舞乙HiMEに対する考察

はじめに

サンライズの萌え&燃えアニメ、舞乙HiMEに関する謎を考察してみたいと思います。
(基本的な知識は舞乙HiME公式HPなどを参照下さい)
あくまでもこの考察は私自身がストーリーの内容を把握する目的で考えをまとめるために書いております。推測も多分に含みますので参考程度にして下さい

一応、ストーリーが進むに連れて説き明かされていく内容とかもあるので、ストーリーが進むに連れて内容とかが改編されていく事がありますのでご了承下さい。

現時点では第23話までのネタバレを激しく含みますので、まだご覧になっていない方でネタバレを避けたい方はご遠慮下さい(笑)

(last update 2006/3/18)


アリカの母親に関して ver2.0

※#14にてある程度状況が提示されたので大きく改稿します。

さて、アリカの出自の謎というのはマシロやニナ(なぜニナが含まれるかは後述)にも関わってくる、この作品の根幹に関わる部分と思われます。母親候補は大きく二人います。
・ヴィントブルーム前王妃(以降王妃)
・レナ・セイヤーズ(前蒼天の青玉、以降レナ)
これは#1の冒頭の14年前の事件でレナが蒼天の青玉を託した赤ん坊を逃がし、その後現れたアリカが蒼天の青玉を所持していた事から推測されております。

#14にて前王妃とレナに同時期にそれぞれ同じ年の赤ん坊がおり、風華宮襲撃事件事件にて
・前王妃の娘に蒼天の青玉を託して逃がす
・レナの娘は知り合いの女官に預ける
という状況が発生した事が示唆されました。

さて、#1及び#14の画面だけを見るならアリカは前王妃の娘であり、レナの娘は行方不明となります。しかし、蒼天の青玉をずっとアリカが所持していたかは画面に書かれていない為、まだ確定はしていません。

残る疑問点はアリカが「ばっちゃ」と呼んでいる祖母らしき女性が「彼女の母親はオトメである」という説明をしていた謎です。単に彼女は蒼天の青玉を所持=ルナの娘という単純な思い込みだったのでしょうか?
また、#3でアリカはナノマシンに対する非常な適合性は見せた点に関して、レナの血筋だから、それともヴィントブルーム王家の血筋だからか釈然としません。

さて、もうひとつ。#14で宙ぶらりんになっているのはレナの娘の存在。ここでは一つ可能性としてニナが彼女の娘ではないかという指摘をしておきます。

ニナがレナの娘である可能性が本編では度々匂わされています。
・髪の毛の色がレナと似ている(オイ)
・名前がニナとレナで韻を踏んでいる(オイ)
・レナの歌を覚えている(セルゲイに教えて貰ったという可能性アリ)
・#6でレナの顔を思い浮かべている
・孤児である

という事で不確定要素はあるもののアリカ、マシロ、ニナの実態の姿を考えると。
 ・アリカ:王妃の娘
 ・マシロ:赤の他人
 ・ニナ:レナの娘
と考えて問題ないかと考えますが、唯一マシロがどのような存在なのか気にかかります。


マシロは本当に偽物の王女か?ver2.0

※#14にてある程度状況が提示されたので大きく改稿します。

さて、#7、#14でアリカが本物の王女、マシロが偽物の王女である可能性が示唆されましたが、それは本当でしょうか?一番の疑問点は彼女がシュバルツに襲われている点です。

まず、彼女が偽物の王女と思われている理由であるが、14年前の事件で王と王妃が殺害され、一端は赤ん坊である王女が行方不明になります(この時の赤ん坊がほぼアリカでしょう)
で、その後行方不明であったはずの王女は内務大臣の手により「救出」された事になっており、その時の少女がマシロです。

で、問題はこの内務大臣が実はシュバルツ、アスワドを内部に引き入れた犯人ではないか?というのがやはり作中でも示唆されています。
であるならば、マシロが何故襲われなければならないか?という疑問が浮上します。
なぜなら、元々傀儡として偽物の王女を据えたのであれば、敵にとっては別にそのままでも何の不都合も無いはずです(少なくともヴィントブルーム王家の血筋として狙う価値は一片もない)

では、それでもマシロが狙われる意味とは何だろう?何点か考察してみた

<マシロは実は本物説>
 それなら赤ん坊の頃に殺しておけばいいはず。ただしマシロもレナの歌(題名「星が奏でるものがたり」)を歌っているシーンがありました。この歌を知っているという事は意外に本物の姫の可能性も出てくるのでしょうか?

