休憩所/サッカーのコラム


 第四話 『 トルシエジャパンの印象 』

 

 時期日本代表監督がフランス人のフィリップ・トルシエ氏に決まり、先日日本代表候補選手35人、U−21日本代表候補選手37人(後に二名追加)が発表されて、福島のJヴィレッジでの合宿が行われました。

 初めの印象としては、良い方向に行ってるなというのが感想です。選手達も何をやるのか?どういう指導方針なのか?不安と期待を持って望んだ合宿だと思いますが、監督がまずは色々と驚かせてくれて、厳しい管理と確かな指導方法で選手を縛る方向で考えてる様で、第一印象としてはいい方向に向かってる気がしました。

 マスコミ報道では、早朝の練習、一日3回の練習、ゲーム禁止、買い物チェック、夕飯は一緒に等管理が厳しいと言われていますが、個人の調整が自分自身で出来ない選手など日本代表には必要ないと思っています。特に食事や睡眠は大事で良い休養とインターバルが自分自身で取れない選手は厳しいアウェーゲームをコンディション崩さずに試合をする事が出来なくなってしまうと思います。(昨年の最終予選アウェーのUAEで試合途中でばったり足が止まったのは記憶に新しい所です)厳しい練習を勝ち抜いて生き残った選手達が本当の日本代表として試合に出る資格を持つという事だと思います。今後選手と監督との意見のぶつかり合いはあると思いますが、意見をぶつけ合って更に理解を深めるのが大切なことだと感じていますので、マスコミ等に”内紛”などといった言葉が出ても、良いことだと思って日本代表を見ていきたいと思います。

まずは、今月のエジプト戦でお手並み拝見です。

 

                                                第四話終了

                                                1998/10/7