新記事&コラム - 2001/09 (途中まで ^^;)
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| ひとことコラム |
| 最近、平日に更新する時間がなくて週末のコラムが定番になりつつあります。(^^;)
ということで、内容も一週間を振り返るような感じになってしまうのですが、先週はデータ通信の話題が結構ありましたね。iモードが下り28.8kbpsに高速化されることが発表されましたし、ａｕからは一般向けのデータ通信カード、DDIポケットからはH"IN限定ながら基本使用料なしのプランが発表になりました。これらに共通して言えることは、高速というわけでもない、いわば中速の通信環境が手軽に利用できるようになることだと思います。FOMAでは384kbpsという高速の部類に入るスピードを実現していますが、それを活かすサービスがまだ見えてこないのが現状です。その点、中速レベルでは現状のiモード系のサービスが単純に高速化されるというメリットも感じられますし、携帯電話の画面程度であれば、動画の配信も不可能ではないでしょう。通信環境がそんなに高速にならなくても、圧縮技術が進化すれば同じような効果があるってことも考えられますし、中速の通信環境でできることはどんどん増えていくと思います。高速通信でのサービスの前哨戦として、今後、中速レベルでの新しいサービスがいろいろと出てくるような気がします。 (2001/9/16) らくらくホンやシンプルフォンといった、機能を限定し使いやすさを売りにした新機種がいくつか発表になってますね。各キャリアは相変わらず高機能を誇る機種をメインに据えてはいますが、ドコモでいえば210iシリーズもコンスタントに売れている訳で、これからはユーザーのニーズがますます多様化していくことが予想されます。シンプルな機能というのも一つのニーズですが、他にもデザイン重視とか、大きさや重さ重視とか、ストレートや折りたたみといった形状をどうするかなど、今後考えられる端末というのはいろいろなパターンがあるでしょう。その中でユーザーを引きつけることができる端末をいち早く発売することができるキャリアは、成熟しつつある携帯電話業界の中でもシェアを伸ばすことができるのではないでしょうか。逆に、いくら技術的に優れていてもユーザーのニーズを捉えきれていないキャリアはシェアを落とすことになるでしょう。最近のキャリア別純増数を見ると既にこの傾向は現れていますが、今現在調子の良いキャリアでも、ユーザーのニーズを見誤ると一気に立場が逆転する可能性もあります。第3世代への移行を含め、キャリアにとっては、今後ユーザーのニースを捉えることがますます重要になっていくでしょう。 (2001/9/9) ９月です。今月は、９月といえば・・・ということで強引に結びつける話題が見つかりません。(^^;) ので、今月話題になることが多いであろう次世代携帯電話について書いてみます。ドコモは今現在FOMAの試験サービス中ですが、ユーザー数が少なすぎて、結局どういう状況なのか全然見えてこないですね。10月から本サービスが開始できるのかどうかも良くわかりませんが、少なくとも最初は一般ユーザー向けではないでしょう。1年くらい前は、次世代が始まるから機種変更を控えているような人も現実にいたようですが、その当時の情報がいかにいい加減だったかということを今更ながら感じます。KDDIの場合は秋から始める予定のcdma2000 1Xが一応次世代ということになってますが、800MHz帯のままですし、どうみてもcdmaOneの改良でしかないですね。でも、これでサービス面で他キャリアとほぼ同じものが提供できるのなら、2GHz帯にこだわる必要もないと思います。また低コストで実現できるという特徴がありますから、是非料金に還元して欲しいところです。J-フォンは来年6月くらいに試験サービス開始だったと思いましたが、基地局は既に建てているところもあるようです。J-フォンからはW-CDMAとPDCのデュアル機の話も出てますし、先日始まったツーカーEZwebの全国ローミングも、J-フォンにとってみれば次世代に移行が始まった際の東名阪以外の地域のPDCの稼働率を維持するための施策とも考えられるわけで、準備という面では着々と行っているという感じです。今はどちらかというと遅ればかり目立つ次世代携帯電話ですが、各キャリアそれぞれの次世代戦略があり、数年後はかなりおもしろいことになっていそうな予感はあります。 (2001/9/2) |