2003.04.12(Sat)
15:00-17:00
Jリーグファーストステージ第三節
横浜Fマリノス対東京ヴェルディ1969 味の素スタジアム
<メンバー>
横浜Fマリノス
・布陣(4−2−2−2)
試合開始 | 39分 |
マルキ 久保 奥 ユキ 那須 アキ ドゥ 中澤 直樹 波戸 哲也 |
ジロー 久保 奥 ユキ 那須 アキ ドゥ 中澤 直樹 波戸 哲也 |
89分 | 89分 |
ジロー ヤス 奥 ユキ 那須 アキ ドゥ 中澤 直樹 波戸 哲也 |
ジロー 久保 奥 ユキ 那須 良治 ドゥ 中澤 直樹 波戸 哲也 |
・サブ
佐藤浩、オニク、良治、ジロー、ヤス
・交代
37分 OUT:マルキ IN:ジロー 左太腿裏負傷交代
78分 OUT:久保 IN:ヤス
86分 OUT:アキ IN:良治
東京ヴェルディ1969
・布陣(4−2−2−2)
試合開始 | 62分 |
高部 平本 大悟 慶行 林健 山卓 鈴木 米山 ロペス 柳沢 高木 |
高部 平本 大悟 根占 林健 山卓 羽山 米山 ロペス 柳沢 高木 |
76分 | |
平本 飯尾 大悟 根占 林健 山卓 羽山 米山 ロペス 柳沢 高木 |
・サブ
柴崎、一柳、羽山、根占、飯尾
・交代
72分 OUT:慶行、鈴木 IN:根占、羽山
75分 OUT:高部 IN:飯尾
<退場・警告>
横浜
東京 ロペス
<試合展開>
試合前
前節から、水曜日にナビスコカップの試合を挟んで、土曜、水曜、土曜の試合になりました。先週土曜、水曜と雨の試合で連戦の疲れもあって、選手の肉体には疲労が溜まっていると思われました。月曜日に韓国戦の日本代表選手の発表がされて、久保が代表復帰してマスコミ的にも注目が集まる移籍後初ゴールが待たれる所でした(サポは初ゴールというより何ゴール上げるかの方が興味が大きいですけどね)メンバー的には同じベストメンバーがピッチに揃いました。
対戦相手のヴェルディは、ラモン、アツ、ハユ、エムボマ、平野等が負傷欠場していて、メンバー的にも厳しい感じがしましたが、今まで出場出来なかった選手たちが出て来て、いいメンバーが揃っていました。ヴェルディは山田卓也、林健太郎コンビのボランチが一番機能すると思っているので、今までの大悟、根占コンビより脅威があると思って試合前は見ていました。一列前に上がった大悟のパスセンスにも要注意だとは思いました。FWは高部より飯尾をスタメンにした方が良いのではないだろうか?
試合開始前の味スタ…東京スタジアムから味の素スタジアムに今期から名称が変更になりました。入り口正面にでっかく”AJINOMOTO”の文字が入った看板が掲げて有りましたねー…は、雨がサラサラからポツポツ落ちてきていました。屋根が3/4あるとはいえ、前の方は濡れてしまいますので、屋根下に逃げ込んでいましたが、試合開始直前に雨が上がって前の方で観戦していました。ピッチは雨の影響でスリッピーになる事が予想されました。
欠場 怪我:達也、下川、章吾
主審:山西
前半
00分 横 浜 キックオフ
00分 横 浜 マルキ開始27秒でドリブルシュート。ゴール右枠外
02分 横 浜 ドゥ左クロスミス
03分 横 浜 久保中央キープから、中のマルキへ。止めてシュート。枠外
05分 東 京 早いFK大悟中央からミドルシュート。ゴール枠外(那須のカバー遅い)
06分 東 京 直樹のチェックファウルから、右FK鈴木。G前へ哲也キャッチ。
08分 東 京 右サイド柳沢?ドリブル突破、奥のタックル→右CK。哲也パンチング。
11分 横 浜 中央からスルー狙うが、奥オフサイド。
12分 横 浜 奥が山卓に競り勝ち、サイドへ繋いでドゥ、左クロス。高木パンチング。
14分 横 浜 中央マルキから、右サイドのユキへ、ユキフリーで右クロス。ファーサイド久保フリーでどんぴしゃヘッド。高木フィスティング(ヘッドは叩きつけなきゃね)
15分 横 浜 左CK奥(東京は前線に3人残す、横浜は4人戻る)ニア低くクリア。カウンターはユキが止める。
