試合観戦記


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「 2001年開幕の足音 」

練習試合
2001.02.28
横浜Fマリノス対水戸ホーリーホック トレセン
13時30分キックオフ

スターティングフォーメーション。(数字は背番号。)
横浜Fマリノス 水戸ホーリーホック

城11  田原23
俊輔10
アキ8  良治6 ハユ20  ナオ18
波戸4 直樹3 オム5

能活1

26  9
14  27
24  17
5  25  4  2

21

後半開始 後半開始
城9
俊輔10      
    アキ8
キジ17 良治6 ハユ20 ナオ18
波戸4 直樹3 数馬26

能活1

26   9
14  27
24  16
5  4  3  2

1

後半14分  
城9
俊輔10
アキ8   ハユ20
キジ17   良治6   ナオ18
波戸4 勇樹22 数馬26

能活1

 
後半22分  
トノ19   城9
俊輔10
キジ17      ハユ20
勇樹22
後藤27 波戸4 数馬26 ナオ18

能活1

 


 交代

 横浜 後半0分 田原23  → キジ17
 横浜 後半0分 オム5  → 数馬26
 横浜 後半14分 直樹3 → 勇樹22
 横浜 後半21分 良治6 → 後藤27
 横浜 後半22分 アキ8 → トノ19

 水戸 後半0分 21 → 1 、 25 → 3 、17 → 16
 水戸 後半25分 2 → 7
    


 試合結果

 横浜 1 対 0 水戸
 (前半 0対0 後半 1対0)


 得点経過・得点シーン

 横浜 後半11分 城(アシスト:俊輔)
横浜左コーナーキックから、逆サイドにボールが流れて俊輔が受けて、DFをフェイントで交わしてニアサイドへクロス送ったボールを、城が飛びこみヘッドで合わせる。


 試合展開 

 開幕まで2週間を切って、練習試合でなかなか勝ち星が無い横浜。フル代表合宿、ユース合宿から選手が戻ってきて、フルメンバーでの試合になりました。対戦相手には、横浜からレンタル移籍した陽一・大橋がスタメンから出場して試合に臨みます。

 横浜は、3−5−2の昨年と同じフォーメーションで臨みます。ナオを右ウイング、ハユを右ボランチ、アキを左ウイング、ユタを2トップの片方にして試合が始まりました。天候が雨が降りそうな曇り空でしたが結局雨は最後まで落ちて来なかったです。風邪がかなり強く舞っていて、ボールの方向が変わって試合中のパスなどなはなかなかつながら無い印象でした。
 試合開始早々に、水戸にゴール正面からFKのチャンスを与えてしまいます。大橋が蹴りますがボールはバーの上へ外れます。横浜は右ウイングに入ったナオがユースチームの香港遠征の疲れを見せないまま、跳ねるようなドリブルを披露して右サイドから攻め入りますが、持ちすぎて潰されます。10分に水戸の俊輔へのトリッピングでゴール正面でFKのチャンスを得ますが、壁の下を狙ったグラウンダーのシュートはGKに押さえられます。13分、右からのクロスを城がダイレクトにシュートを放ちますが、足の上に当たってしまいゴール上へ外れます。15分ユタがゴール前で短いドリブルから初シュートを放ちますが、ゴール上へ外れます。(そんな所は城の真似しなくて良いのに…)。19分、右のナオがドリブルで中へ、外に開いたユタにパスを送り、ユタがリターンをナオに送り綺麗なワンツーが完成、ナオがフリーで城に送ったボールは、シュートを放ちますがゆるいボールがGKの胸の中へ。続いて俊輔がループシュートでGKの上を抜くシュートを放ちますが、惜しくも左ポストに当たり外れます。こぼれを城が中へ送り詰めていたハユがシュートを放ちますが緩いシュートはGK正面でキャッチ。更に20分、俊輔が中盤でドリブル、ふわりとしたボールを前線に送りますが、ユタが感じていなくて1歩送れ届かず、GKクリアしてCKへ、右CKは俊輔が蹴りますが、GKキャッチします。
21分、右サイドからユタが強烈なシュートを放ちますが、GK胸に当てて前へ零しますがDFクリアします。29分、ユタが長い脚を伸ばしてシュートを放ちますが威力がボールに伝わらず、GKキャッチします。35分左サイドライン抜け出たアキからダイレクトの左足センタリングが上がりますが、ゴール正面でユタがボール保持できずDFクリアされてしまいます。

