サクラ大戦3その1

はじめに

サクラ大戦3はドリームキャスト用のゲームです。TVアニメもあったのでどんな内容か知っている人もいるので内容はあえて申しませんが、シェンムーが夢敗れた後のドリームキャスト期待のソフトであったりします。
あと半年発売が早ければドリームキャストもなんとかなったのにと思うのですが・・・(いや、どうにもならなかったかもしれませんが・・・)

っていうか、それぐらい期待に違わぬ内容であったりします♪
ちなみに攻略そのものは余所様のところで精力的にされておりますので(私の攻略の元ネタはサーファーズパラダイス内のサクラ情報局です)、私のところでは所感だけに留めさせてもらいます(苦笑)

なお、これ以降はネタバレを含みますので、その点をご留意の上お読みください。


所感

まず、最初に言っておきますが、サクラ大戦3は間違いなく面白いゲームです。
もう少しでパーフェクトでした。これから書き連ねるとことはそのほんのちょっとパーフェクトでないことを未練がましく書いているだけです(苦笑)

 直前にDC版のサクラ大戦1、2をやっていたこともあって、最初に感じたのは『サクラ大戦の設定だけを使ってサクラ大戦3という世界を作った』といったところでしょうか?
それは帝劇メンバーが登場するDisk2で顕著になります。
 多少無骨ながらも古臭さに味を求め、翔鯨丸やミカサなど突拍子もないアイテムを無理矢理納得させたサクラ大戦1、2
 それに対して、ライトユーザーにウケるように洗練された光武Fなどのメカ群、そして突拍子といってもせいぜいリボルバーカノン程度の現実味
そういった違和感が多分私の頭の中でサクラ大戦1、2と3の世界をスムーズに繋がらなかったのかもしれません。
それ以外はもろ、サクラ大戦と言ったところでしょうか?
(無理、無茶、お約束などなど含めて・・・ね)


ADVパートに関して

 まずはウリの一つのムービーですが、これは2Dアニメーションとコンピュータ3DCGとがかなりうまく組み合わさっておりなかなかいい感じです。特に入魂のオープニングムービー(Disk1)は中毒になりそうです。
どれも一定水準以上の映像で下手なOVAでは拝めないモノばかりです。
ただ欲を言えば出撃前のムービーが結構使いまわされているところ。
各話毎に同じエリカの着替えシーンとエクレールの発進シーン・・・・・変化をつけられるほど製作的に余裕がないのでしょうが、それなら最初からムービーを流さないというのも一つの演出ではないでしょうか?(もしくは短く詰めるとか?)
あと、一部でムービーのクオリティが落ちてるのでは?と思われるものがありました。全体に完成度が高い為にそういうところが目についてしまうのが皮肉なところです。

ゲームシステムですがほぼパーフェクトに近いです。
Now Loadingが全く出て来ません。
ムービーの開始と終了で画面の繋ぎに待ち時間がほとんどありませんでした。
今までのゲームからすれば非常にまれでしょう。
新しいアナログLIPSも力加減が難しくてGoodです。

ストーリーに関しては・・・・
「慌ただしくやって来て慌ただしく帰っていったなぁ・・・・」
です。私的にはストーリーをもうちょっと楽しみたかったなという気がします。
直前にやったサクラ大戦2がストーリーたっぷりなのかもしれませんが(笑)
一番の理由は多分花組メンバー全員が勢揃いした時点で第5話かかり、それから以降は怒濤の展開になるからかもしれません。

後は細かいツッコミなど。
その1:アレだけのことがたった半年の出来事なの?よく街が復旧するね(笑)
その2:日本と巴里の往復で2ヶ月・・・さくら達気安く来すぎじゃない?つうか良く間に合ったなぁ(笑)
その3:主役メカ交代のお約束、光武F2だが・・・・羽はやりすぎだろう。羽は(爆)
その4:その3と同じく・・・・大神、お前はシャアか!(爆)


戦闘パート

戦闘パートですが、新システムARMSは結構爽快感があります。
しかし自機のすり抜けがなくなったので結構だんご状態になりやすい事
作戦が機体の性能が変わるのではなく行動コマンドの消費ポイントが変わるだけなので、最初は少し戸惑いました。もう少しユニット性能も変わってくれても良かったかも。