<内務大臣はシュバルツ、アスワドに何も教えていなかった説>
 内務大臣がシュバルツらを利用はしたけど、見つからなかった王女の代わりに偽物の王女を仕立てた事を知らせておらず、彼らはマシロを見つかった本当の王女と思っている。一番可能性は高い。

<マシロに殺さなければいけない理由が出来た説>
 傀儡として据えてみたはいいけど、何かしらの理由で何かの特殊な資格を身につけてしまった。
例えば血筋に関係なく超兵器のアクセスが出来てしまうとか。

いずれの説にしても決定力に欠ける。今後のストーリーで上手く整合性が取られるか期待したい。

<別の可能性>

あるいは超兵器ハルモニウムとそれを操れるヴィントブルーム王家の血統というものを巡っての争いであればマシロの血統の正当性などあまり関係ないかもしれません

<2006/2/3補足>

#17にてマシロが狙われる大体の理由がわかってきました。
彼女はヴィントブルーム王国の統治者であり、彼らの目的はヴィントブルーム王国の統治権そのものにあると言えます。
その理由としてはヴィントブルーム王国にはオトメの技術を一手に秘匿してるガルベローベ学園と超兵器ハルモニウムがあります。
これらを手中に収めるためにマシロは邪魔だったという事で彼女が本当の女王かどうかはあまり関係なかったようです。

では何故今までマシロが狙われなかったかというのはやはりハルモニウムの所在が明らかではなかったというのが一番の理由かと思われます

<2006/2/11補足>

というか、3番目の歌詞を知っているのがマシロだけなのがわかっていなかったとしたら、殺そうとした事自体が凄く矛盾に感じるのですが・・・単なる大ボケ?


ハルモニウムに関して

#7にて現れたオルガンの形をした超兵器らしきもの。人間版ミコトらしき人物が現れたのは良しとしても、一応面白いキーワードが出てきました。
「歌と紡ぎ手と守り人」
この3つがないと超兵器は動かないらしいですが、ここでのポイントはその扉が開く時に光った扉です。一応3つの宝石らしき物があってアリカが近づいた瞬間、2つ光って扉が開きました。

さて、3つのキーワードと光った内容から考えると既に二つのキーワードは揃っていたのでは無いかと考えられます。それぞれのキーワードが何を指し示すのかを推測すると

・歌:レナが歌っていた歌
・紡ぎ手:オルガンを演奏する人
・守り人:オトメ

問題はアリカ一人に反応したのか、マシロもセットで反応したのか。
キーワードがそれぞれ一人ずつ担当するのであれば3人必要そうですし、アリカ一人であればアリカだけで二つ分のキーワードを満たしてそうです。
この辺り、上記の出自の秘密と関わってきそうでもあり、単純に解決する問題では無いかもしれません。

取りあえず一人ひとつずつキーワードに対応すると考えると
・歌:アリカ
・紡ぎ手:マシロ
・守り人:ニナ
とか当てはまりそうな気がします。

<2006/2/20補足>

#20にて興味深い内容が提示されました。
ハルモニウムの起動に必要な条件の内、3つがニナ一人で揃ってしまったような感じです。
アリカが二つしかなかった事を考えると、必然的にニナにあってアリカにないものが何かという話になります。
歌は両方知っており、紡ぎ手の資格としてヴィントブルーム王女という血筋は現在五分五分、守り人としては両者ともオトメであるモノの、#8の時点でアリカはコーラル、#20の時点でニナはマイスターという違いはあります。
さて、血統か、それともマイスターオトメか否かか、興味深いところです


というか、アリカは一体何者なのか?ver2.0

※#14にてある程度状況が提示されたので大きく改稿します。

いくつかの論を書いてきましたが、#8までの段階でアリカという少女が持っている特殊性が色々出てきています。

・今は動かない宇宙船が動いた(蒼天の青玉の力?)
・ナノマシンを持っていないのにマイスターローブが物質化しかけた。(ニナと手を繋いだから?)
・ナノマシンがすぐになじんだ
・コーラルローブで宇宙船を支えて見せた(蒼天の青玉の力?)
・ハルモニウムの扉を開く事が出来た
・ミユには彼女の頭髪が輝いて見えた
・禁書庫の扉を開いた
・禁書庫のデータベースが起動した

全てが蒼天の青玉のおかげと言って良いモノなのか?
・マイスターGEMが特別だから
 →他のマイスターオトメでも似たような事が出来るのか?
・蒼天の青玉が特別なのか?
 →であれば先代の蒼天の青玉レナ・セイヤーズも同じような特別な事が出来たのか?

