試合観戦記


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「 しょうがねえよ、アウェーだから  byユタ 
サテライトリーグ第1節
2001.03.11
川崎フロンターレ対横浜Fマリノス 麻生G
14時キックオフ
 
スターティングフォーメーション。(数字は背番号。)
横浜Fマリノス 川崎フロンターレ

田原9  トノ5
平間10    坂田11
勇樹8   飯田7
後藤6 数馬4 栗原3Y 片野2Y

下川1

浦田13  我那覇17
今野18      高田2
渡辺30  大石14

塩川24 飯島31 土居15 玉置26 

笹原21

前半30分  

田原9
 坂田11 平間10
トノ5  飯田7
後藤6 勇樹8 栗原3Y 片野2Y

下川1

 
後半開始  

坂田11  田原9  北野14Y

平間10  勇樹8  飯田7

後藤6  栗原3Y  片野2Y

慎也16

 
後半28分  

坂田11(40分蒲谷13Y)  田原9
平間10  飯田7
勇樹8  樋口12Y

後藤6  栗原3Y  片野2Y

慎也16

 
   
交代
後半0分 トノ5 → 北野14Y
後半0分 下川1 → 慎也16
後半28分 北野14Y  → 樋口12Y
後半40分 坂田11 → 蒲谷13Y
後半28分 飯島31 → 木村20


試合結果

 横浜 1 対 2 川崎
 (前半 0対1 後半 1対1)

 得点者:浦田2(川崎)、坂田(横浜)



 試合展開 

 今年のサテライトリーグが、J開幕翌日の3/11に行われました。今年のチーム分けは3つに地域別に別れ、札幌が不参加。J2から川崎フロンターレと京都パープルサンガが参加し、17チームを3つのブロックのホーム&アウェーのリーグ戦を行います。
 横浜は、Bグループに入り、川崎、清水、磐田、名古屋、京都との対戦になります。アウェーに行くのが何処も大変なところばかりなのですが、今年も出来る限りアウェーゲームは追い掛けて行こうと思っています。(トップはそこまで行こうと思わないのに(苦笑)だって、トップはTVでやりますしね…)

 麻生Gは、昨年一度行ったのでその記憶を辿りに行きました。天候も良く道も間違えずに付く事が出来て結構早めに着きました。マリノスバスはもう到着していて、見学席の奥のほうのベンチを確保した所で、クラブハウスから選手達が着替えて出てきました。モツやユタ、勇樹などが出てきてベンチ前でアップを開始しました。少し見ていると、アップの中にモツがいなくて、あれ?って思っていると。ベンチに座っていました。なんで?って思いましたが、やはり怪我の治りが良くないから、当日にメンバーから外されたのかもしれません。あとで、メンバー表見たらうちは15人しかメンバー登録していなくて、一人抜けていましたから…。GK下川さんと慎也がボールを使って二人でアップして、フィールドは13人でアップをします。そのうちに、レギュラー組とベンチメンバーが別れてアップをしていきました。アップが終わると一度クラブハウスへ戻って、試合ユニフォームに着替えて出てきました。

 麻生は、メンバー表を入り口の所にコピーして置いてあるので助かります。試合開始前に何部か取りに行って、メンバーを確認します。メンバーを見て横浜のスタメン平均年齢が20.09歳、ベンチ入りも加えると、19.47歳はすんごい若いメンバーです。まあ前日の試合もスタメンの平均年齢が23歳だったので、解らなくも無いのですが…ちなみにフロンは、23.91歳(15名22.07歳)になっていました。ユースが5人も入っているからそんなものですね。下川さんがいなかったらもっと下がっていましたね〜。

 選手達がユニに着替えて出て来ます。アウェーと言う事もあって、白い今期のアウェーユニで、マリノスはサテでは1番から16番を付ける関係から(チームによって違って、フロンはトップの番号で出ていました)なんか選手みんながまだ見慣れないユニで新鮮でした。ユタ@9番は、やっぱ23番より似合うな〜なんて個人的に思ってしまいました。あ、トノが大好きだという5番を付けて、FWしていたのが少しだけおかしかったです(笑)

