新記事&コラム - 2002/1〜6


ひとことコラム
すいません、またしばらく更新止まってまして6月初めてのコラムです。(^^;) ということで1ヶ月の話題をまとめちゃいますが、注目の5月の契約数では、純増数でドコモはさらに落ち込んで3位になってしまいました。順位だけ見ると、振り向けばツーカーという信じられない結果ですが、実際は上位3キャリアの数字にはほとんど差はなく、おそらく6月は504iと251iの投入が功を奏して、ドコモが盛り返すと思います。問題は、どの程度まで盛り返すのかですね。あと、504iと251iどちらが売れるのかも非常に気になります。ドコモとしては504iを売りたいんでしょうが、ユーザーの興味は学生を中心に251iに向いていると思います。また、今月はワールドカップのチケットが電話受付で売り出され、携帯電話でも通話制限がかかるほどでしたが、予約に使われた0570の局番はauではかけられませんでした。最近、調子が良かったauですが、意外なところで弱点が見つかって、肩身が狭い思いをしたauユーザーもいたんじゃないでしょうか。でも今年の夏にはかけられるようになるという情報もあります。それともう一つ、ついにJ-フォンがボーダフォンへの社名変更を本格的に検討し始めました。早速、J-フォンというナレーションが全く出てこないボーダフォンのCMが流れていますが、個人的には、時期尚早って気がします。社名はボーダフォンに変えても、ブランド名はしばらくJ-フォンって手もあると思います。J-フォン by ボーダフォン って、どこかのキャリアに似てますけどね。(^^;)
(2002/6/24)

ついに504iシリーズが発表になりましたね。今回はビジネスシヨウの開催に合わせた発表となり、力の入り方が違うなという印象を受けました。しかしここ数年で言えば、展示会で新機種を発表したり参考出展したりするのは調子の悪いキャリアである場合が多く、今回ドコモが504iのみでなくSH251iまで参考出展したことを考えると、ちょっと焦っているんではないかな〜という見方もできます。(^^;) まあそれは置いといて、504iの特徴といえば、iモードの高速化やJavaの大容量化が挙げられますが、意外にも赤外線ポートの搭載が注目を集めているようですね。いや、注目を集めさせていると言った方が正解でしょうか。携帯電話でできることをもっと増やすため、ドコモが新たな仕掛けを搭載してきたという感じで、案外おもしろそうではあります。赤外線ポートは他キャリアにはない特徴なので、もしこれが流行ればドコモのシェアアップに大きく貢献するでしょう。今後ドコモが赤外線の活用にどこまで本気になってくるのか、注目したいです。本当はここで504i各機種の印象を書きたいんですけど、長くなるので次回ということにします。
ところで、関東では既にFとDが発売になりましたが、気になる値段は新規でも3万オーバー・・・やっぱり高い。人気の高いNやPはいったいいくらになってしまうのでしょう。考えただけでも買う気がなくなりそうです。(^^;)
(2002/5/26)

J-フォンがスカイメールを使用した国際メールサービスを開始するそうです。ボーダフォングループの一員としてのサービス開始なのだと思いますが、それをやるなら、国内のキャリアともスカイメールで送受信が可能なようにして欲しいと思ったのは私だけでしょうか。今では携帯電話でeメールが使えるのが普通で、異なるキャリア宛へのメールは当然のようにeメール経由で送っていますが、本来ならショートメール(J-フォンではスカイメール)を使って電話番号で送れるのが最も自然でしょう。キャリアを意識せずに電話番号でショートメールが送れるようになれば、eメールに抵抗を感じるユーザーを新たにメールの世界に取り込むことができます。それにeメールを使わなければ、迷惑メールも完全にシャットアウトできますし、システムの構築の仕方次第では絵文字の互換性も確保できるでしょう。もちろん、これはJ-フォンだけの問題ではなく、auやドコモにも対応してもらわないと意味がないのですが。携帯電話市場は飽和に近づいていると言われていますが、eメールがあるからもう十分とは思わないで、よりユーザーの立場に立ったサービスを開始することにより新たな需要が生まれてくると思います。
(2002/5/19)