こう考えると、単なる蒼天の青玉が特別だったからという可能性も高いけど、どちらかというとアリカという少女の方が色々秘密を持っているんじゃないか?とも思われるわけです。
結局はヴィントブルーム王家の血統あるいは蒼天の青玉がどれほどの力にかかってくるかと思われます。

<補足>

#11にてニナが自分の誕生日は好きな人の娘にちなんで付けられたと思っていました。という事はニナはレナがアリカの母親と思っている節があります。まぁアリカが蒼天の青玉を持っているのを知っているからでもあるのですが。
で、そのセルゲイはことあるごとに本当の姫の事を思う時、アリカを思い出している節があります。また本当の姫探しはセルゲイの裏の仕事のはずであり、ある程度ニナも知っている節もあります。

ここで面白いのはセルゲイがいなければアリカ=本当の姫でFAなのに、セルゲイの思わせぶりな態度でアリカ=本当の姫=レナの娘という摩訶不思議なニュアンスが醸し出されている事になります。

<補足の補足>

#15にてようやくアリカ=本当の姫≠レナの娘という図式をセルゲイは受け入れたかのように思えます。というか、作品の意図としては入れ替え劇は身分の交換というより、
「レナの娘としてアリカを見守る」→「レナの娘でもないのにアリカが気になる」
というセルゲイの心の振る舞いを導き出すための餌なのかもと思ったりします。

となると、「ばっちゃ」が「お前の母親はマイスターオトメだった」という台詞も蒼天の青玉を持っていた事からきた思い込みというオチになりそうな気もします。
けれど、そうなると一つだけ残る問題はアリカ、ニナ、マシロの三人がどうして歌を知っていたかという所に行き着く気もします

<2006/2/11補足>

#18にてナギとスミスの会話でいくつかわかった事があります。
・歌の歌詞は1番から3番まであり、エリスのおかげで1番から2番までが判明している。
・エリスはアリカとニナが歌っていたのを知ったらしい事から、アリカとニナがそれぞれ1番から2番までを知っていた事になります
・3番の歌詞はマシロが知っているものと思われる。
・歌詞はヴィントブルームの王位継承者なら知らされるらしい
・紡ぎ手はヴィントブルームの血統が担うらしい(アリカとの事)
・守り人の件に関しては特に心配されていなかった。オトメであれば誰でも良い?それとも伝説クラスのGEMの持ち主なら誰でもOK?

さて、#8で何が足りないと言われたかですが、#18までの内容ですと
・歌詞が足りなかった(この時点でニナはいなかったので歌詞の1番か2番が足りなかった)
・守り人たるオトメが足りなかった(でもアリカはオトメだったわけで)
のどちらかが今ひとつ釈然としません。

でも、アリカの話を信じるなら、「ばっちゃ」から教えてもらったらしい。
彼女の言葉を信じるなら古くからある子守歌らしく、彼女もその部分しか知らないらしい。
また、アリカの母親(これが王妃かレナのいずれを指すか不明だが)が良く歌って聞かせたらしい。
そこで浮かび上がってくるのは「ばっちゃ」も実は王室の関係者ではないか?という疑問です

さて、ここで気になるのが#14で女官が言った言葉です
・本物の王女には蒼天の青玉を預けた。
・レナの娘は女官の同僚に預けた
現在本物の王女の本命はアリカですが、逆にレナの娘が不明になります。逆に言えばアリカが王女かどうかの証明は蒼天の青玉の所持のみとなります。

ここからは一つの仮定ですが、
・この女官の同僚という女性(多分老婆)が王女に蒼天の青玉が預けられることを知っていたら
・蒼天の青玉が何らかの理由で本物の王女の手から離れていたとしたら
・それが女官の同僚が蒼天の青玉を入手する機会があるとしたら
・入手した蒼天の青玉をレナの娘に与えたとしたら
・その女性がアリカから「ばっちゃ」と呼ばれていたとしたら
どうでしょうか?「ばっちゃ」がアリカにしていた一連の話は実は正しかったと言えます。

さて、この仮定が真実となるのでしょうか?それとも普通にアリカが王女なのでしょうか?
もしアリカがレナの娘という事になると、本当の王女はどこに行ったのでしょうか?
案外ニナが本当の王女という事も・・・(#6の溺れているシーンはそれを示唆していると思うのは私だけでしょうか?)