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 14時開始予定でしたが、着替えがちょっと送れて14時少し過ぎに試合が始まりました。マリノスは4−4−2にフォーメーションで(上を参照)坂田と平間が中盤をやります。坂田は、FWの選手なので中盤をやるとどうも自分の位置が何処にいて良いか解らずに迷っているような感じでした。左サイドバックに入った後藤も、本来は前の選手なので、ポジションとかはどうもぎこちなく、皆から”大輔、大輔”と呼ばれてしきりに位置を修正しながらのプレイでした。
 年齢差が大きいのですがそれを感じさせない強さをマリサテは見せてくれて、中盤の底で精力的に動き回ってパスを散らしていく勇樹が良くて、平間のサイドからの突破を生かしつつゴールチャンスに繋げて行きます。前半4分に、右からのクロスをトノがヘッドで狙うがゴール右へ外れる。続いてユタも同じような展開からヘッドで狙うが、これはGKキャッチ。14分にはユタが胸トラップからシュートまで綺麗な形のフィニッシュを見せるが惜しくも左ポストに当たり、DFクリア。何度かチャンスを迎えるがフィニッシュを生み出せず。徐々にフロンも攻撃に出てきます。我那覇、浦田という、去年にマリノスにファーストステージ優勝をもたらした2トップが先発で、攻めてきます。19分に我那覇に決定的なミドルシュートを放たれますが、ゴールポストに当たり、事無きを得ます。マリノスのセンターに入った、ユースの栗原、ユース上がりの数馬は、人に強い当たりでの堅陣を築いて、その後はゴールエリア迄中々相手を入れさせないような守りを見せます。その後もマリノス攻勢で、平間がいいアクセントのドリブルを入れ、ユタが大胆な動きのトラップからボールキープしての攻めといい攻めを見せます。声もみんなから出ていて、DFラインからもFWからも、中盤からも選手の呼ぶ声が飛び、ベンチからも「いいよ、いいよ、ボールの流れは良いから!」という樋口コーチの声が飛びます。とても活気ある感じでいいリズムで試合は進んでいきました。

 しかし、29分に予期せぬ事態が起こりました、マリノスゴール前で、浦田がドリブルで突っかかり、つんのめり気味に倒れたんですが、数馬がDFに行っていたために、決定期の阻止と言う事で、数馬に1発退場のレッドカードを提示。どう見ても厳しすぎる判定で、マリノスベンチも「主審、何のためのサテライトか考えろ!」なんて罵声が飛びます。アウェーで少ないマリサポからも、この判定に関しては、贔屓目に見ても、イエローは仕方ないがレッドは厳しいな〜って感じのプレイに見えました。

 このファウルで一人少なくなって、フロンのFK。高田が蹴ったボールは壁にあたりますが、ボールは右に流れて、我那覇が中央へグラウンダーのセンタリングを大石が合わせて、フロンに先制点が入ります、時間は30分でした。

 退場後のマークの受け渡しなどの指示が行き通る前の失点は、仕方が無い面は有りますが、DFリーダーの数馬が居なくなったのは痛かったです。この後にポジションを修正し、勇樹がボランチから一枚下がって数馬の所に入って、トノがFWから下がってボランチ近くでプレイします。
 失点後に下川の調子が急に悪くなったように見えて、33分にサイドからのクロスボールをラインを割ると思って見送ったボールを逆側でフロンの選手に拾われて危ないシーンを迎えます。ここは、DFがコーナーに逃げます。コーナーから一度はトノがクリアして2度目のボールを下川がキャッチするも、ポロリと手からこぼれて、これも危うくDFがクリアで大きく蹴りだし心もとなかったです。途中のゴールキックとかを栗原に蹴らせていたりしたシーンも有ったので、もしかしたら体調的に不安が有ったのかもしれないのですが…。
 この後も、ゴール前のFKで勇樹が右に出したボールを栗原がミドルで狙ったりしましたが追いつけず、ロスタイム1分を過ぎて0対1で前半終了しました。

