番外編サクラ大戦歌謡ショウ
「海神別荘」&「巴里花組ミニライブ」

はじめに

サクラ大戦歌謡ショウなるものを知らない方もいらっしゃるかと思いますが、歌謡ショウとはサクラ大戦の声優キャストさんがそれぞれ声をあてているキャラクターさんを演じるショウ形式の舞台演劇です。
今でもセーラームーンの舞台があるらしいですが、あれを実物のキャストさんでやるのです。
例えば真宮司さくらなら横山智佐さんが演じると言う具合に。

わたしがはまったきっかけはサクラ大戦3が発売される前にサクラ大戦のストーリーモノを何か見たいなぁとDVDを思って物色していたところ、OVAみたいに巻数を買い揃えるのもとおもい、手にしたのがサクラ大戦歌謡ショウ第2回公演「つばさ」でした。

声優キャストさんが演じてるのであまり惨いものにもならないだろう
その前に同タイトルの音楽を収録していたCDを持っていたので、興味半分でDVDを買ってみたのですが・・・

声優さんのイベントかと思いきやどうしてどうして。
第1回目の「愛ゆえに」は若干そういう雰囲気を残していましたが、第2回目の「つばさ」からはサクラ大戦を知っていればかなりエンターテイメントに耐えうる作品に仕上がっていました。
(多分、「愛ゆえに」を一番最初に手にしていたらそれ以降は買わなかったかも)

「つばさ」にハマり、以降の歌謡ショウのDVDを全巻揃えてしまうという暴挙に出たのでした(苦笑)
これを今年のお正月までやっていたことに全然気にも止めなかったわたしは大層悔しがり、今年の夏は絶対直に見に行こうと心に決めたのでした(笑)


第5回公演「海神別荘」

一時はこれで最後の歌謡ショウ?とささやかれていた第5回「海神別荘」ですが、さすがにチケットをとるのは大変でした。
発売日当日、電話に張りついて午後一時頃にようやく取れたのは過去の日記に書いたとおりです。
初日、千秋楽の全チケット及び、全日程のSS席があっという間にSOLD OUTするというすさまじさ。
やっと買ったのが11日午後1:00S席(2階5列56番でした)

ってことで喜び勇んで11日出かけたわけですが・・・

開演前

ちょっと迷いながら、無事東京厚生年金会館へ到着。会場前の11:45分頃。
中日なのに結構並んでいました。
時間的にぎりぎりですが、田中公平先生(サクラ大戦の作曲家)達が並ぶ人達に挨拶をしてくれたのを見ました。
ああ、DVD通りだ♪と少し感激しました。

会場に入ると既にグッズ販売には長蛇の列・・・。
比較的に空いていた二階の販売コーナーでテレカとオルゴールを買う。
Tシャツや何やらは恥ずかしくて持ち歩けそうにないので(苦笑)
それにしても開演の1時間前から入場なのですが、なんやかんやいって1時間はあっという間に過ぎますね。

あと、中日では仕方ないのでしょうが、幾分空席があったこと。A席などでしょうが、少しもったいなかったですね。

前説

恒例の広井王子氏の前説ですが・・・笑わせていただきました。
歌謡ショウが終わって来年からはスーパー歌謡ショウですが(笑)
一時は歌謡ショウが今年限りで終わりという話がながれやきもきしていたのですが、なんとか続くようになって一安心です。
しかし、広井さんの「やめます」発言をした1ヶ月前の時点では本当にやめるつもりだったそうで、その後どういう風の吹き回しでお偉方が継続にGOサインを出したのかわかりませんが、そう弁解していた広井さんが嬉しそうで印象的でした。

第1幕

第1幕はあいかわらず浅草を舞台にした寸劇でしたが、例年と違ってほとんどの場面が「見返り稲荷」のセットで行われました。
セットの切り替えがなくなったことにより展開がスピーディーになったようですが、個人的には少し不満があります。
同じ場所で芝居を延々と続けると言うことはかなりストーリーにメリハリがないとダラダラ同じ話が続いて平たんに見えてしまうのですが、個人的にはすこしそう見えてしまいました。

セットの切り替えはそれだけで場面転換になり、芝居にメリハリが出てくるのですが、それがないことによりちょっと詰め込みすぎたお話しが平たんにみえたのかもしれません。

※これはわたしが場面転換を作品のメリハリに使う性分ゆえの感想かもしれません。
 他の方が見た場合の意見、あるいはあとでDVD版を2、3回見たら違う感想をもつかもしれません(苦笑)