少し残念なのは難易度が比較的低い事と
総じて戦闘数が少なく、短時間で終わってしまうことです。
いや、難易度が低いので戦闘も短時間で終わってしまうのが原因かも・・・
ともあれ、もう少しやりがいのある戦闘を楽しんでみたい気もします。
まぁ、ARMS自身が今回初めてということもありまだまだバリエーションを練れるでしょうが、それを楽しめるのは1〜2年先ぐらいになるのが残念なところです。

あと、戦闘の開始あるいは幕間で見られるリアルタイムCGによる光武Fのお芝居は良く動いてとても大好きです。

作戦に関しては基本的にはほとんど火作戦で十分。
一部の戦闘でどうしても回復が必要な場面がありますが、それを除けば回復はほとんどエリカの必殺技で十分なので火作戦でガンガン必殺技を使っていったほうが爽快感があります。

ってことで以降は少し各隊員の光武に関してをば

大神機

前作までと違って大神自身に隊長度というパラメータが加わることによってかなりバラエティにとんだ機体になります。
隊長度が上がるにつれて能力修正値があがっていき、最高で攻撃10にも達します。
結果的には登場人物全ての信頼度を上げていかなければいけませんが、それに見合うモノが得られるのも確かで苦労しがいがあります。
また、大きく分けて通常型、攻撃型、防御型があり、必殺技の種類が変わります。
ADVパートのLIPSと戦闘での戦い方によって変わります。
攻撃型は大神初めての周囲攻撃、通常型は相変わらずの単体攻撃、防御型はなんと周囲回復(!!)になります。
でもほとんど真面目にゲームをしていれば大概は攻撃型になりますし、多分攻撃型以外にはあまりありがたみを感じないと思います。(単体攻撃よりも周囲攻撃の方が多くの敵に使用できるし、ましてや回復はエリカで十分です。)
特に大神の隊長度が上がる終盤はためによる気合いの回復度がガンガンあがる(2回のためで気合いが満タンになる!!)のでバンバン必殺技を繰り出す様はまさに壮快です!!

光武Fと光武F2の違いは必殺技の攻撃範囲が広がる事です(って攻撃型の場合ですが)

あと、究極型というものが存在します。
クリアすべき条件は厳しいのですが、出すとすごい必殺技で一度は見るべきでしょう!
オーク巨樹外側のマップがたった一瞬で終わるという・・・

今回の大神はすごく使える機体に仕上がっています

エリカ機

イメージ的には通常攻撃は紅蘭、必殺技はアイリスといった性格の機体です。いえ、同じ銃という事でマリア機と符合するように見えますがそうじゃありません。
これでピンと来るかもしれませんが、通常攻撃の決定力は乏しく(ザコを一撃で倒せることはまずありません)、また必殺技も回復系なのであまり攻撃に向きません。必殺技の回復も範囲が十字と結構変則なのでうまく範囲に納めるのが苦労します。
そういった意味ではややアイリスよりも使いにくいかな?

しかし光武Fから光武F2に変わると回復の範囲が広がることにより格段に使いやすくなります。

基本的にこの機体は必殺技で仲間ユニットを回復させる事に専念させ、余力があれば攻撃するというスタンスで使っていったほうがいいでしょう。
あえて攻撃を食らって気合いを稼ぎ、必殺技の回数を繰り出したほうがいいかもしれませんが。

グリシーヌ機

キャラクター的にはすみれ+マリアに近いのですが、機体の能力的にはレニ機に近いでしょう。
通常攻撃で縦2キャラ分を同時に攻撃できる性能はすみれに近いのですが、必殺技ではそれが横幅を持つようになるのでやはりレニに近いかもしれません。
攻撃力も決定力があり(やる気十分ならザコを通常攻撃で倒せます)、防御力もなかなかなのですが、その分移動力が乏しいので、戦場を駆け回る作戦にはどうしても向きません。
好みの問題ですが、私的には防御力よりも移動力を取る方なのでレニ機の方が好きかもしれません。
今回のARMSが移動の距離によって行動ポイントが減っていくので、同じ距離を移動させる場合、移動力が低いとより多くの行動ポイントを消費するので結果その後の攻撃回数が減ります。
そういった意味ではこの移動力不足はグリシーヌ機に大きな影を落とします。