17分 東 京 高部、中澤と競りながらシュート。ゴール左枠外。
20分 横 浜 久保中央ドリブル突破をファウル受けるが粘るが2人目で止められFK。波戸クロス。ファーサイドでマルキアクロバットキックはG前のユキオフサイド取られる
23分 東 京 左鈴木クロス、哲也キャッチ後一瞬ボール離すが抑える
25分 東 京 那須がボール持つと、2、3人でプレッシャー駆けてボール奪う
27分 東 京 中盤で那須が大悟に競り合いで負けファウル。早いFKは哲也キャッチ。
29分 横 浜 那須中央からロングスルー。DFカット。
34分 東 京 FK慶行、壁に当たりこぼれを鈴木シュート。G枠外。
36分 横 浜 マルキ、スルーパスに反応した所で足の痛みを訴えて自ら倒れこむ。タンカで外へ。
37分 横 浜 選手交代 マルキ→ジロー(マルキはタンカのまま退場 左太腿裏肉離れで全治3週間)
38分 横 浜 ジロー左サイドスピードで突破、クロス。DFに当たる→左CKドゥ。佑ニヘッドはG右外。ロペスの後頭部と当たり、佑ニピッチ外で治療。
41分 横 浜 波戸と大悟がタッチライン際でボールの競り合い。先に滑った大悟の上に波戸が落ちて、尻部を痛めてピッチ外へ(この間に佑ニは戻る)
ロスタイム2分
46分 横 浜 ジローの頑張りから左スロー得て、ドゥ〜ジロー〜ドゥへ渡ってニアへ低いクロス。久保がダイレクトで左足で叩いたボールがゴール右隅に決まる、1−0。
ハーフタイム
雨も上がって、バックスタンドは屋根下から前の方に出てくる人でいっぱいに。
東京の選手がなかなかベンチから出て来なくて、2,3分待たされる。
後半
48分 東 京 右柳沢シュート、ドゥがクリアしたボールを大悟が拾ってゴール前へ、平本シュート。ゴール右枠外
49分 横 浜 ジロー左サイドで倒されてFK。奥のFK。ファーサイド高木キャッチ。
51分 横 浜 那須がドリブルで中央突進。ファウルで止められる。早いFKからサイドドゥクロス。ファーサイドシュート打てず。
52分 横 浜 左ドゥのクロス、DF辺り真上に飛び、久保身体伸ばしてヘッド、ネット上。
54分 横 浜 佑ニ自陣からパスカットして前線までオーバーラップ。左サイド奥へ、クロスは佑ニの前で高木キャッチ。
55分 東 京 山田のドリブルから、早く繋いで左大悟から中央へ短く出し、平本おとして慶行シュート。ゴールわずかに右枠外。
61分 横 浜 左ドゥFK。ファーサイドへ抜けて、佑ニ戻りながらのシュートはクロスバーを叩く。
72分 東 京 選手交代 慶行、鈴木→羽山、根占
73分 横 浜 右サイドユキがボール受けて、エリア内をフェイントで交わしてゴール前へ、奥飛び込んでシュートはコース空いていたが高木の方へ蹴ってしまい、高木足でクリア。
75分 東 京 選手交代 高部→飯尾
77分 横 浜 左サイドハーフ付近から、直樹のクリア気味のキック。久保がオフサイド位置にいたが関与せず、ジローがライン裏から飛び出して高木と1対1。スライディングしながらシュートの角度を変えて高木にあてながらゴールに飛びこみ。2−0。(ジロー今期初ゴール)
78分 横 浜 選手交代 久保→ヤス
80分 横 浜 右ユキ持ち込みクロス。ヤスファーで受けてシュート。DFに当たる、こぼれをアキがミドル。ゴール枠外。
85分 横 浜 右サイドのスローから、波戸のスルーにジロー反応して再び高木と1対1。ニアの足元抜き、右ポスト内側に当たってゴールへ。3−0。
86分 横 浜 選手交代 アキ→良治
90分 ロスタイム3分。
91分 東 京 ロペスイエロー(左サイドジローの突破にアフタータックル)
93分 タイムアップ
<試合結果・得点>
横 浜 3 久保(L)、清水(R,R)
東 京 0
<試合雑感>