先日、4月の新規契約者数が発表になりました。それにしても、今回の数字には驚きました。それはauが再び2位の座についたことにではなく、ドコモの契約者数がかなり落ち込んだことにです。ドコモは累計契約者数では6割弱のシェアを占め、月ごとの契約者数も最近はだいたい同じくらいの割合で推移してきました。ところが4月は4割前半まで下がっていて、ドコモが強いはずの関東に限ると3割台にまで落ちていています。原因を考えてみると、504iの発売が間近で買い控えが起きたことが挙げられます。しかし、それでも過去の似たような状況の際にここまで落ち込んだことはあまり記憶にありません。これは携帯電話業界の転換期を意味しているのか、それとも本当に単なる買い控えなんでしょうか。4月の結果だけでは何とも言えませんが、今後の動向が少し楽しみになってきました。
(2002/5/12)

ゴールデンウィークも終わり、いよいよドコモの504iの発表が近づいてきたという感じです。504iの外観やスペックは既に雑誌等のスクープ記事で掲載されていますので、公式発表があっても新鮮味に欠ける面はありますが、そんな中で誰もが気になっているのが機種変更価格ではないでしょうか。ドコモは最近、新しいシリーズが出るたびに機種変更価格を上げてきています。もちろん、端末自体が高機能化して価格が上がっている面もあるのですが、それだけではない面があり、今回はどのあたりで折り合いをつけてくるのか気になるところです。ついに4万円台突入か?なんて予想も出ていますが、このご時世、値段を上げて以前より売れるようになるとは思えません。いっそのこと、503iSよりお手ごろな価格で提供してくれませんかねえ。最近のドコモは、FOMAや海外展開の不調など、あまり良い話題を聞きませんが、国内のPDCだけは順調なので、順調な分野をもっと勢いづけて他の分野にその勢いをもっていくぐらいの考えでやって欲しいです。そのためにも端末の価格を安くして欲しいところですが、実はドコモは、2001年度の決算で海外投資での8000億円超の特別損失を計上しています。それでもギリギリ黒字を達成できるくらいの儲けがあるのです。2002年度はここまで特別損失が発生することはないでしょうから、その分、端末の価格を安くしてユーザーに還元してもらえたらいいのにと思います。
(2002/5/8)

5月です。いよいよサッカーのワールドカップまであと1ヶ月ですね。この大会は国際的なイベントとしてかなりの注目を集めますので、この機会に日本の技術をアピールすることを考え、試合が行われるスタジアム周辺は第3世代の携帯電話が使用できるように整備されているようです。確かに、私の住んでいる静岡県ではエコパというスタジアムがFOMAのエリアになっています。が、その周りはほとんど圏外で、エリアマップを見るとエコパのところだけぽつんとエリアになっています。(^^;) これでは第3世代のメリットよりも、スタジアムをちょっと離れたら使えない携帯電話というデメリットの方が強く印象づけられてしまう可能性もあるんではないかと思うのですが、どうなんでしょうか。そういえば、確か数年前の予定では第3世代携帯電話はワールドカップまでに国際ローミングを実現しているはずだったのですが、それも無理でしたね。それどころか、J-フォンは第3世代の開始を延期、韓国でも延期するキャリアが出てきて、世界的にますます第3世代への移行は遅れそうです。今のところ、ユーザーが求めていることはほとんど現世代で実現できてしまっていますから、これも仕方がないところでしょう。残念ながら、ワールドカップは第3世代の普及に一役買うことはできなさそうです。
(2002/5/1)

私は以前からJavaアプリ対応のJ-フォン端末を持っているのですが、最近までJavaアプリはほとんど利用していませんでした。理由は単にダウンロードしたいアプリがなかったからですが、最近、気になるアプリがいくつかでてきました。それはゼビウスやグラディウスといった往年の大ヒットゲームです。J-フォンのJavaアプリはゲームに向いている機能を搭載していましたので、やろうと思えばかなり凝ったゲームも作れるのはわかっていましたが、本当にゼビウスやグラディウスが携帯電話でできるようになるとは正直驚きです。しかも、良くできています。両者ともアーケード版のイメージをそのままに、携帯電話でも気軽にプレイできるように考えられていて、ゲームは好きだけど下手だった私でも楽しめるようになっています。ここまでできれば、携帯電話も立派なゲーム機として認めてあげてもいいでしょう。(^^;) ところでドコモの504iがまもなく登場といわれていますが、Javaについて言えば504iはiアプリの大容量化だけでなく、機能もかなりパワーアップします。これでますます凝ったアプリの登場が期待できるわけで、アプリ人気が盛り上がりそうです。
(2002/4/21)