光武Fから光武F2に変わった場合、必殺の範囲が距離、幅ともに広がるので移動力不足を補ってくれるのでかなりいい改善になります。

この機体はいかに短い移動力を補って使用していくかが鍵になります。
ボス戦には間違いなく威力を発揮する機体です。

コクリコ機

イメージ的にはまさに必殺技が攻撃型になったアイリス機といった所です。ただ、機体能力を考えるとどちらかというと織姫機と言ったほうが近いかも。
攻撃範囲は通常攻撃で結構広い周囲攻撃です。高低差無視でしかも移動力があるのでついつい欲深く使いがちなのですが、アイリスや織姫のように攻撃の決定力不足により一撃必殺とは行きません。
ですので何のフォローも無しに使うと手痛い反撃を食らいますんで気をつける必要があります。
必殺技はかなり距離があり範囲もそこそこ(これが織姫機に近いイメージなのですが)、やはり決定力不足は存在しているので重要な戦闘では一撃必殺とは行きません。
アイリスのように障害物無視の機動力がなくなっているのも痛いかも。

光武Fから光武F2に変更点ですが、必殺技の攻撃範囲が広がったぐらいですが、前線で戦えるほど強化されていないので少し残念。

この機体は攻撃力不足をいかに移動力でカバーするかが鍵になるかも。
また行動の順番が大神の次なので使いようによっては重要な場面を担えると思います。

ロベリア機

さて、この機体は今までの花組にないイメージの機体です。
通常攻撃の範囲は横3キャラ分と変則な事に加えて必殺技はかなり変則的な周囲攻撃です。
移動力も高いので敵の懐に潜り込んで必殺技を使うというパターンが一番しっくりきます。
攻撃力も高いので撃墜王に向いています。
若干防御力が弱いかもしれませんがこの機体はガンガン攻撃に回すべきです。

光武Fから光武F2への変更点ですが、必殺技の範囲がさらに広がるのでかなり多くの敵を巻き込みやすくなり非常に使いやすいキャラになっております。

この機体はかなり優秀な機体ですのでぜひ前線でガンガン使ってください。

花火機

イメージ的にはマリア機に一番近いかもしれません。
長い射程で見ればエリカに近いが、若干こちらのほうが攻撃力が上で、必殺技もあるのでやる気十分なら十分決定力を持つ。
射程が長いこともあり行動回数に余裕が出来るので結果的に攻撃回数が増える事になります。
残念ながら必殺技の範囲がやや変則的で複数の敵を巻き込みにくい事。
しかしピンポイントで攻撃する分には非常に頼もしい存在です。
(って私が花火贔屓でストーリーを進めているかもしれませんが・・・)

光武Fから光武F2への変更点は必殺技の範囲が広がる事ですが、もともと変則的な攻撃範囲なのでその恩恵にあずかるのは少し難しいかもしれませんね。

花火贔屓の人にとってはこの機体はかなり頼もしい存在になると思います。


戦闘攻略(ってほど大それてませんが)

ちょっと気のきいた攻略技などを

その1:かばうテクニック
 かばうコマンドを使うと攻撃を受けた隊員はノーダメージになりますが、実は同じタイミングで攻撃される大神機もノーダメージになるんです。
それで、敵が比較的大神機への攻撃を優先させる事を利用して、大神機とかばった隊員の機体を敵キャラの前にわざと置きます。こうすると同じ攻撃範囲に入った二人はノーダメージでいられるんですよね。
これを利用してボスキャラの必殺技をわざと消費させる為にこの戦法を使用するとかなり戦闘が楽になります。

その2:1ターンでためと防御と回復を実行する方法(大神専用)
 普通はこれら三つのコマンドはその行動ポイントの消費量のために同時に実行できません(林作戦)
ただ、少し面倒くさいですが大神だけは実行可能です。
これは大神だけ作戦を何回も変更できることを利用すればいいのです。
まずは火作戦にしてためを実行、次に山作戦に変更して回復と防御を実行、最後に元の作戦に戻す。
これでOKです。
普段は火作戦にしておきたいけれども、どうしても少しだけ回復したい!という場合はこの方法を使って大神が隊員を回復させてあげるといいでしょう。


取り敢えず今回はここまで。
次回は何をしましょうか?