試合観戦記


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「 歓喜対赤鯱 」

練習試合 2000.07.30
サテライトリーグ ジュビロ磐田 対 名古屋グランパス ジュビスタ
16時キックオフ

 

 名古屋(瑞穂)遠征した翌日に、何か試合が無いかと探していたら、ジュビスタでサテライトの試合が有るのが解って、寄ってきました。ユース組や新加入した選手などプレイはサテライトを見ないと見る事が出来ないので、楽しみにして足を運びました。

 ジュビスタはトップの試合では何度も行っていますが、サテは始めてでした。車を何処に止めて良いか解らず、いつもの駐車場で開いてるからいいんだろうと止めてスタジアムへ、入り口で”ジュビロのカードを持っていますか?”と聞かれた時には、何それって感じだったんですが、どうやらファンクラブの会員証らしく、それがあれば無料で、無いと有料ということ、1000円払って中に入りました。

 入り口で手書きのスタメン表を配ってくれたので、それを見てメンバーを確認します。

○スタメン・フォーメーション

ジュビロ磐田 名古屋グランパス

清水11 遼一10
 熊林8
 金沢6  佐野9Y  佐伯5  信男7
 山西4 河村3 箕輪2

 大神1

 富永9 氏原11
宮原10      竜太8
岩田6  秦7
松井5Y 山道4 松田3Y 泰成2

岸川1

控え:GK山本16 DF鈴木12 MF中田13 控え:DF鈴木12 大橋13 FW北本14 森15 GK富永康16

○交代
磐田   後半25分 遼一→鈴木、後半15分 大神→山本、後半35分 信男→中田
名古屋  後半18分 松井→大橋、後半25分 富永→北本、後半37分 宮原→森

○得点
磐田   前半23分 清水
磐田   後半14分 佐伯
磐田   後半15分 清水
名古屋  後半23分 氏原
名古屋  後半26分 北本
名古屋  後半43分 森

○警告など
磐田   後半17分 熊林、後半43分 鈴木
名古屋  前半33分 山道、前半42分 岩田 

○試合展開 

 16時の試合開始でしたが、日差しは暑く、風も有る中で始まりました。試合開始から中盤でボールをうまく回すジュビペースで試合が始まります。ダイレクトでぽんぽんと回しながら空いたスペースに遼一、清水が走り込んで、熊がシュートを狙うというシーンが続きます。7分にDFラインからの長いパスを熊が受けてシュートを放ちますが、GKが押さえます。11分には清水がゴール前までボールを持ち込みますが、シュートはチャージを取られます。グランは、左サイドに開いたミヤにボールを集めて、突破を図りますが、サイドバックの松井君とのコンビも合わず、パスミスしたり、前線のトミに預けても、その後のフォローが無く、3バックに潰されると行ったシーンが多く、ジュビペースで試合が進みます。それでもグランは20分にミヤのタイミングの良いヒールから、左に上がった選手がクロスを上げてトミに繋ぎますが、足元には入りすぎてシュートを打てずチャンスを潰してしまいます。

 得点が動いたのは、前半23分。中盤でボールを奪った河村が上がって、清水にスルーパス。清水のシュートは岸川の手に当たって一度弾かれるが、弾かれたボールはDFに当たって再び清水の前に、なんなくゴールに流し込みジュビが1点先制。

 その後に、前々日に熱を出して体調が優れなかった遼一が、鈴木に交代。遼一は、前線まで切れこむシーンがあまり無く、右ウイングの信男の上がりを見ながらのプレイをしていたようでした。鈴木は右ウイングに入り、遼一の位置には信男が入ります。
 30分に松井のミスからボールを奪われ、縦に早いボールが入り、信男が追いついてクロスをあげ、清水が戻したボールを佐野がシュートを放ちますが、枠を外れます。32分グランのCKを、大神がクリア、そのボールをカウンターで一気に前線へ、信男が追いつきますが、山道が体ごと止めて倒してイエローカードを受けます。これで得たFKを山西が蹴りますが、山道が頭に当ててクリア、逆サイドでボールキープした金沢を倒して再びジュビにFKのチャンス。清水は蹴るふりして右サイドにながし、熊がシュートを放ちますが、これはゴール左へ外れます。
 グランは、時折攻めますが、前線のトミが孤立して、竜太、氏原がまったく攻めに絡めない感じで攻撃の形を作る事が出来ません。37分には前線でトミがキープするも結局はボールを繋がらず奪われてしまいます。ジュビは良い形でボールを繋いで行って、39分には綺麗なダイレクトパスが2,3本繋がってサイドからクロスをあげますが、これはDFがクリアします。
 43分に異議?から岩田がイエローを受けたグランは、43分にゴール前でFKのチャンスを得ますが、秦が蹴ったボールは大神にキャッチされてしまいます。