前半と後半では全く試合の性格が代わって行った試合になりました。前半はヴェルディの中盤でのチェックが良く効いていて、いつもは綺麗に楔に入っていく久保へのパスが林や山田にカットされる場面も多くて、そこで楔が出来ないと、奥やアキがトップスピードで前線へ飛び出していけないから早い縦への攻撃が余り出来無かったです。次第にヴェルディの中央中盤が厚いせいもあって、奥は左サイドに開いてボールを受ける場面が見られて張り気味になり、由紀彦がバランス考えて中央に行く場面が増えてしまって、攻撃のリズムが乗って行けない要因になりました。奥はスパイクのチョイスを間違えたみたいで、何度か滑っている場面も見られて、途中でスパイクを交換しました。そうこうしている間に、マルキがはしりこんだ瞬間に足を痛めて負傷交代。肉離れと思われジローにすぐに交代しました。前半の嫌な流れを救ったのたのが久保の左足でした。難しいシュートを前半ロスタイムに決めてくれて1点リードで折りかえしました。ハーフタイム後にヴェルディの選手がなかなか出て来なくて、2,3分遅れて出てきてイライラしましたが、後半は徐々にヴェルディのチェックが減ってきて運動量が落ちてきてマリノスがボールキープする時間が長くなりました。それでもチャンスは作るが2点目が入らない流れをすくったのが、ジローでした。直樹のクリア気味のボールをラインの裏へ抜けて受けて、1対1を高木に当てながらも今期初ゴールを上げて、2点目も同じような感じでラインの裏へ抜けて決めてくれました。90分間全ての時間帯に同じ流れでプレイをしなくてもいいのですが、後半はいい流れのゲーム運びが出来ました。
2点目のアシストとなった直樹に、みんなが祝福にかけ寄っていたのが印象に残りました。ジローには由紀彦くらいしか寄っていませんでしたが、200試合出場ということを解ってチームメイトが直樹の所に寄っていったのでしょう。3点目もアシストの波戸の周りには人垣が出来ていました。
この試合ピッチが濡れていた事も有って、東京の選手は早めに滑ってタックルに来る事が多くて足を上げ気味だったのですが、主審は全て流していましたが、奥とかは怪我がしないかと主審に少しクレーム付けていました。
これでリーグ戦は3試合で2勝1分。勝ち点を確実に積み上げて行っています。得点も取れるだけとって、8得点3失点ですかね。3節で首位に踊り出ました。この首位を譲り渡すこと無く、15試合終了まで駆け抜けていって欲しいです。
<選手評価>
哲也 6.5 :ビッグセーブ一度あり、安定したキャッチングを見せていた。終盤の時間かせぎは止めて欲しい。1−0ならともかく。3−0なんだし。
祐二 6.5 :古巣相手に激しい守備で、怒涛のオーバーラップも見せる。セットプレイからは合ってはいたけどゴールならず。
直樹 6.0 :アシストはたまたま?だったが皆から祝福受けていた。CK時に全力で戻る姿に気持ちの変化を感じさせた。ラインが深い感もやや有り。
波戸 6.0 :右サイドをうまく使うことが出来ず。守備は合格。おしりの痛みは無くなった?
ドゥ 6.5 :久保へのアシストとなった低いクロスは綺麗だった。もっと低いクロスもつかって欲しい。
那須 5.5 :中盤を破られる早いパスに振りまわされ気味で、前半はあまり抑えることが出来無かった。
アキ 5.5 :存在感薄かったし、那須のカバーで手いっぱいで前にあまり出ていけず。楔がうまく行かないのも要因だったか?
奥 6・0 :左に張るシーン多かったが、前線まで動きまわってボールに変化をつけていた。
由紀 5.5 :ボールが出てこない場面は、ポジショニングの問題。前半は試合のリズムから消えていた。後半は良いクロスもあった。
マル 5.5 :古巣相手に27秒でシュートうつなど積極的だったが、左足太腿裏を痛めて前半のうちに交代でピッチを去る。全治3週間。
久保 6.0 :移籍後初得点。難しいシュートを決める。前半はマークきつく楔にあまりなれなかった。
ジロ 7.0 :前半途中から入って2得点。GKとの1対1を冷静に決められるようになったのが成長の証。
ヤス not :楔を大事に行ってから前へ出て行こう。
良治 not :アキに代わってボランチに入る
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