今月15日から、iモードメールのドメイン指定受信機能が一部変更になります。またいつもの迷惑メール対策だと思いがちですが、今回の対策は非常に有効ではないかと思えることをついに実現してくれました。それは、携帯電話/PHSから送信されたメールのみ受信、しかも、携帯電話/PHSキャリアのドメインになりすましているメールはブロックできるという機能です。(ただし、アステルグループは対象外) 携帯電話/PHSのユーザーは、メールのやりとりをする相手も携帯電話/PHSである場合が多いのではないでしょうか。特に相手が100%携帯電話/PHSである場合は、今回の対策で迷惑メールは全てブロックできることになります。今まで迷惑メールではいろいろな対策がとられてきましたが、今回は本当に有効な対策だと思います。ドコモユーザーで迷惑メールに困っている人がいたら、是非今回のドメイン指定受信機能を利用することをおすすめします。また、他キャリアもドコモを見習って同様の機能を実現して欲しいと思います。
(2002/4/14)

ついにauとJ-フォンの契約者数が逆転し、auが3位に転落という事態になりました。auにとっては今月から第3世代端末を発売して勢いをつけようという時にこのニュース、タイミング悪すぎですね。まあ、やっぱりね〜と思っている人も多いかと思いますが。(^^;)では、なぜauはJ-フォンに抜かれたのか。いろいろと要因はあると思いますが、そのうちの一つとして挙げたいのはauには代表的な機種(メーカー)がないということです。J-フォンはここ数年、シャープ製の端末が機能的に他社に先んじ、販売的にも最も売れてきました。それではauはというと、これといって目立った端末がなかったと思います。キャリアにとっては、販売があるメーカーに偏るのは危険な面もありますが、そのメーカーがキャリアの目指している方向にあった端末を供給してくれるのなら、戦略上強い味方になってくれるという面もあります。ドコモにだってPやNという代表的なメーカーが存在し、販売を引っ張っています。ここ数年のauのヒットといえばガク割くらいしか思いつきませんが、これでは一般の人には単に安いだけのキャリアというイメージしか与えられていないでしょう。最近、やっとGPSやムービーなどを売りにしていますが、やはりGPSはこの端末、ムービーはこの端末というふうに代表となる機種を決めた方がユーザーにはわかりやすいと思います。そういう意味では、新しいAシリーズで最も力が入っているカシオの端末がauを代表する機種になれるかどうかが、今後のauを占う意味で重要な点ではないかと思います。
(2002/4/7)

4月です。世の中では、今月からauが始めたCDMA2000 1xにより第3世代携帯電話の競争が本格的に始まるような捉え方をしている向きもあるようです。技術的な面で見ると、CDMA2000 1xはcdmaOneがちょっと進化した程度のもので、ドコモのFOMA(W-CDMA)の方がずっと高度な技術といえると思いますが、もし世間がFOMA vs CDMA2000 1xで第3世代を見てくれたら、auにとってはかなりラッキーでしょう。例えば加入者数でいえば、FOMAの今後1年間の加入者はまだまだ少ないと思いますが、CDMA2000 1xの方は今後1年で目標の700万も不可能ではありません。ただしこれはauの加入者が700万人増えるわけではなく、既存のユーザーのうち700万台の機種変更によりCDMA2000 1xの端末に変わるだけです。(^^;) CDMA2000 1xの場合、cdmaOneのサービスエリアがそのまま使えるため、今後のauの新機種はCDMA2000 1x対応機のみになります。よって1年で大量の第3世代ユーザーを獲得できるというわけです。こうやって獲得したauの第3世代ユーザーと、ドコモのFOMAの加入者数を比較するのは無理があると思いますが、マスコミの取り上げ方によってはドコモは第3世代惨敗と書くこともできると思います。今までも技術よりマーケティングのうまい方が勝ちを収めてきた携帯電話業界ですから、今回はドコモが相当気をつけないと痛い目に遭うかもしれません。
(2002/4/1)

