試合観戦記

2002.9.28 14:00-16:00
J1ﾘｰｸﾞｾｶﾝﾄﾞｽﾃｰｼﾞ第六節
横浜Ｆマリノス対ＦＣ東京

＜メンバー＞

横浜Ｆマリノス

・布陣

・サブ
下川、勇樹、ヒサ、トノ、坂田

・交代
55分　小原→ヒサ
68分　オニク→坂田

ＦＣ東京

・布陣

・サブ
35小林、6小峰、23喜名、27鈴木範、9福田

・交代
67分　由紀彦→小峰
76分　戸田→福田

＜退場・警告＞

横浜　　ウイル
東京　　宮沢×２（退場：31分）

＜試合展開＞

試合前
　セカンドステージ５試合で勝ち点３。なかなか順位が上げられなくて低迷している中での試合でした。前節ヴェルディ戦は復調のきざしが見えながら、シュート２４本（枠内シュートが何本有ったかが問題なのですが）打ちながらドローに終った次で迎えた試合でした。ガスには何度も煮え湯を飲まされていて、ここまでリーグ戦は一度も勝っていない相手でした。監督交代もフロントの間では話し合われています。
　メンバーは、中澤が怪我でベンチからも外れて、５月に怪我して以来の久々の試合出場となる小原がスタメンで入りました。那須はU21日本代表のアジア大会の為にチームから離れていました。2人ともいたら、監督はどっちを使ったかな？ガスはU21で、ナオと茂庭が外れていました。攻撃の起点のナオのポジションには、怪我明けの佐藤由紀彦を起用してきました。
　午前中は雨が降っていて、試合開始には止みました。プレイしやすい気候になったと思いますが、ピッチは濡れていてボールコントロールに細心の注意が必要だし、ボールが走るようなコンディションでした。

前半
東京ボールでキックオフ。エンドはいつもの通り。
０２分　東京　右、由紀彦突破。ナザが対応してコーナーへクリア。→右ＣＫ由紀彦→エノキャッチ
０３分　横浜　波戸右クロス。合わず。
０５分　東京　右、由紀彦クロス。エノキャッチ。ドゥトラが対応に苦労。
０７分　東京　中盤で上野へバックチャージ。宮沢にイエロー。→横浜ＦＫやや遠め→ナザすっごいキックミス。
１０分　東京　右、由紀彦から戻したボールを高い位置に上がっていた、加地フリーでクロス。小原とナザの間にアマラオ早く飛びこみヘッド。ゴール。０−１。
１５分　東京　後方からスピードに乗った早いパス交換、右由紀彦クロス。アマラオヘッド。バーの上外。
１８分　東京　戸田ラインの裏でシュート。はオフサイド。
１９分　横浜　ドゥトラ。ジャーンとの競り合いで少し痛める
２１分　東京　波戸とケリー。右高い位置で競り合い。ケリー倒れて少し痛める。
２２分　東京　アマラオと直樹ヘッドで競り合い。直樹勝ち。アマラオ少し痛める。
　　　　　　　横浜サポから”中盤動け””動け！動け！”コール。
　　　　　　　東京サポも一緒に”横浜動け！”コール。
２７分　東京　宮沢ＦＫ。ジャーンヘッド。バーの上外。
２９分　横浜　左ＣＫドゥトラ→ウイルヘッド。１−１．
３１分　東京　ハーフラインで奥がドリブル。宮沢後ろからバックチャージ。イエロー提示。少ししてレッド提示。退場。（２枚目）
　　　　　　　アマラオが中盤の奥まで行くような感じに。
３２分　東京　エノのゴールキックをドゥトラ見ていなくて、由紀彦にわたり、サイド上がってクロス。ゴール前で戸田？ヘッド。バーの上外。
３４分　横浜　ウイルがポストから、下げてナザが左に振って、ドゥトラクロス。土肥キャッチ。
３６分　横浜　ドゥトラ左で貰い、オニクが初めてドゥトラの前のポジションに進出。ボールは、奥を経由して、右の波戸へ。波戸の外から直樹が猛然とオーバーラップ。そのところへ波戸がボール送るがわずかに球足早くて、ゴールライン割る。
３８分　横浜　良治。中央から浮かしてゴール前へ、ジローのヘッドは緩く土肥の手の中に。
３９分　東京　右、由紀彦スピードに乗ったままクロス。戸田走りこみながらシュート。決定的だったが、ボールはバーの上に。
４２分　横浜　ジローがケリーに倒されてＦＫを得る→ウイル。壁に当たり。左に繋いでドゥトラがクロス。波戸どんぴしゃヘッド。土肥スーパーな動きで弾く。→右ＣＫ。奥、ライン直接割る。
ロスタイム１分
　　　　横浜　右からＦＫ。奥がゴール前へ。ゴール前の直樹？ヘッドは、ＤＦ当たる。こぼれをドゥトラがシュート。これもＤＦ当たり。ドゥトラの足元へ。クロスからウイルのヘッドは土肥キャッチ。