※とはいえ、ミユがアリカを特別扱いしていたり、蒼天の青玉や禁書庫での出来事などを考えると単なるレナの娘というのも説得力がないんですよねぇ〜

<2006/2/20補足>

#20にて興味深い内容が提示されました。
ニナがセルゲイに助けられた際、そのアジトに14年前に王女を逃がしたカプセルが置いてありました。考えられる可能性は次の三つです
 1.カプセルとニナは別々に拾われた。
 2.カプセルと共にニナも拾われた。蒼天の青玉は不要なので売却
 3.王女と別人に入れ替えた後、彼らはカプセルを入手

カプセルだけを後生大事に保持しておく理由は低いので1は却下。
2か3の違いはすなわちその後蒼天の青玉がずっと本物の王女の手にあったかどうかの違いとなり、どちらに転んだかでニナが王女かどうかが決まってしまうわけです。
ハルモニウム起動の一件を考えるとニナが王女の可能性は限りなく高くなり、大逆転!っていう感じになっております。アリカかニナかどちらが王女かは最後まで引っ張るのでしょう。

<2006/3/16補足>

#23にてようやくそれぞれの出生が明らかにされました。
ある意味、2006/2/11〜20の補足における推測がほぼ正しかったという事です。
ニナ・・・本物のヴィントブルーム王女
アリカ・・・レナ・セイヤーズの娘(アリッサの子孫)
マシロ・・・大臣により用意された偽の姫(真白なる金剛石のマスターの精神的な継承者?)

ある程度予想はされましたが、アリカが色々な不思議な能力を持っていたのはアリッサの子孫だからであり、ヴィントブルーム王家の血筋とは別の力であったという事でしょうか?


アリカ、ニナ、マシロの奇妙な符号点あるいは異なる点

#11までの情報を総合すると、アリカ、ニナ、マシロに色々一致点、不一致点が現れてきます

アリカ ニナ マシロ
出生 不明。唯一知るアリカの祖母は他界。セルゲイが知っていそうだが、詳細は不明 不明。孤児の所をセルゲイに拾われる。それ以前の情報はなし 風華宮襲撃の際に行方不明になるも大臣に発見される。ただし証拠は犯人の証言だけであり、偽証の可能性もある。大臣が既に他界しているために真相は闇の中
誕生日 9月7日。根拠は作品中では示されていない。なぜかセルゲイが知っていた 9月7日。不明であったためセルゲイとニナが初めて日を誕生日と定めた 公式には9月7日。ただし、本物の姫であった場合の日付であり、もし偽物であった場合は前後する可能性が高い
母親 不明。祖母によればオトメであったらしい。本人やセルゲイらは何となくレナ・セイヤーズと思っている。 不明。ただし、彼女だけがレナの顔を覚えている 公式にはヴィントブルーム王妃。ただし、本物の姫であった場合に限られる。
祖母に教わった模様。ただし祖母は母親が良く歌っていたと話しており、それで覚えた可能性もある 歌えるものの、覚えた経緯は不明 歌えるものの、覚えた経緯は不明。本当の姫であれば赤ん坊の頃、レナに聞かされていた可能性がある
#12入れ替わり マシロ女王役 マシロ女王のオトメ アリカ役 アルタイ国のニナ役

こうしてみると非常に一致している点が多いが、立場なりに違いを出しており面白い。
将来似て非なる彼女達がどういう地点に落ち着いていくのか、興味が尽きない

<2005/12/23補足>

#12で彼女達三人がそれそれの役割を偽りました
・アリカ→マシロ女王(ヴィントブルーム王位継承者)
・マシロ→アルタイのニナ(市井の生まれ)
・ニナ→マシロ女王のオトメ アリカ(ヴィントブルーム王家に仕えるオトメ)
マシロ失踪から始まるこれらの交換劇ですが、案外彼女達の本来の立ち位置を示しているのではないかという推測がいろいろなブログで上がっています。
このページで推測してきた内容にほぼ符合します。制作者側が予め伏線として振っておいたのか、あるいはミスリードなのか、単なるドタバタ劇になっていないところが面白いです