最近の携帯電話のCMですが、動画を売りにしたものが目立つ気がします。とは言っても、まだ動画の使い方の提案をしている段階で、各キャリアともユーザーになんとか動画を使ってもらいたいという気持ちなのだと思います。現在ある動画サービスといえば、動画配信、動画メール、テレビ電話などが挙げられますが、これらのサービス、将来幅広いユーザーに使われるようになるのか考えてみると、ちょっと怪しいんではないかな〜と思ってしまうのもあります。まずはテレビ電話。どこかにも書いてあったのですが、電話をかける方は自分が写ることを意識して電話をかけますが、相手は不意に受けるわけで、現在の姿を見られたくない状況も結構あるでしょう。もちろんテレビ電話が必要なユーザーは一定数いると思いますが、大多数が使うかと言えば、疑問に思います。次に動画配信ですが、携帯電話の小さい画面で見たい動画とは何かというのが未だに見つかっていない状況で、しかも高い金を払ってまでダウンロードするユーザーがどれだけいるかは未知数だと思います。これらに対して、動画メールは結構使われそうだと思ってます。テレビ電話は必要ないけど、ちょっとした動画を送るという使い方は比較的多くの人に支持されるのではないでしょうか。そうなると、いち早く動画メールを売りにしているJ-フォンが有利か?という気がしますが、最近、auが動画メールに力を入れてきそうな感じがあります。個人的には今後の動画メールを巡る各キャリアの戦略に注目していきたいと思います。
(2002/3/17)

3月です。今月から、携帯電話の番号に080が追加になりますね。携帯電話の番号が11桁になってからは、それまでの番号が全て090に統一されてわかりやすかったのですが、加入者が増え続けてしまったので080が追加になるのは仕方のないところです。ここで知っている人もいるかと思いますが、080豆知識を書いてみたいと思います。まず、キャリア別の番号割り当てについて。既に総務省のページで公開になってますが、それによると、今のところ080-1番台がドコモ、080-3番台がJ-フォン、080-5番台がauとツーカーになっています。090では割り当てが複雑に入り組んでいましたが、この点は080はすっきりしているようです。電話番号からキャリアを当てるのも簡単です。(^^) それともう一つ、080から始まるのに携帯電話の番号ではないものがあります。それは、0800から始まるいわゆるフリーダイヤルです。まあ世界的には0800=フリーダイヤルらしいですし、間違えることはないと思いますが、なんだか妙に思うのは私だけでしょうか。というか、そもそも0800がフリーダイヤルだってこと自体、あまり知られていない気がします。(^^;) 080と一緒に、少し広報活動をした方がいいのではないでしょうか。>総務省の担当者様
(2002/3/3)

すいません、ちょっと更新サボってました。(^^;) で、タイムリーな話題ではなくなってしまいましたが、先日J-フォンから51シリーズで適用になるパケット料金についての発表がありました。最近、地域ごとの特徴が薄れボーダフォン主導で物事が進んでいる感のあるJ-フォンなので、パケット料金についても期待より不安が大きかったのですが、見事に的中でしたね。(^^;) メール受信料も必ず有料で、パケット代はドコモと同等の0.3円/パケット、しかもauのような割引制度もなしです。つい先日まで、メール受信料無料を売りにしていたキャリアとは思えないです。それに写メールを送ることを考えると、今まで8円で送付できていたものが値上げになりそうです。例えば写真のデータサイズを4KBとしても、パケット料金では10円程度かかります。(ただしこれは画像の圧縮率により変わります) webアクセス料金は場合により値下げになるかもしれませんが、それでもドコモと同等レベルです。将来51シリーズがメインになったら、J-フォンのメリットっていったい何になるんでしょうね。ドコモ並のブランド力を持ったとでも思ってるんでしょうか・・・ まあ、従来シリーズと51シリーズは今後も併売というのならまだ納得できますが、それぞれに魅力的な機種を投入していくのは結構大変だと思います。やはりユーザーの反応待ちでしょうかね。なんかJ-フォンの先がどんどん読めなくなってきて、しかも不安の方が増えていってるんですけど(^^;)
(2002/2/24)

