番外編サクラ大戦スーパー歌謡ショウ「新西遊記」

はじめに

といことで今年も夏の風物詩(?)8月17日にサクラ大戦スーパー歌謡ショウへ行ってきました。

さてさて今年は中華風というか、ロック調というかなんというか、一風変わった西遊記になりました(笑)


開演前とかいろいろ

なんか夏は新宿の厚生年金会館に固まりそうな予感ですが・・・というか、第1回スーパー歌謡ショウの青山劇場が特別だったのかな?

さてさて今年は去年以上にお盆が短い(うちの会社は4日間、しかも土日を含んで(苦笑))、歌謡ショウのスケジュールもお盆内でやっている期間とお盆後の平日にやっている期間が半々だったので勤め人にはチケットとりに悩みました。(苦笑)
で、取ったのは当初帰省する事も考えてお盆明けの17日。勤め人は既に働き始めている日ですね。有給を取りました(って去年も書いたな、このフレーズ)
出足は雨が降りそうで降らなかったなぁ〜
暑くはないけど蒸すので扇子は必須だったでしょう。

厚生年金会館への到着はなんだかんだいっては開場15分前程度。
今回も好例の入場者挨拶は親方に金田さん、ダンディー団、大神一郎さん(全て役名)の方々の握手にありつけたりしました(笑)

今回のチケットは何をトチ狂ったかSS席!
しかも1階6列50番!
ちょっと角だけどほぼ最前列、おかげでよく見えましたよ〜
ただ、熱狂的ファンでもない・・・いや、毎年観劇しているぐらいだから熱心なファンには違いないのかもしれないが・・・者にとって、最前列っていうのはある意味聖域というか、踏み込めない禁断の地というか(苦笑)
いや、なんというか、取れちゃったですよ、単純に。
いつもは取れないから戯れに今回も取れないだろうとSS席とか番号を押したら席をご用意しますといわれてSS席が買えてしまったという・・・昔は買えなかったのになぁ〜
ダフ屋さんが諦めたからか、それともお盆明け平日だったのか、多少ブームが下火になったのか・・・まぁそういう事を気にしても仕方がないという事で。

恥ずかしいから来年からはS席に戻るかなぁ〜(苦笑)

今年も枡席があるので、枡席+出っ張りの舞台は定着するかもしれません。

前説他

好例の広井王子氏の前説ですが、
今年は例年に比べて短!
まぁ毎年毎年どんどん長くなってましたから、まぁここらで5分ぐらいに戻るのがちょうど良いのかもしれませんが、少し寂しいような

あと、結構空席があった気がします。やはり平日は人が少ないのかなぁ〜


第1部

第1部はおなじみの寸劇です。
去年から比較的しっかりした寸劇をやるようになりましたね。
今年もなかなか見所が多くて良かったのではないでしょうか?

と、その前に、いつものオープニングレビューのあと、最初に京劇の方々が舞を一つ。
京劇っていうのは中国の雑伎+踊りみたいなもので、今年はスペシャルゲストらしいです。
この京劇はあと2部の劇中劇とフィナーレ前に登場しました。

さくらの一人二役による早変わりが一つの見物でしたね(月をバックの桃栗小僧役は結構格好良かったりして)
カンナのフライングとか(今年は第2部でたくさん飛びますよというアピール?)
2つの大道具を配置とちょっとしたアクセントを加えて違う場所だとするのは演劇のお約束だったりしますよね。
あと中盤のダンディーさんの歌唱はさすがです。やっぱりすごいですねぇ(今回は第2幕でも見せ場が多いので結構嬉しかったです)

第1部としては例年になく良かったのではないでしょうか?いつものようにオマケっぽくなくて。
ただ、そのために第1部は1時間30分。第2部が若干短くなった為に、第2部の物足りなさがあったかも・・・あちら立てればこちらが立たず。
バランスが難しいですねぇ。

「これで妄想に出ていないのはさくらと紅蘭だけか」
なんて去年は書きましたが、今回のカンナの妄想はアイリスでした。
しかもラジオ体操ですか、しかも体操着で(笑)

休憩時間

休憩時間も20分でした

今年の3分ショッピングは陶器の帝国大劇場オルゴール。
てっきりインスタントラーメンかと思ったよ(笑)
あとはしゅるしゅる棒。
グッズを買ってあげたいんだけど、うちの場合はかさばるからどれもNGでしたねぇ。

第2部

さてさて第2部は「新西遊記」ということで中国風なんだけど、なんか中国的な音韻で曲調はロックっぽいものが多かったですね。あとスピーカーに近かったのか、全体的に音が大きかったのか、音割れ寸前のボリュームだったような気がします。
もうちびっと音量を下げて欲しかったっす(苦笑)

最初にひとこと。カンナ役の田中さん、孫悟空似合いすぎ。
というか、猿っぽい孫悟空というのもある意味すごい(笑)

今年は比較的早めにストーリーの核心に進んだというか、アップテンポだった気がします。
比較的良いバランスで膨大な西遊記のエピソードを摘んだ気はしますが、それにしても序盤が短すぎの様な気がします。
大慌てで、人間を信じる三蔵と、そんな人間を信じられるかという悟空の対比、
そしていつの間にか信じられなくなった三蔵と、三蔵の言った平和な世の中を信じる悟空という図式に切り替わっています。
もうちっとタメが欲しかった気もします。

さて、見所は中盤の金閣銀閣、それに牛魔王のシーンでしょうか?
ロックなのに中国風の音運びという曲はまさにマリアとダンディーさんの歌唱力の勝利でしょうが・・・中国風なレビューでロックはすごく微妙でした。多分ギリギリ許せましたが、どんなものでしょうかねぇ〜

で、やっぱりそこまでがクライマックスなんですよね。
最後のシーンはそれなりに感動的ではあるんですが、一山越して大急ぎで風呂敷を閉じた感があります(少なくとも海神別荘の時のような余韻が欲しかったのは事実)

今回の第2部はすごく惜しいです。時間が足りなくて主題だけが露出した・・・そんな感じのできばえになって、もう少しエンターテイメント的な部分も欲しかったです。
いや、質は高かったんですけどね。実際楽しめましたし。
ただやっぱり短すぎたっていうのは正直な可能です

総評

やっぱり歌謡ショウはいいねぇということで、楽しかったです。
ただ、完成度が高すぎる歌謡ショウになって欲しくないというのも贅沢な願いなのでしょうか?(笑)

ってよく見ると短い感想(汗)