試合観戦記

2002.7.27 19:00-21:00
J1リーグファーストステージ第14節
横浜Fマリノス対柏レイソル 国立

<メンバー>

横浜Fマリノス

・布陣
・サブ
・交代

柏レイソル

・布陣
・サブ
・交代

<退場・警告>

横浜

<試合展開>

<試合結果・得点>

横浜 3 松田、平瀬、坂田
柏  2 サンパイオ、加藤

<試合雑感>

 俊輔がチームからいなくなって、2試合目、前節の札幌での試合はVゴールで苦しい試合でした。中2日で札幌からの移動も有って迎えた国立でのホームゲームでした。

 前節に波戸がレッドを貰い、奥も累積が溜まって出場停止の中で迎えた試合でした。スタメンに、オニク、ヒサを入れて臨んだ試合は、2転3転した試合展開で見ている人には面白かったかもしれませんが、胃が痛くなるような試合でした。まずは直樹がコーナーキックの流れから前線に残っていて、フィードボールを落ち着いてGKを交わして流し込み、今シーズン初ゴールで先制します。そして前半のうちに大野@柏が2枚目のイエローを貰って退場して、11人対10人の数的有利になります。前半の感じからはこのままいけるんじゃないかという予感はありました。
 が、そうはうまく行かずに、後半早々にナザが2枚目のイエローで退場し、数的有利が無くなってしまいます。布陣を4バックに代えて望みますが、コーナーからサンパイオに同点ヘッドを浴びてしまいます。そして加藤の右サイドからスーパーなゴールが決まって、1−2と逆転されてしまい、今日は負けたかなと感じはじめましたが、途中交代の平瀬が三上のフィードボールに反応して移籍初ゴールを上げて同点にします。少しオフサイドぽかったけど旗が上がらなければゴールです。
 同点のままいい流れで攻撃に行きますが、どうもウイルが運動量少なく、平瀬もオフサイドにかかりすぎで攻撃のリズムが作れません。ドゥトラを中に入れた効果もあまり出てきません。そして延長に入りそうな時間帯に、ヒサにも2枚目のイエローが出て退場。9人対10人の戦いになり延長に入ります。

 延長は、中盤にぽっかり空いたエリアを、柏が攻めてきて横浜が跳ね返す展開がずっと続きます。前の方に平瀬とウイルが残って、中盤はドゥトラと上野が二人でカバー、4バックで、三上、直樹、中澤、オニクが守る形の、4−2−0−2の形でこぼれ玉は全て柏に拾われてしまいます。ウイルが動けなかったので早く坂田をとスタンド祈っていたら、ようやく延長前半9分にウイルと変わって登場。積極的に前からボールを追う姿勢を見せてくれて、直樹のなんでもない縦パスを、DFに詰めたおかげで、右CKを得ます。こんな展開じゃセットプレイ以外にチャンスは無いと思ってみていたら、CKはニアで柏選手のヘッドに当たり、少し下がった位置にいて柏の速攻に備えていた坂田の足元へ、坂田はドリブルでペナルティエリアに突進。二人の間を抜けかけたところで倒されPKかと思われたが流される、しかし柏のクリアボールを直樹が拾って、坂田へフィード。坂田は身体張ってヘッドをしますがDFに寄せられます。しかし右サイドからトップスピードで駆け上がってきたドゥトラが、エリア内の角度が薄いところでGKと1対1になりながらシュート。シュートは、GKの身体にあたって、再び坂田の所に、GKがコースを消しに行った所で、坂田の強引な右足シュートは、ピッチでワンバウンドして逆サイドネットへポトリと転がり込み、Vゴールとなりました。
 坂田は、ユニフォームを脱いで振り回して喜びをあらわします。誠剛さんが抱きついて祝福にきてベンチからも総出で喜びを露わにします。

 長くマリノスの試合を見ていても、なかなか見る事が出来ないような展開の試合でした。2000年のガンバ戦@横国を少し思い出しました。この勢いがあれば優勝まで負けずに突き進んでいけると思いました。

<選手評価>

ドゥトラ:7.0 まさにMVP的活躍。左サイドで持ち味を発揮。二人いなくなってからは献身的な守備をずっと見せてくれた。
坂田:6.5 交代でもっと早く入っていて欲しかった。インタビューは笑わせてくれました。


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