ハーフタイム
　平瀬がシュート練習していたが、右サイドから出してもらったボールをダイレクトボレーでシュート。２回大きく大きく上へ吹かすのを見て、ディフェンスもいなくて枠へ飛ばないんじゃ、ゲームで入る訳がないと強く思いました。

後半
横浜ボールでキックオフ。東京はケリーを中央へいれる。選手交代無し。
４６分　横浜　左、ドゥトラクロス。ウイルダイｒクトボレー。ＤＦに当たる。
４７分　横浜　左、ドゥトラクロスでは無く、ニアにシュート狙う。土肥が弾く。→左ＣＫドゥトラ。ナザの豪快ヘッド。土肥が弾く。→右ＣＫウイル。土肥前に出てパンチングで弾く。
　　　　ゴール前への人数が増えて来て、ウイル、ジロー、奥、波戸、良治がエリア内に入ってクロスへ対応している。　
５１分　横浜　ジローのチェイスから、高い位置でジャーンからボール奪って、右、波戸がクロス。ゴールラインを直接割る。
５４分　東京　ナザのパスミス。右サイドに入れられるも、クリア。右ＣＫ、ニアヘッドでクリア。
５５分　横浜　カウンターでジローが自陣からドリブル。ウイル、直樹、奥がフォローで走る。エリア付近で３人に囲まれてジロー取られる。
５５分　横浜　交代　小原→ヒサ（波戸が右ＣＢへ、直樹中央へ、ヒサが右ウイングへ）
５７分　横浜　奥ＦＫ。ゴール前へ、土肥パンチング。オニク拾ってサイドの波戸へ、右からクロス。ヒサシュートは綺麗に打てず、ウイルに当たり外へ
５９分　横浜　波戸右サイドからクロス。ゴールラインに流れる（２度目）
６０分　東京　左ＣＫ。逆サイドへ流れる→横浜カウンター。ヒサから直樹。シュートはバウンドのタイミング合わず。
６３分　横浜　直樹のロングフィード。ナザからクロス。ウイルヘッド。土肥フィスティング。→右ＣＫ奥、ＤＦクリア。
６５分　横浜　オニクハーフライン付近で競り合い時に頭打って倒れタンカで外へ
６７分　東京　交代　由紀彦→小峰
６８分　横浜　交代　オニク→坂田（奥がボランチ、ジローがトップ下）
７２分　横浜　ドゥトラ左からクロス。ＤＦクリア。
７６分　東京　交代　戸田→福田
７９分　東京　カウンターから鋭い攻撃。直樹が１対１止める
８０分　横浜　ジロー、坂田の前線からのチェイスで奪ったボールからシューとの波状攻撃。ＧＫ、ＤＦに防がれる。
８１分　横浜　ウイルイエロー（ケリーに取られたボールを自分で取りに行って中盤まで戻ってバックチャージ）
８４分　横浜　ヒサ右サイド深い位置でボール奪われるが、チェイス。直樹も加わってボールうばい、エリア内を直樹ドリブル。土肥の前でシュートは防がれる
９０分　ロスタイム３分提示
ロスタイム　横浜　ウイルから左サイド開いたドゥトラへ、中央に入ってきた奥へグラウンダークロス。シュートは一度ＤＦ弾かれる、戻って来たボールを奥が再びシュートで押しこみ、２−１
ロスタイム　東京　ゴール前でケリーＦＫ。エノキャッチ。