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 後半に入り、GKを下川さんから、慎也に交代。前日、神戸戦を50分間戦っているトノをユースの北野に交代して、3トップの3−3−3の布陣にして後半に臨みます。ユタがキックオフのボールをいきなりシュートしましたが、ボールは大きくゴールの左へ外れます。こういう所が気持ちが見えていいですねユタは。できれば枠に飛ばして欲しいですが…。

 坂田が中盤からトップのサイドに上がることで、少し動きが良くなってきました。ボランチの中央は勇樹で、相手の攻撃をがっちり止めてスペースを埋める動きをします。飯田君はボランチから右サイドをよく埋める動きをしていましたが、右サイドバックのユース片野君の動きを気にしてか、前に上がることはあまり無かったです。後半もバランス腐心をしながらも、時折平間とサイドを変える動きとかをしていました。
 後半8分に、平間が左サイドをドリブルで突破、サイドラインぎりぎりで左足クロスを上げて(ああいうプレイできるんだと感心)ユタがゴール前でヘッド、おしかったんですがGKキャッチしてしまいます。15分に段々動きが止まっていらついていたユタ。平間がファウルで相手を倒した時に、相手選手が少し怒って何か言った拍子にユタが暴言を吐き?イエローを貰う。こういうつまらないイエローは貰って欲しく無かったです。
 後半出てきた慎也は、行くたびかのスーパーセーブを見せて完全復活を見せ付けます。決定的なのを数本止める素晴らしい動きを見せてくれて、一人少ないながらもチームを鼓舞します。一人少ない中に、北野や坂田が下がってボール貰って、ユタに預けてからの攻めを試みますが、相手に跳ね返されてしまいます。中盤がどうしても人数が足りなくて、こぼれ球はフロンに拾われてしまいます。ユタは、あの身長でジャンプしながら胸でボールをトラップして、足元に入れて反転という大柄でいながら技術の有るプレイを見せて、対応に来たフロン選手を2.3人掻き分けて、パスを出すのですが、なかなか決定的なチャンスを生み出せません。

 後半22分にフロンが飯島に代えて木村投入。28分にマリノスも北野に代えてユースの樋口君を投入して、ボランチに入れて、3−2−2−2のフォーメーションにします。樋口がボランチに入ったことで、勇樹が前に出ていけるようになり、攻めに厚みが増すようになります。疲れたユタや坂田も前線でポジションとってボールを待ちます。32分に左サイドに流れた坂田からのクロスをユタがヘッドで狙いますが、ゴールの上へ、シュートシーンが少し出てきます。
 その流れのまま、後半38分。平間のFKが壁に当たりこぼれたボールを、ユタがゴール前で体を張ってポストプレーでボールを落とし、坂田の足元に落としたボールを、ハーフボレーで坂田がゴールに叩き込み、ついに同点に追いつきます。少なかったマリファンから歓声が飛びます。ユタもゴールに入ったボールを拾ってセンターサークルに走って戻っていきます。

 試合残り時間7分。フロンは、勝っている間は自重していたのか?あまり攻めてこなかったのですが、同点になったことで、ギアを上げて攻めに出てきます。その裏を付いて、ユタがドリブルでゴール前まで2,3人を跳ね飛ばしながら突進。シュートは惜しくもゴールの上へ外れましたが、突進力を見せ付けました。

 43分に坂田に代えてユースの蒲谷を投入。残り時間も少ないのでこのまま同点で終わって欲しいと思っていた、ロスタイム1分の提示が出た直後。我那覇が左サイドを片野のマークを外して突破、中央に入れたボールを浦田がダイレクトで合わせて1対2と逆転されてしまいます。その後少しの時間が経過して試合終了のホイッスルが鳴りました。