 前半は、このままタイムアップ。ジュビの良さだけが目だった前半でした。

∞∞∞

ジュビロ磐田 名古屋グランパス

清水11 信男7
 熊林8
 金沢6  佐野9Y  佐伯5  鈴木12
 山西4 河村3 箕輪2

 大神1

 富永9 竜太8
氏原11     宮原10
岩田6  秦7
松井5Y 山道4 松田3Y 泰成2

岸川1

控え:GK山本16 MF中田13 控え:DF鈴木12 大橋13 FW北本14 森15 GK富永康16

 

 後半になって、まったくといっていいほど攻撃の形を作れなくなったグランはフォーメーションを少し代えて来ました。サイドにいた竜太を前線に上げて、ミヤのサイドを代えます。

 この効果はすぐに出て、開始早々の1分に右サイドの泰成がサイドを切れ込んで素晴らしいクロスを上げます。ゴール前で何とかDFがヘッドでコーナーに逃げます。続いてのCKのチャンスは秦が綺麗なボールを上げますが、これもDFがはじきます。対するジュビも中盤でボールを清水が岩田から奪って、ドリブルからシュートを放ちますが、岸川が上に弾いてゴールを割らせません。これで得たCKは最後はGKがキャッチします。
 徐々に良い形になってきたグランですが、5分に竜太のボール奪取から決定的な形を迎えますが、なんとかジュビの守備陣が守ります。右CKを得て、トミがフリーのヘッドで叩きつけますが、シュートは手前過ぎて弾んだボールは惜しくもゴールバーの上へ外れます。12分にも右の竜太から中央のミヤへ早いワンツーで抜け出しかけますが、これはオフサイドの旗が上がってしまいます。

 ずっとグランの時間帯が続いたんですが、15分にジュビが左サイドからボールを繋いでいって、清水、信男、熊と繋いだボールを、中盤のそこでボールを良く散らしていた佐伯が右サイドへ走り込んで、リターンを受けたボールをシュート。ボールは岸川に当たりながらもゴールに入り、ジュビが2対0とします。
 つづいて、16分には、右からのクロスを、清水が胸トラップからDFを交わしてシュートして追加点を上げます。

 3点差で余裕が出たのか?ジュビはGKを大神kら山本に交代します。グランも疲れの見えた松井を大橋に交代します。後半23分ミヤの右サイドのキープから、ゴール前へパス。トミがボールをもって混戦になりながらも、最後は氏原が押し込み1点を返します。

 1点返した所で、トミが北本に交代します。これでまたフォーメーションが変わり、竜太と氏原が2トップになり、北本は左MFにはいります。後半25分には、グランの左CKからシュートコーナーへ、ミヤが竜太へ短く繋いで、すばやい反転からシュートを放ち、中原が体に当ててこぼしたボールを交代で入ったばかりの北本が右サイドから押し込み3対2の1点差とします。

 1点差となった事でグランの動きがますます良くなり、ミヤが右に左にとポジションを変えながら攻撃に出て行きます。竜太のキープからの攻撃が良くなってきます。対して運動量が落ちたジュビはなかなか攻めにかかる事が出来ず、ボール回しもゆっくりとなってきます。35分に信男が中田と交代。37分にはミヤが森と交代します・

 43分、グランパスは中盤の氏原に入ったボールを右サイドタッチライン際を走る変わって入ったばかりの元気な森にパス。森は、右サイドからゴールライン付近までドリブルで切れこみ、角度の薄い位置でGKと1対1になり、シュートかセンタリングか解らないんですが、中に蹴ったボールが中原の足にあたり、ゴールの内側に転がり込み、3対3の同点に追いつきます。

 残り時間は決勝点をあげようと攻めこみますが、得点を奪えずロスタイムを4分近く取った所でタイムアップ。3対3の引き分けに終わりました。

∞∞∞

 サテライトとは言え、トップチームが好調な事も有って、活躍次第ではトップへの道も開けると有ってモチベーションは高かったと思います。結構知っている選手も多くいて、今のプレイを見る事が出来て良かったです。試合も白熱して、ゴール裏に陣取った両チームサポも試合を盛り上げてくれて楽しい試合でした。

 帰りの道程では、清水港のみなとまつりの花火などもみられたりして、遠征の締めには最高でした。

〜fin〜