 前半終了して0対0。ハユのポジション取りが能活から見ておかしかったようでしきりにコーチング受けていました。怒鳴り声が鳴り響いていました。直樹・波戸・オムからのフィードボールがボランチに入ってからの展開の仕方があまりしっくりこなくて、水戸の早い潰しにあっていました。特に大橋のプレスが目に付きました(贔屓目かもしれませんが…)ナオは元気にドリブルしていました。アキは左ウイングのポジショニングを少し考えながら引き気味になっていたかも知れません。上がってのクロスが数えるほども無かったような気がします(それだけ右肩あがりだったと思います)ユタと城のコンビというのがあまり見られなくて残念でした、ナオとユタのワンツーというシーンは数回見られて、右サイドの攻めにアクセントを与えていました。

 後半開始で横浜はメンバー二人代えて来ました。水戸はGKとフィールド二人代えてきて後半が始まります。
後半も横浜はメンバー代わって、3−5−1−1という新しいフォーメーションになりました。キジが左ウイングに入って、アキが中に入って、俊輔が城の下でサポートする高い位置に入ります。

 後半1分に、ハユが積極的に右サイドペナルティまで入って行きますが、オフェンスファウルを取られてしまいます。2分に、城が前線でボール受けてヒールでアキに繋いでシュートを放とうとしますが、予測して無かったのかからぶりしてしまいます。3分左CKからショートコーナーで受けてキジがシュートを放ちますがバーの上(シュートは枠の中へ…)。9分、右へハユが上がりセンタリングはDFの胸に当たりクリア。ハユはナオのサイドへ積極的に上がって行き攻撃に絡んで来る様になりました、その分良治は自重してバランスに腐心していました。左にキジが入りましたが、アキとのポジションバランスが悪くて左サイド開いた位置にたびたび水戸の選手がフリーで入りこんでいき、カバーリングが送れる場面が多々有り心配になりました。11分左CKからの流れで城のヘッドが決まり横浜先制。
 14分、直樹から勇樹へ交代。勇樹はボランチか右サイドをやるかとばっかり思っていましたが、そのまま直樹のポジションへ入ります(3バックの真ん中!)勇樹のセンターDFは始めて見ましたが、ボールを散らして行くプレイはボランチでもやっている事なので見ていて危なくないのですが、相手FW9番が、183センチもあるので身長差から2回ほど入れ替わられボールを取られて危ないシーンは有りましたが、それ以外はそつ無くこなしていました。でもまあ、10分後にはボランチの位置へポジション代えて上がって行っていましたが…(危ないシーン見て上げたのか定かではないです)
 18分、俊輔の素晴らしいスルーパスが城に通ります。城はフリーで左からシュート!2点目と思ったシュートはネットの外側に当たってノーゴール(こういうのを簡単に決めないと)
 21分、良治に代えて後藤。これで勇樹を上げて4バックになり、後藤を左サイドバックに入れます。中盤はダイヤモンドで、下が勇樹、右がハユ、左がキジ、トップが俊輔。1分後の22分にアキに代えてトノを入れて城とのツートップになり、4−2−2−2になります。25分水戸が2out7in(山崎君@東福岡卒見たかったけど結局出ず)
 トノが前へ前へと行くが、なかなかトノまでボールが回って行かない印象。ハユが右サイドから前線へ飛び出して行く動きが最後まで衰えない、フォローに入るナオが逆サイドに展開して攻めて行くが、なかなかシュートまでは行かない印象。42分に、左CK後藤が蹴ったボールを戸のがどんぴしゃでヘッドに行くが、GKがいい動きで弾いて逆サイドのCKへ、俊輔が蹴るが、これはゴール前でファウルが有り繋がらず。
 このまま90分タイムアップ。

 試合後、200人以上いたと思われる観客席へメンバーが挨拶(毎回やってくれよ)して、水戸ベンチに挨拶して選手達は一部の選手を残して引き上げて行きました。

 後半途中から出た勇樹は、1ボランチで持ち味出していたと思います。危ないシーンは後半途中からあまり無かったです。数馬は後半からでましたが、持ち味のヘッドの強さを生かして攻撃をストップしていました。開幕ベンチ入りメンバーの可能性が高いと思います。ハユは前半は今一つでしたが後半運動量多く動き回っていました。細かな判断ミスが目立つのを修正したいです。田原はまだまだ自分の形を見つけられないでいる印象です。強い体の使い方含めて覚える事がたくさん有ると思います。ナオは気持ちの良いドリブルを見せてくれました、途中で右から中央に入って行くドリブルを何度も見せていて、ユースで自信を掴んだのが解ります。そのドリブルをチームとしてどう生かすかもう少し考えて欲しいです。玉砕気味な面も否定できないので…。

 開幕まで10日あまり、今週土曜日にもう一試合練習試合を行って開幕に向かいます。頑張れ選手達!

2001.2.28write by Rick