試合観戦記


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「 ハラディ さんきゅ!いこう!いこう!  byしょうご 
サテライトリーグ Bグループ 第7日
2001.04.22
横浜Fマリノス対ジュビロ磐田 戸塚G
15時キックオフ
 
スターティングフォーメーション。(数字は背番号。)
横浜Fマリノス ジュビロ磐田

レアンドロ9  リパ7
平間10
モツ11 勇樹6 ハユ4 オニク8
数馬5 章吾3 マル2

エノ1

清野9  鳴尾11
清水10
平野8  熊林6 佐伯5 西7
河村2 金沢4 上本3

山本1

サブ:
吉原16、後藤13、飯田14、原田12 
サブ:
高岸16Y、竹山13Y、鈴木14Y、西野12
   
交代
後半4分 ハユ4 → ハラディ12
後半12分 平間10 → 後藤13
後半19分 オニク8 → 飯田14
後半0分 鳴尾11 → 西野12
後半28分 清野9 → 竹山13Y
   


試合結果

 横浜 0 対 0 磐田
 (前半 0対0 後半 0対0)



 試合展開 

 この週末は、J1が日本代表のスペイン遠征の為リーグ戦はお休みでした。ただし、日曜にサテライトが行われたので、トレセンまで足を運びました。どんなメンバー構成か興味はありましたが、金曜にコーチに聞いたところによると若手主体という事で、清水サテ戦と同じようなメンバーに外人が入るんだろうなって思ってトレセンへ行きました。

 今回は珍しくバスに乗って行ったのですが、横浜スポーツマンクラブに行かないバスに乗ってしまい(爆)仕方なく一番近いバス停で降りて歩きました。一番近くても環状2号今井ICの所で、歩いていったらそれなりに距離は有りました。やっぱ駅から歩くか?タクるのが正解なのかな〜って思いました。そんなこんなで着いたのが、試合開始15分くらい前で、見学席はかなりの人でいっぱいになっていました。もちろん相手が相手なので、”ジュビギャル”という人種が生息していたんですがね。なんとか空いてる場所を見つけてシートを引いて場所を確保しました。

 友人と談笑しながら選手を見つつしていると、クラブ事務局の佐々木さんがメンバー表を配りに来ました。それはいいのですが、あっという間に囲まれて収拾つきそうに無かったから、手伝いを申し出てメンバー表を代行して配りました。そうしたら、あっという間に無くなり自分の分を確保できずに配ってしまいました(阿保)佐々木さんが追加してコピーを持って来てくれたので、それを貰いに行き試合メンバーが解りました。

 メンバーを見ると、やはり外人に若手メンバーという形で、ユースは誰も入っていませんでした。今回は、U18代表に坂田とユースの栗原、蒲谷、榎本が選出されていてJヴィレッジで合宿していますから、そのメンバーは外れていました。U17代表にもユースの北野が選出されていましたから今回は入っていませんでした。U20代表はアルゼンチン遠征に行っているために、ユタ、ナオもいませんでした。

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 ピッチは前日の昼くらいから当日の明け方まで雨が降っていた関係で、芝の上の方は乾いてるんでんすが、下の方は濡れてる感じで、スパイクのふんばりが効かなくて滑る選手が結構いました。今回の試合メンバーでは、章吾、リパが試合中では初めて今期のマリユニを着ている姿を目にしました。2人とも怪我でリハビリだったのですが、章吾が3バックの真ん中やってるのを見て嬉しかったですね。ようやくの復帰でしたから。肩のリハビリの間に同期であり、親友でも有る数馬に随分前の方に行かれてしまった感は有りますが、(数馬は先日のナビ杯でトップチーム450分達成してA契約に昇格予定)ここからの巻き返しを絶対狙っているでしょうしね。個人的にはU20代表にも入れる素材だと思っていますから。

