試合観戦記

2003.03.21(Fri) 14:00-16:00
Jリーグ第一節
横浜Fマリノス対ジュビロ磐田 静岡スタジアムエコパ

<メンバー>

横浜Fマリノス

・布陣(4−2−2−2)

試合開始 84分
マルキ  久保
奥     由紀彦
那須  アキ
ドゥ 直樹 中澤 波戸
哲也
ジロー  久保
奥     由紀彦
那須  アキ
ドゥ 直樹 中澤 波戸
哲也
89分  
ヤス  ジロー
奥     由紀彦
那須  アキ
ドゥ 直樹 中澤 波戸
哲也
 

・サブ
佐藤浩、三上、良治、安永、ジロー

・交代
84分 OUT:マルキ IN:ジロー
89分 OUT:久保  IN:ヤス

ジュビロ磐田

・布陣(3−5−2)

試合開始 64分
グラウ  遼一
俊哉    名波    西
服部  福西
山西  田中  秀人
山本
川口  遼一
俊哉    名波    西
服部  福西
山西  田中  秀人
山本
78分  
西野  遼一
川口   俊哉    西
服部  福西
山西  田中  秀人
山本
 

・サブ
ズワム、上本、河村、川口、西野

・交代
64分 OUT:グラウ IN:川口
75分 OUT:名波  IN:西野

<退場・警告>

横浜  
磐田  西野、西  

<試合展開>

試合前
前年度前期後期両ステージ優勝(完全優勝ではない。完全優勝とは全勝のこと)の磐田対総合2位の横浜との間で行われた開幕戦でした。開幕は3日間にわたって行われて、この日はエコパ1試合だけが行われた文字通り開幕戦となりました。
2003年はこの試合の前にナビスコの2試合があり、横浜は1勝1分け、磐田は1勝1敗で迎えた中で行われた試合でした。メンバーを見ると磐田は前日の練習で肉離れを起こした中山が欠場となり。若い遼一がトップを貼ることになりました。高原が抜けた場所は、グラウが入ります。対して横浜は、ナビスコで大事をとった久保が復帰して、現時点でのベストメンバー?で試合に臨みました。
欠場 怪我:達也、下川、章吾

前半
00分 横 浜 キックオフ
07分 横 浜 右サイドから奥の短いパス受けたアキが右サイド走る由紀彦に目もくれず、中央へフェイントして左足一閃。GKの伸ばした手も届かずゴール右隅に決まり先制。1−0。
09分 横 浜 磐田ボールで試合再開されて、自陣で奪ってから左サイドから波戸の縦への早いフィードをマルキがダイレクトでオフサイドライン抜ける久保に繋いで、久保はサイドから中へドリブル切れ込み、グラウンダーへ流したところをマルキはDFとともに潰れてシュート打てず、由紀彦が後ろから足を延ばして押し込み、2−0。

11分 磐 田 右サイド、福西のパスを西がペナルティエリア角で受けて、ディフェンス遅れた直樹を交わして中央へパス。遼一がダイレクトで決めて。1−2。
26分 磐 田 右サイドを福西のロングボールから西が突破。直樹が体入れるが、哲也ボールと判断してしまい。フリーで突破を許し、中へ折り返されたところを俊哉にヘッドで決められ、2−2同点。

ハーフタイム

後半
48分 横 浜 前線からプレッシャーかけて、マルキが右サイドで山西からボール奪って中央へグラウンダーパス。アキがゴール前でヒールで流してDF3人とGKを振って、奥が後ろからそのボールに飛び込み。3−2。
69分 横 浜 右サイド由紀彦、DFの前で突破と見せかけ、ボールを持ち替えて左足でゴール前に送り、マルキが抜群の動きで秀人とマコの間に入ってヘッド。4−2。

64分 磐 田 選手交代 グラウ→川口(グラウは腰を打って負傷交代)
75分 磐 田 選手交代 名波→西野
80分 磐 田 西野イエロー。奥へのバックチャージ。
82分 磐 田 西イエロー。治療を終えて無許可でピッチに入る
84分 横 浜 選手交代 マルキ→ジロー
89分 横 浜 選手交代 久保→ヤス
90分 ロスタイム3分。
92分 横 浜 ジローが自陣からカウンターでハーフラインからゴールまで独走ドリブル。GKと1対1。フェイントで交わしたボールが大きくなりシュート打てず。
93分 タイムアップ