マイスターオトメの銘に関して

マイスターオトメはそれぞれ身につけるGEMの宝石名をそのまま称号にしています。
面白そうなので表にしてみました。今後物語の進行と共に追記していきたいと思います。

名前 称号(和名) GEM(英語) マスター 備考
アリカ・ユメミヤ 蒼天の青玉
そうてんのせいぎょく
BLUE SKY SAPPHIRE マシロ・ブラン・ド・ヴィントブルーム 青玉とはサファイアの意
蒼天には天帝や創造主の意味もあり
アリカ自身はまだコーラル・オトメだが何故か蒼天の青玉を使える。ただし現時点ではその力を完全に解放し切れていないらしい。
真に解放された姿のローブの場合、母親レナのローブと同様の姿になる。ただラストではちょうどその中間の形に戻ってしまっている(笑)
レナ・セイヤーズ 蒼天の青玉 BLUE SKY SAPPHIRE ヴィントブルーム前国王 故人。蒼天の青玉の二つ名で大変高名
14年前、マイスター引退直後の風華宮襲撃事件で行方不明となる。アリカは彼女が生きていると聞かされているが、現在はシュバルツにより遺体を新たなる真祖として利用されている。
ナツキ・クルーガー 氷雪の銀水晶 ICE Silver Clystal 真祖フミ(F.H.) 銀水晶はセーラームーンに出てくる・・・ゲフンゲフン。実際に対応する石はないみたい。
五柱の一人。
ガルベローベ学園長でビューネ自治区の国家元首らしい
シズル・ヴィオーラ 嬌艶の紫水晶
きょうえんのむらさきすいしょう
AMETHYST 真祖フミ(F.H.) 紫水晶はアメジストの意
嬌艶はなまめいて美しいことの意
五柱の一人
F.HはGEMに表示されたマスター名。おそらく真祖フミの名前と思われる
マスターの認証無しにローブを纏うシーンあり
マリア・グレイスバート 久遠の碧玉
くおんのへきぎょく
JASPER 真祖フミ(F.H.) 現役最高齢のマイスターオトメ
一度マスターに使えるものの40年前に学園で教鞭を執る事となる。50年前の竜王戦争当時を知る数少ない人物。
なお彼女がローブを纏う時、ナノマシンにより心身が活性化されるからか、最盛期の若い肉体に戻るらしい。
ユカリコ・シュテインベルグ 幻惑の瑠璃
げんわくのるり
LAPIS-LAZULI 真祖フミ(F.H.) 瑠璃はラテン語でラピス・ラズリと呼ばれる(劇ナデでラピスはもう一人のルリという意味で名付けられた)
ガルベローベ教師
数年前にマスターとの契約を解除して学園で教鞭を執る事となった。マスターに過ちを起こさせてしまう魔性の女性らしい(本人にはその気はないらしいが)
ハルカ・アーミテージ 珠洲の黄玉
すずのこうぎょく
TOPAZ ユキノ・クリサント 珠洲は能登半島の地名(だが実際には前作での姓である珠洲城から命名か)
黄玉はトパーズの意
黄玉は「おうぎょく」とも読む
(同じく「こうぎょく」と読む紅玉はルビー)
バックステージでは人気があるらしい。
フィア・グロス 塊麗の縞瑪瑙
けんれいのしまめのう
ONYX アルゴス14世 縞瑪瑙はオニキスの意
塊麗は本来は瑰麗(かいれい)と書くと思われる。瑰麗はすぐれて美しいことの意。
#22にてアスワドと戦い、その命を落とす。
鴇羽 舞衣 炎綬の紅玉
えんじゅのこうぎょく
Fire String Ruby Unknown(たぶんミコト) 前作の主人公。
ジパング王子、鴇羽巧海守忠頼の姉で舞衣姫。OPのシルエットも彼女と思われる。
五柱の一人に選ばれたものの神籬の森に出かけたまま行方不明となっているが、実は黒き谷に迷い込んでミコトの世話係(ミコト曰く家来)となっていた。
なお、ミコトのお腹の中にあるという理由だけでGEMの承認が行えるため、彼女がマスターらしいのだが今ひとつ定かではない。(事実GEMにはUnknownとなっている)
なお、ミコトは水晶の姫でHiMEの力を持つ最後の生き残りという事になっている。舞衣よりも強いらしい
フミ・ヒメノ 真白なる金剛石
ましろなるこんごうせき
DIAMOND(?) 不明 故人
真祖と呼ばれ銅像や肖像画として登場。
最初のオトメで十二王戦争を終結させた。
遺体は霊廟のプラント内に安置され、GEMを生み出したり五柱の試しの儀式を行っているものと思われる
モニカ・ユーレン
MONICA JULEN
流水の透輝石
りゅうすいのとうきせき
(R.W) DIOPSIDE アルゴス12世 故人。50年前の竜王戦争の際に戦って命を落とす
マリアは彼女のお部屋係だった
透輝石(ダイオプサイド)はカルシウム・マグネシウムを主とする単斜晶系の輝石
PENELOPE LOWELL (流水の)透輝石 R.W DIOPSIDE SERGIOS LOWELL 故人。モニカと同じく禁書庫の墓標に刻まれた名前
画面からは判別しにくいが、Diopsideと読める事からモニカと同じGEMと推測。
R.Wは流水の意と思われるが、綴りは不明
マスターと姓が同じという事は血縁関係?
SYLVIE MOSSE 黝簾石
ゆうれんせき
L.R Zoisaite MARC ANTOINE 故人。同じく禁書庫の墓標に刻まれた名前
Zoisaiteと綴られているがZOISITE(ゾイサイト)の事と思われる。別名タンザナイトとも。
ただし、ナオがモニカの墓碑銘を読んでいた時に何故かこの墓碑が映っていた
ロザリー・クローデル 清恋の孔雀石
せいれんのくじゃくいし
MALACHITE シャルル・ギュネール・ロイデ・フロリンス #3に来賓として一瞬登場。
孔雀石とはマラカイトの意。
フロリンス王家伝来のGEMでもあり、代々王家に仕える者に与えられる。
ロザリー本人は結婚のため一度はオトメを引退しこの石を手放す。ネコミミなローブのようだ。
ロザリー・クローデル 深淵の翡翠
しんえいのひすい
JADEITE シャルル・ギュネール・ロイデ・フロリンス 一度オトメを引退したが、アカネ、シホがGEMと共に行方不明となったために結婚を破棄して復帰した。その際、別のGEMで再契約した。二つのGEMで契約したという希有な女性。
学年的にはナツキ等よりも下らしい
アカネ・ソワール 清恋の孔雀石 MALACHITE カズヤ・クラウゼク パールナンバーワンだったが、ロザリーの後を継ぐ為に特例でマイスターオトメとなる。しかし叙任式当日にカズヤと駆け落ちする。その後GEMをそのまま持ち逃げしているようである。
紆余曲折を経ていよいよオトメの資格を失うという段階になってカズヤがカルデア王位を継ぐ事になり、マーヤによってカズヤのオトメにさせられてしまった。本人は納得していない模様。
シホ・ユイット 螺旋の蛇紋石
らせんのじゃもんせき
SERPENTINE シャルル・ギュネール・ロイデ・フロリンス 蛇紋石とはアンチゴライト、クリソタイル、リザータイトなど三つの石のグループを総称するものらしい。
シホ自身はカルデア出身だが、アカネとカズヤの駆け落ちの一件でアカネの代わりにシャルル王のオトメとなる予定であった。
しかし#17以降ガルベローベ襲撃によりGEMを持ったまま行方不明となっている。その後#26にて乙式の制限が取り払われたためマスターなしでローブを纏った。
最終話では着ていた正装から判断すると無事シャルル王のオトメになったものと思われる。
ジュリエット・ナオ・チャン 破弦の尖晶石
かげんのせんしょうせき
SPINEL 真祖フミ(F.H.) 五柱の一人
尖晶石はルビーに近い色の石である。