 ジュビKOで始まり、両チームともパスを回す形から静かな立ちあがりになります。フォーメーションは同じ3-5-2の布陣で戦う形で、両ウイングに平野、西と言う経験も力も有る選手を置いた関係からジュビが両サイドを押しこんでくるかと思われましたが、うちの両ウイングのモツ、オニクが高い位置にポジション取っている関係から、マークを離すことが出来なくて、両サイドをなかなかうまく使えません。そんな中でも中盤で熊林、佐伯、清水がパスを回しながら前線へボールを配給してきます。でもそこにはうちの鉄壁の3枚のDF陣が待っていてFWへボールを繋がせません。マル・章吾・数馬で組んだ3枚はそれぞれの持ち味を出してボールを跳ね返していきます。

 Fマリは、DFラインからハユ、勇樹に繋ぎつつサイドを使って攻めようとしますが、FW二人との連携がうまく行かなくて全部パスミスになってしまいます。10分にレアンドロにボールが入りますが、ボールを持ちすぎて取られます。14分数馬からのボールをワンタッチへレアンドロが前線のリパに送りますが、オフサイド。
 16分、西に走られモツの裏側をぶっち切られますが、DFがカバーに入り事無きをえます。モツが裏を切られたのはこの1回だけだったように思います。19分レアンドロが異議でイエローを受けます。22分シュートが打てないFW陣に号を煮やして勇樹がシュートを放ちますがGK正面。24分西の中へ入る突破を止めてカウンターを仕掛け、左サイドをレアンドロ、モツと繋いで綺麗に通ればビッグチャンスだったのがリパに通らず客席から溜息。取られたボールをハユがチェイシングに行ったのはファウルでイエローを貰います。29分ゴール正面で磐田がFKのチャンス、平野が直接狙いますがゴールバーの上へ外れます。44分磐田が右からのクロスを章吾がヘッドでコーナーへクリア、熊林の左CKはエノがキャッチします。そしてドローのまま前半が終了します。

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 後半磐田はFWに西野を入れてきます。そして後半開始。
2分に磐田がカウンターから良いチャンスを迎えますが、西野の反転からの早いシュートは左ポストを直撃して外れます。4分にハユに変わりハラディが入ります。ハユは交代後左太腿をさすっていましたから、何か少し有ったのかもしれません。(その後の試合には出てましたから大事には至らなかった様です)7分オニクにイエロー。後半は磐田がいい形を作ってきます。対する横浜は前の3人が全然振るわず駄目です。特に平間は一度もボールを触っていないんじゃないかと思えるくらいトップ下に固まったまま動かず精彩を欠いていました。11分に平間に代えて後藤投入、後藤が左WBに入って、モツがトップ下へ移動します。
 15分磐田の猛攻をエノのナイスセーブで切りぬけます。それで得た磐田のCKはDF陣が弾きますが、ここで清野が負傷して退場。歩く事さえ出来ずに退場して行きます。

 モツがトップ下へ入ってから、ボールが良く回るようになり、ハラディも精力的に声を出しながら周りをフォローしていきます。19分にオニクに変わり飯田が入ります。横浜の中盤まで崩しは見事なのですが、そのボールがFWに入らずにシュートまで行けません。レアンドロは一度ボールをもってからDFをかわしにかかるからそこで流れがぷっつり切れてしまいます。リパは周りとの呼吸が全然合わず、ワンタッチで感嘆に繋ごうとする意識は有るのですが、ボールが繋がっていきません。

 28分磐田は清野の代わりに竹山投入。何処に入ったかは見てませんでした。29分熊林がモツについていけ倒しイエローを受けます。32分モツが中盤で飯田とのパス交換から右サイドから中央へドリブルで抜けて行きシュートを放ちますが、GK正面。41分勇樹がイエローを貰います。試合はそのまま得点が入らず0対0の引き分けに終わりました。

