2003.03.28(Fri)
19:00-21:00
親善試合
日本代表対ウルグアイ代表 国立競技場
<メンバー>
日本代表
・布陣(4−2−2−2)
試合開始 | 45分 |
タカ 隆行 俊輔 ヒデ 伸二 イナ 服部 森岡 秋田 ナラ 能活 |
タカ 隆行 アレ ヒデ 浩二 イナ 服部 森岡 秋田 ナラ 能活 |
75分 | |
タカ 黒部 アレ ヒデ 浩二 イナ 服部 森岡 秋田 ナラ 能活 |
・サブ
下田、楢崎、坪井、山田、中田浩、アレックス、福西、黒部
・交代
45分 OUT:俊輔、伸二 IN:アレックス、中田浩
75分 OUT:隆行 IN:黒部
ウルグイアイ代表
・布陣(4−2−2−2)
試合開始 |
・サブ
・交代
<退場・警告>
日本
ウルグアイ
<試合展開>
試合前
日本のアメリカ遠征が戦争により中止になり、急遽国内で行われた今年初の日本代表試合になりました。火曜にチケット発売され金曜に試合というスケジュールにも関わらず、国立に詰めかけた観客は5万2千人。日本代表というネームバリューはさすがに強いと思いました。日本代表は、欧州で活躍する7人の選手を日本に呼び寄せて、スタメンとして試合出場をしました。対するウルグアイ代表は、マンチェスターユナイテッドで活躍するFWフォルラン、インテルで活躍するレコバも加えたメンバーで来日をして、メンバー的にも楽しみな試合になりました。
前半
20分 ウルグアイ
21分 日本 俊輔のPKゴール
22分 ウルグアイ
ハーフタイム
後半
10分 日本 稲本ゴール
<試合結果・得点>
日 本 2
ウルグアイ 2
<試合雑感>
ジーコジャパンの2003年度初戦でした。欧州からの7人を呼び寄せて先発メンバーに並べましたが、前半目立ったのはピッチで大きな声でポジショニングを指示しまくるヒデの姿でした。こう動くんだよと身振りも交えてFWや中盤に指示する姿はチームをまとめる意欲の高い姿でした。チーム作りという点ではなかなか一緒にいる時間がない選手たちなので、1試合1試合の重みが違ってきます。その大切さがヒデの指示する姿に見て取れました。前半は俊輔とヒデがさかんにポジションを変えて攻撃を形作って、俊輔の華麗なステップやテクニックが観客を楽しませてくれました。
ウルグアイの速いクロスからフォルランの見事なヘッドで先制されますが、隆行がエリア内でシュート体制の時に倒されてPKを得て、このPKを俊輔が右サイドに決めて同点に追いつきます。しかし、この直後のウルグアイの右CK。レコバの蹴ったボールはキャッチしようとした能活の手を放れてこぼれた所を詰められて1−2になってしまいます。しきりに攻めますが前半はこのまま終了してしまいます。後半になって疲れの出てきた俊輔がアレックスに交代し、伸二も中田浩に交代して、攻撃の形が若干変わりました。交代で入ったアレックスは左サイドのラインを背にしてずっとボールをまっているのみで守備にも加わらず、中央にもいかずにいます。中ではヒデが動いてバランスを取ります。アレックスの所にボールは集まるのですが、ボールを持つとスピードを遅くしてしまい、ウルグアイの選手につぶされるというシーンを何度も見せられて、アレックスを使うなと思いましたが、ウルグアイはあえてそこを明けてボールを持たせた上で止めるという形を確実に取ってきて、アレックスは早めのクロスも出ないし、突破も出来ず、コーナーを取ることすら出来ずに、どんどんじり貧になっていきます。それでもヒデのキープからイナへ繋いでの見事なミドルで2−2の同点に追いつきました。途中に黒部も代表初キャップを得ましたが、得点チャンスには絡めずに試合が終わりました。
試合が終わって、日本代表が場内一周している時でもヒデはタカとポジショニングの事でずっと話をしている姿が見て取れました。
<選手評価>
能活 5.0 :2失点目は明らかにミス。試合感とかは全て言い訳になるから、これが親善試合で良かったと思われる。
ナラ 5.5 :前へ出てもボールが出てこなかった印象。守りでは存在感出す。
服部 6.0 :守っていた印象。後半アレックスにじれて前へ行く姿が見られたが、アレが戻らないから、大変そうだった。
秋田 6.0 :速い動きに付いていけない場面もあり。
森岡 6.5 :臨機応変なプレイが出て持ち味発揮。
伸二 5.5 :簡単にプレイしていたが、もっともっと出来るはず。
イナ 6.5 :守備に専念しつつバランス取ってプレイしていた印象です。同点ゴールは見事。
俊輔 6.5 :前半のみの出場でしたがピッチ上で様々な魅力有るプレイを見せてくれた。
ヒデ 6.5 :ピッチ上の”キング”でした。オーラをまとっている様な風格があった。
タカ 5.5 :FWのコンビ的には重なる場面も多くて、あまり機能していなかった。
隆行 5.5 :同上。シュートをもっと打って欲しい。
アレ 4.0 :引き分けの元凶。試合の流れを読めずに試合のリズムを壊し、攻撃を停滞させる。無謀な突破に終始し止められまくる。
浩二 6.0 :後半から登場、バランスを取ってプレイしていた。
黒部 5.5 :高い打点のヘッドとかも有ったが、流れからの動き方がまだまだ周りと合っていない。
top menu