あと、一旦芝居部分がハッピーエンドに終わってから休憩に行くまでが少し冗長に思えたのはわたしだけでしょうか?
芝居終了後、第5回記念ということもあってか、歌と祝い太鼓などがあり、第1幕で1時間45分。
個人的には第3幕構成にして芝居部が終わった時点で第1幕をすぱっと終わらせて欲しかった気もします。
(ちょっとトイレが我慢できなかったというだけなのですが(苦笑))

あと、さすがにオケピットを囲むように作られたエプロンステージを駆使してより前後の動きを使った芝居がされていたのがさすがと思いました。
でもこれって1階席からは役者さん達が近くにみえてうれしいんでようが、2階席も芝居の舞台全体が見れて結構良かったです。

余談:舞台にハプニングは付き物で、幕が上がらなくなるという失敗がありました。

休憩時間

今回の休憩ショウはなし。残念!
まぁ祝い太鼓までやって時間おしてるし・・・

といってはなんですが、サクラ大戦のゲーム開発メーカー、(セガ)オーバーワークスの社長大場さん(いや、シャレじゃなくってマジで)をちらっと拝見しました。
ちょっと感激♪

第2幕

第2幕は泉鏡花原作の「海神別荘」の劇中劇です。
原作は知らないのですが、なかなか雰囲気をかもし出していて良かったです。
ちょっと長ゼリフが多くて聞き取りにくいところもあったけれど、ストーリーの趣旨を理解できる絶妙なバランスでまとめられていたので大変面白かったです。

ってこれだけです。
えてして面白いって伝えるのにあまり言葉を使わないんですよね(苦笑)
言葉をいっぱい使うのって、結局どこか不満な点があるから・・・って気がします(爆)

総評

第5回記念ということもあって少し盛り沢山なショウではありましたが、個人的にはもう少し内容を絞ったほうがメリハリが付いたかな?って気もしますがおおむね満足でした。
ちょっと残念なのは大神一郎役の陶山さんの活躍の場面が少なかったこと。
巴里花組のライブもあるので仕方なかったみたいですが、せめて1曲歌って欲しかったな・・・と思いました。


巴里花組ミニライブ

さぁ、こちらは奇跡のライブと呼ばれたサクラ大戦3に登場する巴里歌劇団のミニライブです。
プラチナチケットと呼ばれ、事実あっという間にSOLD OUTし、わたしもチケットが取れたのは結構運が良かったかもと思います。

チケットは13日第1回め 17:00開演(またもや)2階5列28番
「海神別荘」が客席のほぼ右端だったのに対し、今回はかなり中央よりの絶好の席でした♪

開演前

さすがはプラチナチケット。
ダフ屋さんがいましたよ。マジで。
ダフ屋さんに認知してもらえるゲームのイベントってある?

それはともかく、開演17時の1時間30分前の15時30分に到着。
その時点ですごい並んでました。11日よりも凄まじい。
意外にラッキーだったのは当日限定グッズの整理券が手に入ったこと。
もうすこし早い時間に整理券を配り始めるのかと思っていたら、ちょうどあのぐらいに配り始めたのね。

あと開場が16時ぐらいからなのですが、実際に入場できたのが16時20分ごろ。
そりゃ1時間前から開場するわけだと納得しきり。

前説

笑わせてくれます、広井王子さん!!
いつもは帝劇の劇場の裏方の役として前説をして、親方に叱られるという役回りになるのですが、今日は広井さんがご主人様で親方役の中嶋さんが召し使いという役で、シャノワールに行くのでその注意を召し使いにするという凝った構成になっていました♪

舞台

基本的にはサクラ大戦3歌謡全集の曲を各キャラが歌うという流れになっていました。
ミニライブということでほとんど歌しか歌わないのかと思っていたら、さにあらず!
全員役になりきっているのはもちろんのこと、
シゾー役の高木さんが笑わしてくれること!
薔薇組も笑わせてくれること!
結構間に寸劇を入れてくれたので大変楽しかったです。

言葉にすると素っ気ないねぇ。
でも、わざわざ見に行った甲斐がありました。


最後に

ってことで、来年も歌謡ショウが続くなら、来年も行こうと心に誓うのであった。
(んなもん心に誓うな!!)

追記:両方のショウがカップリングでDVDとなることが決定しました。
 でも版元がデジキューブ。しかも完全予約制。
 去年まではAvex modeですが、やはり予算の関係で量販は無理なんですかねぇ。
 出るだけでも嬉しいですが。