　
＜試合結果・得点＞

横浜　２　ウイル、奥
東京　１　アマラオ

＜試合雑感＞

マッチデー：直樹、トレカ：良治（前回も思った、表紙と一緒にすれば良いのにとね）、ホームゲームホスト：三上和良
ハーフタイム抽選会：神奈川新聞提供−サイン入りウインドブレーカ、航空券等
その他：ビーニーベイビーズぬいぐるみプレゼント（女性子供only、ドゥトラカード付き）、サッカーカード即売会（2002ﾏﾘﾉｽﾊｯﾋﾟｰｶｰﾄﾞ1枚付き）

　ゲームは、前半早々にガスが先制し、マリノスの中盤の細かな繋ぎでミスが出たところを早く縦に走るボールとフォローでサイドに展開してクロスと行った形の攻撃で、右から由紀彦や加地がどんどんあげてくるといった攻撃が多くて、なかなかペースが掴めませんでした。29分に右ＣＫからウイルのヘッドで追いつき、更にその２分後に、宮沢が２枚目のイエローでピッチを後にして、その後は最後までずっとマリノスがボールキープしての試合でした。ガスを半分のエリアに押し込んで、パスを左右に散らしながら、攻撃を仕掛けて行くのですが、枠に行ったシュートを土肥のスーパーセーブで、２，３本掻き出されてしまってなかなか得点が奪えず、結局後半のロスタイム３分が出てから、奥のシュートが決まって。ようやく勝ち点３がゲット出来た試合でした。
　前半はガスの全くペースで、早い寄せでボールが動くのが後ろ方向ばかりで、横パスを狙われ拾われては速攻を受けてサイドからの頭を狙ったクロスを入れられるとういう展開が多く、ドゥトラの前後のスペースを突かれまくっていました。後半になって、ボールキープはして人数はかけてるんですがフィニッシュが決まらない試合でした。

　前半サポから出た”動け動け”コールは、選手全員が意識して欲しいです。足元にばかりボールが繋がるばかりで裏を突く動き、スペースを作る動き、は前のほうへ行くほど無くなって来てジリ貧の状態になっています。攻めの意識になった時は前の試合よりゴール前まで上がってくる人数は増えましたがまだまだです。もっと有機的に動いて欲しいです。

　＜選手評価＞

エノ：6.0　普通な出来。
小原：5.0　サイドからのボールに、アマラオにつけなかったプレイは猛省して欲しい。復帰後初戦を考えてあげないといけないのかな？
ナザ：5.5　時折見せるイージーなパスミスだけ無くして欲しい。本人だけの問題ではないのだが。
直樹：6.5　相変わらずの冴えを見せるディフェンスに、ロングフィード。エリア内へドリブルで勝負するプレイも見せた。
波戸：5.0　右ウイングで先発し、途中から右ストッパーに。クロスをゴールラインへ流すのだけは止めて欲しい。後半に２回も有り。
ﾄﾞｩﾄﾗ：6.0　前半は、対面の由紀彦と加地の進出を何度も許して、クロスを上げられる。もっと寄せる守備をして欲しいが、交わさたら手が出てイエローを良く貰うから、あの距離でと言われてるのかな？後半はクロスだけでは無く可能性の有るシュートも見せて相手を脅威に落とし入れる。
上野：6.0　バランスの取り方が絶妙。洋平との１対１のシュートは惜しかった。ＤＦ二人の間をぬけて行くﾄﾞﾘﾌﾞﾙは久々に見た気がした。
奥：6.0　１得点。スタートはトップ下、後半途中からボランチへ。最初は下がり過ぎないようにと気を使っていた感じだがそれが、ガスペースになる要因になったのかも？途中から積極的にエリア近くまで来てプレイ。それが決勝ゴールを呼んだ。
永山：5.5　脳震盪で退場。バランスとる動きだけじゃなく、前に出てくる厚みが欲しい。
清水：5.5　スピードを活かした突破で周りと良く連系をしていた。シュートがもっと欲しい。
ウイル：5.5　１得点。ボールを捌いて下がって前へ行っての繰り返し。ジャーンとの勝負は今回は勝ったかな？シュートを正確に。

ヒサ：5.5　右ウイング起用。交代直後、奥とＰＯ一瞬変えて戻るプレイでファウルを誘う。
坂田：5.5　前線からのチェイスが効いていた。やはり毎度の課題のシュートを枠に！

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