「 暗中模索 」 |
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2001Jリーグファーストステージ第一節 |
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試合結果 横浜 0 対 1 神戸 試合展開 1週間前のハレルヤ戦で機能した、1トップの布陣にて試合が始まりました。前半から早いパス回しで中盤を作っていくマリノスにヴィッセルは手も足も出ない状態。徳にルーキーでスタメン出場のハユの運動量が多くて、しばしばFW飛び越して、DFやGKにプレッシャーをかけ続けてボールを奪いに行きます。左サイドのキジの所にボールが集まり、突破からのチャンスを作っていきます。 前半30分を過ぎると、マリノスの運動量が落ちたのか?神戸が巻き返したのか?ゲームが落ち着くようになります。そうすると神戸が徐々に出てきてチャンスを作っていきます。そこを能活を中心としたDFで守ります。 そんな感じで前半終了。後半は、ナオの位置をもう少し前に出していけば、攻撃は良くなるなーと思ってみていたら、そのナオに代えて、トノを投入。キジを左から右に移してアキが左に入り、なんと2トップの形に代えます。ハレルヤ戦の前半にまったく機能してなかったフォーメーションに戻すのはまったく理解できなかったんですが、そのフォーメーションで後半が始まります。 しかし,後半にチャンスが有ったのは、俊輔が右サイドを個人技で抜いてループで逆サイドを狙ったシーンのみ、この時は惜しくも左ポストに弾かれましたが、詰める選手がいなくてクリアされてしまいます。アキはサイドで奮闘するも、ハユの位置取りが迷いがあるように感じられてしまい、どうもボールがうまく回せなくなります。サントス、望月といった経験ある選手の網に中盤が引っかかってしまうようになります。キジが右に来ましたが、あまりスピードも生かすことが出来ず、終盤に勇樹と交代。しかし勇樹もサイドを活性化することが出来ず。やや神戸のダニエルの単独ドリブル突破に振り回される感が有って、後手に回るシーンが多くなります。城とトノのコンビも相変わらずお互いの考えが一致せずにボールを失ってばかりいます。 後半40分にユタが城に変わって登場。大きな拍手を受けますが、最初のシジクレイとヘッドの競り合いは互角。その後の、土屋との競り合いは土屋をタンカ送りにして存在感を見せ付けますが、ボールがうまく繋がらずに、90分終わって延長に入ります。 今期から延長に入ると4人目の交代が出来ますが、ベンチにいるのは、DF数馬円とGK下川のみ、当然交代はなく、ユタのスタミナが少し心配だったのですが、そのまま延長が試合が始まります。延長前半2分にビッグチャンスが訪れます。DFラインからの長いボールをオフサイドラインの裏でユタがボールを受けて左サイドを疾走。チェックに来たシジクレイを体でふっ飛ばして、GKと1対1を迎えます。GK掛川は前に出てきてシュートコースを狭くします。ユタにはちょっと時間がありすぎたのか、狙って蹴ったシュートは、GKの股間を狙ったようでしたが、掛川が足を閉じてブロックし、決定期を逃します。 がっくりと倒れこむ横浜の選手達。ハユは涙を浮かべて、能活にうながされて整列に向かいました。この日にかけていただけに痛い敗戦になってしまいました。 16時キックオフの試合は、試合当初は太陽が出ていて明るく暖かく試合が始まりましたが、日が暮れると共に横浜の勢いが無くなっていき、夜のとばりが完全に覆った頃に、涙を浮かべて試合が終わりました。 試合後のオシーのインタビューでフロント批判が出たのですが、始めから解っていたことを今から蒸し返すのはプロのやることでは無いし、スマートなやり方では無いと思います。発言する場が無かったというのは、解らなくも無いのですが、後半に3−5−2にしたのは完全に戦術ミスだと思っています。自分の戦術ミスを隠すために、あえてフロント批判をしたと取られても仕方が無いと思います。今後の暗雲を予感させる結果になりましたが、選手はオムを中心にまとまってくれると信じていますので、次のガンバ戦にはやってくれると信じています。 2001.3.13write by Rick |