<試合結果・得点>

横 浜 4 アキ(L)、由紀彦(R)、奥(R)、マルキ(H)
磐 田 2 遼一(R)、俊哉(H)

<試合雑感>

 磐田相手に4ゴールと快勝しました。4得点取った試合を見るのは久しぶりな気がします。試合開始から選手たちの動きも良くて、前へ早い繋ぎから押し上げていって数的有利を生かしての攻めが出来ていて、アキのゴールで先制。続いてすぐに由紀彦が追加点を上げて。ホームサポータから沈黙を引き出すことに成功しました。無音になったホームゴール裏からメインやバックは気持ちよかったです。
 2失点してからの磐田は押し上げや選手の動きが活発になり、ボール競り合い後の選手の動きを止めるプレイを主審が笛を吹かずにずっと流していたこともあってプレイがスピードアップして、磐田の選手の動きに横浜の選手が付いていけなくなり、2失点して同点に追いつかれ、早い縦へのボールは、久保とマルキが挟まれてボールキープが全く出来ずに、押し上げも出来ず、2−2となってからは横浜は全く攻撃の形が出来ずに前半は終わりました。
 後半に入って監督の檄が聞いたのか?横浜の選手の動きの量が活発になり、前からボールを奪う意識が高くなった結果、見事な繋ぎで完全に磐田をくずした奥の得点で突き放し、更にマルキが完璧なヘッドで追加点も上げて4−2と逆転勝ちしました。後半は磐田の攻めは守備陣ががっちり守って前線からの守備も出来て、磐田の運動量が落ちたこともあったし、幅広く動いてポストプレーしていたグラウが負傷退場した事もあり、磐田の攻めは遼一の創造性にかかっていましたが、それも押さえきって危ないシュートはあまり打たせずに、後半は完勝。ジローのロスタイムのゴールがあれば、更にインパクト大でしたが、次は決めてくれるでしょう。
 遠征の帰りは気持ちよく帰宅することが出来た試合でした。直樹の不甲斐ないプレイと、前半の波戸のプレイが今ひとつ集中を欠いていた感じだったので次の試合まで日本代表試合のために2週間空くから、その辺りを修正して欲しいです。幸い直樹は代表を辞退して負傷を治すことに専念するようなので、4/5には万全で戻ってくることを期待しています。

<選手評価>

哲也 6.0 :コーチング含めて、ディフェンス陣との疎通をもっと図って欲しい。キャッチングの精度が上がってきた。
祐二 6.0 :後半は激しい守備で、チャンス与えず。前半はグラウに付ききれない場面も。
直樹 5.0 :2失点に絡む、コンディション不良は明らか。翌日から体調不良でチーム離れる。
波戸 5.5 :前半は守備のマーキングが今ひとつ。後半は俊哉を止めた。
ドゥ 6.0 :西との引っ張り合いで攻めに絡めず、守備専従な形になる。
那須 6.0 :遼一(同年齢)に抜かれたシーンは猛省を促したい。前へフィードするボールが繋がるようになってきた。
奥  6.5 :守備に攻撃にと体を張って戦い抜いた。古巣相手のゴールはネット越しに叫びを上げるほど鮮烈な喜びだったに違いない。
由紀 6.0 :サイドをあまり崩せず、1ゴール1アシスト。危険な持ち味は醸し出していた。
アキ 7.0 :先制ゴールは持ち味を発揮。チームに自信を与えた。縦に急ぐチームに中盤でゲームを落ち着かせた。
マル 6.5 :4ゴール全てに絡む活躍。簡単なプレイとボールキープするプレイが判断良くできていた。
久保 6.0 :シュート0も縦に急ぐボールの受けてとして体を張っていた。久保に引っ張られて他の選手がフリーになった。

ジロ not :ロスタイムの決定機は決めて欲しかった。スピードでかき回した。
ヤス not :時間短かった。





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