五柱の試しにて五柱に選ばれた後、#24にてナツキからGEMを手渡された。
サラ・ギャラガー 銀河の藍玉
ぎんがのらんぎょく
AQUAMARINE 真祖フミ(F.H.) 五柱の一人
藍玉はアクアマリンの意
#24にて初登場。ナツキ、ハルカらよりも学年は下らしい。
マーヤ・ブライス 怜踊の蛍石
れいようのほたるいし
FLUORITE 真祖フミ(F.H.) 五柱の一人
蛍石はフローライトの意
#24にてアカネを招集するために登場
褐色な肌をしてる。オリエンタルな人?
カーラ・ベリーニ 雷鳴の柘榴石
らいめいのざくろいし
(thunder) GARNET ルーテシア・ロムルス王 柘榴石はガーネットの意
ガリデローベ出身でナツキの同期。ツインテール
竜王戦争以後、初めてオトメ同士の武力衝突を起こした。
#3にも来賓として一瞬登場の後、#24にてガルベローベ側につく。
ラウラ・ビアンキ 絢爛の頑火輝石
けんらんのがんかきせき
ENSTATITE ルーテシア・レムス女王 ガリデローベ出身でナツキの同期。色黒ツンツンヘア
#3にも来賓として一瞬登場の後、#24にてアルタイ側につく。
ニナ・ウォン 漆黒の金剛石
しっこくのこんごうせき
Ultimate Black Diamond ナギ・ダイ・アルタイ #17にて登場。
幻の貴石らしいが実は真白なる金剛石が憎しみに黒く染まった姿らしい。なぜ黒く染まったのか、誰が黒く染めたのか、なぜアルタイのナギの手に渡ったのか一切の経歴は不明。アリカへの憎しみに燃えたニナを自らの意志で選んだ。
アイン・ルー 慧命の藍銅鉱 AZURITE アンナン王グエン・バオ #3に来賓として一瞬登場の後、#23にてガルベローベ側につく。
慧命とは仏教用語で智慧を命にたとえたモノらしい。
藍銅鉱はアズライトの意
孔雀石と一緒に採れる事が多いらしい

