試合観戦記


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「 モト!ここにこいよ!  by ハラディ 
練習試合
2001.03.30
横浜Fマリノス対奈良育英高校 トレセン
14時30分キックオフ
 
スターティングフォーメーション。(数字は背番号。)
横浜Fマリノス 奈良育英高校

蒲谷20Y  坂田29
平間15
後藤27          飯田28
本橋24   原田12
栗原26Y 丸山2 片野22Y

慎也31

まったく解らず
(メモしてない)
後半開始  

蒲谷20Y  坂田29
平間15
後藤27          飯田28
本橋24   原田12
樋口18Y 栗原26Y 片野22Y

榎本達16

 
後半 分  

蒲谷20Y  坂田29
後藤27       平間15
本橋24  原田12
樋口18Y 栗原26Y 蒲生22Y 片野22Y

榎本達16

 
   
交代
後半0分 慎也31 → 榎本16
後半0分 丸山2  → 樋口18Y
後半 分 栗原26Y → 蒲生22Y
後半 分 飯田28 → 栗原26Y(再登場)
??? 


試合結果

 横浜 6 対 0 奈良育英高校
 (前半 3対0 後半 3対0)

 得点者:坂田×2、後藤×2、平間、蒲谷



 試合展開 

 翌日にアウェーのグランパス戦が有るために、トップ選手17名は名古屋へ移動する中、サテチーム対奈良育英高校の試合がトレセンで行われました。怪我人が多いのは聞いていてどうなるかと思いましたが、ユースから数名の選手が加わって試合が行われました。ユースは春休み中で千葉合宿最中かと思われましたが、ユースの小林コーチ、安達監督もトレセンにいました。
 GKは特に心配だったのですが、慎也だけが怪我じゃないと思っていたのですが、下川さんが遠征に帯同して、慎也と榎本達也が半分づつ出ました。先週のサンガ戦では、先発で慎也が入っていて、サブがユースの榎本哲也君だったので、榎本達の方も怪我は直っているようです。(ユースの榎本哲也と混同しそうなので、呼び名とか分けて欲しいと思っているのですが…苦笑)
 層が薄いDF陣は、やはりというかユースが二人入って、マルが久々に復帰しました。まだ完調じゃないようで、マルは前半だけプレイしました。プレイ自体は落ち着いてボールを回す事が出来ていたので、問題なさそうです。

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 選手が着替えて出てきて、奈良育英は青が基調のユニでしたので、Fマリは白い練習用のユニを着てプレイしました。背番号は各自の番号を着て、ユースの子は空いてる番号を付けてプレイしました。20番台がばかりだったので、もっと小さな番号着れば良いのにと少しだけ思いました。まあプレイには関係のない事なのですが…。慎也のユニが驚いたのですが、なんとオレンジGKユニ着ていました。今期の3rdはオレンジで、トリコポイントに吊ってあるのを見て、派手だな〜って思っていたのですが、実際生で見ると本当に派手だな〜なんて感じました。番号も何故か?31番を付けていて、31番は榎本哲の番号なのに…って思いました。ユニが用意してあるところを見ると、もしかしたら出る予定を前日くらいにしていたかもしれません。急遽エノとかが出ることになって、ユニ使用しないから慎也が着たのかな〜??真相は定かでは有りません。でも貴重なショットが撮れました(笑)
 オレンジユニは、そのうち能活も着て、皆に”似合わね〜”って言われるのでしょうが…。

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 この日は、午前中からパラパラ雨が落ちてきていました。サテの試合の直前には、晴れ間がのぞくようになって試合中はすっきり晴れて良かったです。芝生は乾いていないので、コンディション的には今一つかもしれませんが、雨は降っていないので、ボールの回りが良かった気がしました。

 で、試合が始まります。試合が始まると、高校生相手にFマリが攻めこみます。DFラインでボールを回しながら、徐々に繋いでいくサッカーが出来ています。坂田と蒲谷のツートップは昨年からユースで組んでいたことも有って、二人の動きがぴたりと息があって、サンガ戦で見た、トノ&蒲谷、トノ&坂田 以上のコンビが出来てるな〜と思いました。
 慎也や、ハラディからは声が良く出てびしびしコーチングしまくっていました。ハラディはサンガ戦で声が全然聞こえなかった印象があって、前半途中で交代させられてしまったので、どうか心配していましたが、いつものハラディだと感じました。特にダブルボランチを組んだモツに対しての声が多かったように思います、結構楽にモツはボールを持ててしまうので、平間が開き気味のスペースへどんどん出て行っていましたから、”モツ戻れ〜、ここにいろ〜、サポートサポート”と声出ていました。最初に”モツ”と言っていたのが、そのうちに、”モト”に変わっていてなんかおかしかったです。
 慎也も相変わらずの高い声でコーチングをびしばししていて、サイドでボールを持つ、後藤やモツに簡単にはたけ〜、ボール持ちすぎるな〜と声を飛ばしていました。言われながら、後藤とかはボールキープしたまま二人くらい抜いてボランチに繋いでいて、全然こいつら話聞いてないな〜とかって感じました。まあ取られなきゃいいんですがね(苦笑)あ、飯田君は試合中も”いいちゃん”と呼ばれておりました。ちょっと気が抜け気味ですが…笑。ついでに、後藤君は”ダイスケ”と呼ばれております、坂田も大輔なのですが、坂田は”サカタ”らしいです。ユースの栗原君は”ゆうぞう”ですね。ユースの片野君は”ケンジ”と呼ばれていました。

