻なく守って、由紀の上がりのフォローで何度も助ける。
中澤  6.5 :逆転ゴール。セットプレイでの威力は抜群。守備も破綻なく守る。
直樹  6.5 :金髪で登場。守備ラインで冷静に守る。
ドゥ  6.0 :怪我明けで若干運動量は少なかったが、縦への突破は相変わらず秀逸。
那須  6.0 :潰し役は健在。良治とのコンビは良かった。CK時のヘッドは惜しかった。
良治  6.5 :最初は戸惑っていたが、運動量多く前線へ飛び出す動きも何度も見せた。失点シーンのモリシマークはちゃんとやって欲しい。致命的になりかねない。
由紀  6.0 :サイドを駆け上がって、波戸とのコンビで崩す。クロス精度をFWに合わせて欲しい。
奥   5.5 :運動慮少なくコンディション悪い印象。シュミレーションでイエロー貰うなど、今ひとつの出来。
清水  6.5 :FW起用だったが、消えて出て行く動きが秀逸で、何度か裏への抜け出しも有った。課題はやはりラストプレイ。
久保  6.5 :今季リーグ戦初得点。セットプレイからのダイレクトボレーはお見事。献身的な守りは、すごく効いていた。

柳   5.5 :由紀に代わり、右サイドに入る。ゴール前に進出した時の迫力はあったが、サイドで貰うと少し戸惑っている面もあり。しかし復帰は多大な効果がある。
坂田  --- :プレイ時間短く、点数無し。

・主審
吉田  6.0 :試合開始から7分間笛を一度も口にせず。なかなか良かった。奥へのシュミレーション、ドゥへの異議へカード出るなら、大久保の異議もカードでは?出来るだけカード出さないジャッジを期待。荒れているわけではないんだから。

 

<選手コメント>


・オフィシャル
楽には勝たせてくれないね(笑)。セットプレーからの2ゴールだったから、今度は流れの中から取れるようにしたい。向こうもあまり出てこなかったね。リーグ、カップと、負けと引き分け。また練習の紅白戦もしっくりいかなくてチームのムードは盛り上がっていなかった。でも、きのうの練習後にミーティングをして、とにかく自分たちでこの状況を切り開いていこうと全員で話し合っていたのがよかった。1節、2節よりフォワードのローテーションもよくなった気がする。調子も上がっていくと思う。

直樹
・オフィシャル

攻めていて点が取れなくて、セットプレーで取られるというのは負けてしまいがちなパターン。その悪い流れをこらえて逆転で勝てたのは大きい。佑二のゴールもチームが一丸となった気持ちがあらわれたものです。セレッソの大久保がカウンターから狙ってくるのはわかっていたので、特に注意していた。サッカーの内容的にはイマイチだったかもしれないけど、これからポジションも固まってくればもっとよくなるはず。

由紀
・オフィシャル
サイドを意識して戦った。とにかく目標だった勝ち点3を取れたことは大きい。今は、我慢する時期かもしれないけど、きょうの勝利でリズムが出てきてアクションサッカーができるようになるといい。

○那須大亮選手(横浜FM)
・Jsgoal
「サイドからの崩しから二次攻撃に繋げることが出来たので良かったと思う。チーム状態は良くなっている感じがする。監督の強い気持ちが試合に出たと思う」

○久保竜彦選手(横浜FM)

・Jsgoal
「(ゴールは)いいボールが入ってきた。勝ったことでまた気持ちよく出来る。とにかく良かったです」

○中澤佑二選手(横浜FM)

・Jsgoal
「勝ててとにかく良かったね。セットプレーでは相手の大きな選手が俺にはついていなかったから。いいボールが何本もきていたし決めたかった。練習していたセットプレーで点を取れたことは大きいよ」

 

 

 

 

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