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 この試合のシュート数はあとで確認したら、3対17という事でした。圧倒的に負けてる印象ですが、シュートが打てないリパ、レアンドロの2トップではこの数時もうなづけます。見学席から何度溜息が出た事か…。
 後半途中から、モツがトップ下に入っての運動量の多さと、ハラディ、勇樹の献身的なボランチの動き、飯田の綺麗なクロスと見所が多かっただけに、2トップが坂田、ユタカじゃなかったのが悔やまれます。まあ代表でいないのは仕方が無い事なのですが。

 良い動きをしたモツですが、この試合の後に、サポーターを巻いていた右太腿が再び悪化してしまったようで戦列を離れる事になりました。かなり強い光を見せてくれるプレイをしてくれたモツが、再びピッチの上で更に強い光を輝かせてくれるまで信じて待ちたいと思います。

 次回のサテライトは、5/13(日)戸塚Gでフロンターレとの対戦になります。

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今回の試合は採点をつけてみようとおもって。独断採点なので苦情は受け付けません(笑)サッカーの見かたなんて人それぞれなのでね。自分で見て判断するってのが大切で、人の判断・評価ににけちつけるのは違うと思ってるから(評論家を批評するのはすっげぇ”愚か”な行為だと思ってるから)

GK榎本 90分 5.5
決定期を2回セーブしたが、クロスボールのかぶりは無くして欲しい。

DF丸山 90分 6.0
ほぼ完璧なディフェンス、カバーリングも良かった

DF小原 90分 6.0 
肩のリハビリからの復帰初戦。久々の試合でゲーム感が少し鈍ったか?ラインコントロール、カバーとそつ無かったが、決定期を作られたシーンは…

DF数間 90分 6.0 
高さでは完封。制空権を取りつづけた。ルーキー3人目のA契約は”だて”ではない

MF隼磨 49分 5.0 
運動量は多かったが、勇樹とのバランスは今ひとつ。1対1で抜かれたシーンは、猛省を促したい、交代は右太股怪我か?交代後さすっていた。

MF勇樹 90分 6.0 
中盤でバランス取りながら、前へ後ろへと動き回る。ミドルは枠の中へ、打つ姿勢は正解

MF平間 56分 4.5 
戦犯の一人、土偶のようにトップ下に位置したまま動かず。いつもは聞こえる声もほとんど聞かれず精彩を欠く

MF永山 66分 5.5 
ベテラン選手ならではの対面平野との駆け引きは楽しめた、風が強くて難しかったがクロスは正確に上げて欲しい

MF本橋 90分 6.5 
今試合最高のパフォーマンスを見せる、左WBでは対面の西にぶっちぎられるシーンは1度有ったが、それ以外は無難にこなす。トップ下に入ってからは中盤のリズムをがらりと一変させ、相手ボランチを振り回す運動量を見せる動きを見せる、シュートが欲しかった

FWリパティン 90分 4.0 
低調。ボールを軽くはたいて後ろに流すプレイはまったく味方に通らず、回りとのリズムが最後までかみ合わず

FWレアンドロ 90分 4.5 
下がってボールを取りに来ては持ちすぎて囲まれて取られる。前に行っても多く切り替えしすぎてシュートチャンスを逃すなど、効果的ではないプレイに終始、高さもまったく活かせず

 

交代選手

MF原田 41分 6.0 
後半早々に入りいつもの?コーチングで味方を鼓舞しつづける。運動量も多く、ルーキーに負けない気概は見て取れた。バランス腐心していたが、ミドルを狙ってもいいのでは無いかな〜。

MF後藤 35分 5.5
平間と交代したが、本橋のポジションの左WBに入る、バランス見ながらプレイしていた。右CKはいい弾道のボールだった。

MF飯田 24分 6.0
永山に変わって右WBに入る、対面の平野に少してこずったが、クロスボールの精度はさすがの一言。本橋へスペース空ける動きからリターンをクロスに繋げたシーンではFWが合わせて欲しかった

 

2001.5.9write by Rick