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 試合終了後、中央で整列。選手達ベンチに戻りかけた時に、平間やユタが挨拶に行こうと声をかけて試合中に声出して応援していた私達の前まで(10人くらいでしたが)来て挨拶をしてくれました。アウェーの中でやってくれるのは嬉しいし、昨年はあまり挨拶する姿は見なかった覚えがあるので嬉しかったです。フロン応援の人は旗は数本振っていましたが、声はそんなに聞こえていなかったので、マリサポの私達の声は聞こえてたんだなと思うと嬉しかったです(まあ上からの声なので、普段以上によく聞こえるとは思うのですが…)

 試合終わってから最後まで出場していた選手達は、クールダウンをピッチで行い、交代した選手は試合終わると先にクラブハウスへ上がってきました。私達も移動して途中の階段の所で選手達に声をかけていきました。
 クラブハウスでシャワーを浴びて着替えてマリバスに乗り込みます。退場した数馬は少しだけがっかり来ていましたが、でもさばさばしているようでした。今回のレッドが次のJ1の試合に影響するか確認したら、今年はサテには影響するが、トップの試合には影響しないという事でした、DFのサブが誰もいないからほっとしました。もしかしたら、今年のサテは、京都、川崎が入って、札幌が抜けてるから、サテによって影響するのはおかしいということで変更になったのかもしれません。

 ユタ始め、皆は私服姿でバスに乗り込みます。まあ横浜まで近いですしね。ユタはジャージ姿でした。モツの私服姿のセンスに少し唖然としたりしましたが、皆がバスに載りこんで帰りました。ユタは、フロンジャージ着ているおじさんにもサイン求められていましたね。さすが大物ルーキー(^^)バスは出口でバスの底をこすらないか確認しながらゆっくりゆっくりと出て行きました。それを見送り麻生Gを後にしました。

 サテライトの試合は今年は面白くなりそうな予感でいっぱいの初戦でした。トップに上がってくる選手も多そうですし、怪我人も戻ってきたら、更にトップに供給できるような選手でサテの争いも厳しくなってくると思います。次のサテの試合は、3/25(日)トレセンにて京都との対戦になります。

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 最後に、今回の登録メンバーの年齢などを記載しておきます。(メンバー表から)

スタメン
PO NO NAME   Birthday  Year身長/体重 前所属チーム
GK 1 下川健一 1979/05/14 (30) 188/88 ジェフ市原
DF 2 片野賢二 1983/04/30 (17) 174/67 横浜マリノスジュニアユース
DF 3 栗原勇蔵 1983/09/18 (17) 183/73 横浜マリノスジュニアユース
DF 4 数馬正浩 1982/06/22 (18) 177/74 横浜F・マリノスユース
DF 6 後藤大輔 1982/04/25 (18) 181/68 横浜F・マリノスユース
MF 7 飯田紘孝 1982/04/29 (18) 177/74 横浜F・マリノスユース
MF 8 金子勇樹 1982/05/29 (18) 168/61 横浜F・マリノスユース
MF 11 坂田大輔 1983/01/16 (18) 173/65 横浜F・マリノスユース
MF 10 平間智和 1977/06/30 (23) 172/65 ベガルタ仙台
FW 9 田原 豊 1982/04/27 (18) 184/83 鹿児島実業高校
FW 5 外池大輔 1975/01/29 (26) 184/76 ベルマーレ平塚
サブ
GK 16 吉原慎也 1978/04/19 (22) 185/76 アルビレックス新潟
DF 12 樋口裕樹 1984/05/27 (16) 170/60 横浜マリノスジュニアユース
MF 13 蒲谷広樹 1983/10/16 (17) 178/64 横浜マリノスジュニアユース追浜
FW 14 北野 翔 1984/11/20 (16) 165/64 横浜マリノスジュニアユース
 *飯田君の身長・体重違っています。167/56です。

○平均年齢:19.47歳

2001.3.13write by Rick