2月です。東海地区に限った話かもしれませんが、今月からJ-フォンの機種変更価格のシステムが大幅に変わり、従来の使用年月をベースにした値引きから、累積使用料金(ポイント制度)のみによる値引きになりました。値引き額は2万円使って1000円でしかなく、機種変更価格の大幅上昇になるケースが多発しそうです。しかし、本来はこの方法が最も理にかなっている訳で、J-フォンが端末価格の正常化を進めようという意志がはっきりと伝わってきます。問題は、機種変更したいユーザーがどういう反応をするかですね。たいていの人は、高くて機種変更できないと感じるのではないでしょうか。ポイントが全くない場合、J-SH08で31000円します。この調子では、51シリーズは4万から5万という、FOMA並の値段になるかもしれません。この超強気の価格設定でユーザーがついて来れるのか、J-フォンにとってもしばらくは様子見というところではないでしょうか。
それと、もう一つ変わったことと言えばカタログから優香が消えて写メールのCMの人に変わったことですね。これは東海だけでなく全国的にそうみたいですが、いきなりでびっくりです。大体、私は彼女の名前さえ知りませんでした。(^^;) ということで調べてみたら、高橋マリ子さんという方らしいです。さらにちょっと調べたら、過去にドコモ北海道のCMをやっていたらしいです。(^^;) 以前のauでの織田裕二もそうでしたが、こういうことって以外とあるのかもしれませんね。
(2002/2/4)

キャリア別の今年の予想、いい加減に終わりにしないと一月経ってしまうので、今回は残りをまとめていきます。まずツーカーですが、KDDIから売却されるのかもよくわからず、加入者数は関東と東海で純減が続いている状況で、今年を予想するのが非常に難しいです。何かツーカーにとって大きな出来事でもないと、今のままじり貧傾向が続いてしまうのではないかという気がします。またツーカーの場合、他の携帯電話のキャリアと比べて東名阪にしか存在せず地域会社ごとの違いが大きいということが苦戦の一因だと思いますが、逆にこの点を活かして地域密着型のサービスを進めていくというのが生き残る道かもしれません。次にPHSについてですが、データ通信用として使われることが定着しつつあるのか、ドコモに続きDDIポケットも持ち直してきた感があります。今年も傾向としては同じで、第3世代の携帯電話の見通しがよくわからなくなってきた分、PHSがしばらく生き延びることができるんではないかと思います。ただ、DDIポケットが開始する128Kのサービスは、売り方に注意して欲しいところです。128Kの速度が出る地域はアンテナが密集している地域に限定されるため、その点をきちっとユーザーに伝えて誤解を生まないようにして欲しいと思います。
以上、4回に渡って今年の予想を書きましたが、読み返してみるとほとんど予想になっていませんね。(^^;) 実際の一年後はいったいどうなっているのでしょう。案外、何も変わらなかったりして。
(2002/1/27)

キャリア別今年の予想、今回はauです。auはここ数年、方向性がはっきりしない状態が続いていた気がします。そもそもはPDCからcdmaOneの切り替えで思うようにいかなかったことが最大の原因だと思いますが、今年からはcdmaOneに切り替えたことがやっと活きてくるのではないかと予想しています。その理由として、まず1つは次世代をcdmaOneベースで進められそうな状況にあることが挙げられます。しかし私が思うに、それ以上にcdmaOneネットワークが活かされる状況が訪れつつあると思います。それは、非音声専用のサービスについてです。auは今年から音声サービス以外の分野の開拓を積極的に進めていくといった記事を読みました。現在、cdmaOneネットワークを利用したココセコムというサービスがありますが、このようなサービスを増やしていくとのことです。いわゆる電話の形態での加入者数はそろそろ天井が見えています。よって更なる加入者(回線数)増のためには、非音声専用のサービスを真剣に考えなければならないのですが、その点ではauが持つcdmaOneネットワークというのは非常に適していると思います。しかし、そんなに非音声専用のサービスが伸びる余地があるのかという疑問が当然あるでしょう。それに対して、私が一番期待しているのが自動車です。車にcdmaOne対応機器が搭載されれば、EZwebのようなサービスが使用できるのはもちろんとして、カーナビの地図データ更新や盗難時の位置情報の獲得など、非常に便利なものになると思います。au(KDDI)に出資している企業の中にはトヨタが入っていますから、トヨタと組んで車へのcdmaOne対応機器の搭載を進めていけば、将来的にはカーナビ並かそれ以上に必要な機能となりauの将来に大きく影響を及ぼすと私は思います。今年はそういった方向での動きを期待したいです。
(2002/1/20)