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 で、試合に戻りましょうかね。試合はFマリペースで前半開始早々に坂田がGKと1対1になるチャンスが生まれますが、これはトラップが長くなりGKに取られてしまいます。その次のチャンスは確実に決めて、前半3分に蒲谷が右に流れてクロスを上げて、坂田が足でトラップして落ち着いて流し込んで先制点が生まれます。続いて前半12分に後藤がサイドからスルスルと中央へ上がってきてミドルシュートを豪快に決めて2-0とします。奈良育も10番を中心に中盤を作りにいくのですが、アタックゾーンでボールを取られて、Fマリの攻めに転じられてしまいます。前半28分にも得点を挙げます。平間がドリブルで中央から右サイドへ流れながら走り、ゴール中央にフリーになっていた蒲谷にパス。蒲谷が落ち着いてシュートを決めて、35分が終了して。前半は3-0で折り返し、ハーフタイムになります。

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 後半開始時に、慎也からエノにGKが交代し(ユニは黄色い練習着でした)3バックの中央をやっていたマルが、ユースの樋口君に交代し、栗原君とポジションチェンジを行います。3バックはこれでユース3人になりました。
 後半になってもペースは変わらず、早い寄せでボールを奪って中盤で面白いようにボールを繋いでいきます。得点も同じペースで挙げていきます。後半4分に、平間が中央からパスした先にいたのは左サイドから前線に上がって来ていた後藤で、フリーでボールを受けた後藤が落ち着いてシュートを決めて4点目が入ります。左サイドはモツと後藤のプレイスタイルがようやく理解出来てきたようで、入れ替わりながらの飛び出しは良かったです。後ろの樋口、栗原、片野の3バックも良い感じでボールを回しながら前線へ配給して行っていました。後半17分に栗原がユースの蒲生君と交代して同じく3バックで戦っていましたが、その数分後に飯田君が少し負傷したらしく、交代選手がいなかったため、急遽栗原が戻って、3バックから4バックにして試合が進みました。飯田君は腰を気にしていましたから、少し痛めたかもしれません。交代選手ははじめから3名しかいなかったので、栗原君が急遽再登場と言う形にしたようでした。まあ練習試合ですしね、ハンデ与えても相手にとっても良いことないですし…。飯田君も弾道の良いスルーパスとかも出していたのですが、ゴールにはむずびつかなかったです。

 後半は17分に、モツから中央を切り裂く綺麗なスルーパスが平間の足元に届き、平間はGKもドリブルで左に交わして角度の薄いところからゴールを決めて、5-0にしました。更に後半終了直前のロスタイムに入ろうかという時間泰に6点目が生まれました。右サイドタッチライン際を片野君が掻け上がり、中央から良いボールがサイドに出ます、片野君が中へあげたボールを、前で待っていた蒲生君がスルーして、うしろにいた坂田がフリーでゴールに流し込み、6-0になりました。最後のゴールは展開も綺麗でしたし、中盤からの繋ぎもスピーディでとても良いゴールでした。
 結局6対0というスコアで試合が終了しました。得点はまあそんなものだとは思いますが、得点するまでのプロセスや、相手の崩し方がすごく綺麗で、久々に良いFマリのサッカーを見たな〜と感じました。

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 試合終了後、ピッチでクールダウンをして引き上げていきました。特にユースの選手はスタッフが少ないこともあって後片付けをしてクラブハウスへ引き上げていきました。結構皆は満足そうな顔をしていたので、いい感触をつかんだ練習試合だったようです。
 残念なのは、この試合はビデオも撮っていませんでしたし、トップの監督・コーチは名古屋への遠征があって試合を全部見ることが出来なかったので、それが残念ですね。アピールとはいかなかったようです。でもこの感触を生かしてトップへの昇格を狙って欲しいです。

 トップの感触も良くなっているようですし、サテも調子を上げていきトップの選手を脅かして、相乗効果でチーム全体が勢いに乗って欲しいです。若い選手が多いチームですから、調子の良い選手をどんどん使うことによってチーム全体のモチベーションが上がりますから、もっともっと選手には頑張って欲しいです。そんな事を思いながら、雨がすっかり上がったトレセンを後にしました。

2001.4.02 write by Rick