キャリア別今年の予想、今回はJ-フォンです。去年はついに全国1社体制が実現したJ-フォンですが、同時にボーダフォン色が非常に濃くなりました。J-PHONEの文字の下にvodafoneの文字が入ったロゴを見るたび、社名にもボーダフォンの文字が入る日は近いと思ってしまうのは私だけでしょうか。それで今年のJ-フォンですが、順調にいくかどうかは写メールが本当の意味で浸透していくかどうかが1つのポイントになるでしょうね。既に写メールが可能なカメラ付き端末の数は全体の1/4に達しているそうですが、多くの人がカメラを有効に使っているかというと、かなり疑問の残るところです。もし写メールが飽きられるようなことがあれば、今年のような勢いを持続するのは難しくなると思います。それとJ-フォンで心配なのが端末のラインナップについてです。もうすぐパケット通信に対応した5Xシリーズを発売する予定になっていますが、例えばJ-SH51は今考えられるすべての機能を盛り込んだともいえる端末で、金額的にも従来よりさらに高くなることが予想されます。もし今後J-フォンのラインナップがJ-SH51並の端末中心になるとしたら、学生などが自分の金で機種変更するのはかなりつらくなるでしょう。結果、J-フォン離れを引き起こす可能性もないとは言えません。先日J-SH08が発表されたので、心配な点は少し減りましたが、今後5Xシリーズと3Xシリーズ、また従来シリーズをどのように位置づけていくのか、ここで失敗するとauと同じ結果になる恐れがあります。とはいえJ-フォンはブランドイメージも上がってきていると思いますし、大崩れするような事態はないと思いますが。あ、あと今年はW-CDMAを開始する予定でしたね(^^;) まあ、W-CDMAはボーダフォンの意向もありますし流動的でしょうね。今のところは予測不可能です。(^^;)
(2002/1/14)

どうもお久しぶりです。諸事情により更新を休止していましたが、年が変わったこともあり徐々に再開することにしました。休止中にメールを送って頂いた皆様にも一切返信せず申し訳ありませんでした。しかし、一番多かったメールはウイルスでした。(^^;)
まあそれはそれとして、今年の携帯電話業界はどんな年になるのでしょうね。私の頭の中に2001年の9月から11月くらいの情報がほとんどないので、的はずれなことを書いてしまうかもしれませんが、キャリア別に今年の予想と課題を書いてみたいと思います。
今回はドコモについてです。ドコモは全般的には去年と同様、他のキャリアを寄せ付けない横綱相撲が続くんではないかと思います。写メールでJ-フォンが勢いづいていますが、これで最もあおりを喰っているのはauとツーカーで、ドコモにはあまり影響のないように思います。FOMAが予定通り進むかという問題はありますが、今年中はまだシェアも小さくドコモ全体でみれば影響を与えるほどではないでしょうし、PDC端末ではパケット通信速度の高速化、iアプリ容量の拡大、また一部端末にカメラ搭載なども予想され、買い換え需要も生み出すことができるでしょう。
あまり問題のないように思えるドコモですが、そんな中での課題はやはり迷惑メールではないでしょうか。ドコモの対応についてはいろいろなことが言われていますが、私が思うに、なぜ迷惑メールがなくならないかといえば、迷惑メールを見て、そこに書かれたURLにアクセスする人が少なからずいるからだと思います。迷惑メール送信者にとってみれば、効果があるから迷惑メールを送り続けているということでしょうから、この点に注目した対応というのをやってみたらどうでしょうか。つまり、ドコモはユーザーに対して、迷惑メールに書かれたURLにアクセスしないように呼びかけるのです。これにより実際のアクセス数減少と共に迷惑メール送信者に対する心理的効果も期待できるんではないかと思います。
しかし、ここからが重要です。迷惑メールを単になくそうとするだけでは、そのしわ寄せは別の形で必ず出てくるのではないかと思います。ですから、送信者にとって迷惑メールの代替になるものとして、送信者/受信者共に無料で利用できる、「広告メール」のサービスを追加する必要があるでしょう。これは既にあるメッセージ[F](フリー)を強力にしたものというイメージで、広告メールを受信したい人には自ら受信したい広告の分野を登録してもらいます。広告メールの送信者は、登録されたユーザーに対して一発でメールを送信できるような仕組みにします。法律で迷惑メールを取り締まるのも一つの手ですが、こういうサービスをもっと積極的に推進すれば、迷惑メールを減らすための一助になるのではないかと思います。
今回は長くてすいません(^^;)
(2002/1/6)



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