※墓碑銘は微妙に英語のスペルが違いますね。単なるスペルミスなのか、それともあの世界は英語とは微妙に違う言語を使っているのか・・・その場限りの設定だから適当に書かれた・・・って事はないですよね?


ローブの認証に関して

劇中でオトメがローブを纏うためには証人の儀式が必要であるとされています。
確かに承認の儀式を行っている箇所もあるのですが、承認を行っていない方々もいらっしゃいます。その条件が今ひとつわかっておりませんが、少し整理のためにまとめてみました。

話数 オトメ GEM 認証者 備考
#1 ニナ コーラル マシロ マシロを仮のマスターとして認証した
#1 アリカ 蒼天の青玉? 不明 ローブが展開しかけたが1カウントとする。
#1 シズル 嬌艶の紫水晶 認証なし 登場時には既にローブを纏っていたが、#3と同様、認証なしでマテリアライズしたものと思われる
#1 アカネ パール ナツキ又はシズル? 同じく、以降の通例からナツキかシズルがGEMにキスする事により認証と同じ効果を与える事が出来ると思われる
#3 アリカ なし シズル アリカはGEMを装着していなかったのでシズルのGEMで一時的にローブ展開した
#3 ニナ コーラル ナツキ #1アカネと同様
#3 シズル 嬌艶の紫水晶 認証なし #1シズルと同様。以降、シズルは省略する
#4 ハルカ 珠洲の黄玉 ユキノ 登場時には既にローブを纏っていたが、登場前に#10と同様の認証の儀式を行ったと思われる
#6 コーラル星組全員 コーラル ユカリコ? 多分、ユカリコがナツキと同じ方法で認証したものと思われる。でなければ授業の度に学園長が全員に認証して回るのか?
#6 ユカリコ マイスターGEM 不明 ユカリコが認証なしでマテリアライズしたか、ナツキから認証を受けたものと思われる。ただし前者でないと学園運営が面倒くさそう
#6 ナオ パール 不明 一番の謎。多分学園側の誰かだろうが、それならパールに任せず直接教師が来ても良さそうなもの。まぁ物語の展開上といえば身もフタもないのだが。
ユカリコでないことだけは確か。
#7 アリカ 蒼天の青玉 マシロ めでたくマシロと契約してのマテリアライズ。ニナの仮契約を除けば多分初めての正式な契約と認証シーンと思われる
#8 アリカ、ニナ、エリスティン、イリーナ コーラル マリア? #6コーラル星組全員と同様。多分マリアが行ったものと思われる
#9 ユカリコ マイスターGEM 認証なし 数秒でローブを纏っており、近くに適当なマイスターオトメがいなかった事から、やはり認証なしでマテリアライズ出来たものと思われる。
もっとも制作者側から「その場のノリだ、細かい事気にするな」という声が聞こえてきそうな気がしますが
#9 アカネ、チエ、シホ パール ナツキ他 認証を行える者に事欠かなかったので誰が認証していても特に問題ないだろう。#10も同様
#10 ニナ コーラル シズル他 ナツキかシズルと思われる
#10 ハルカ 珠洲の黄玉 ユキノ 一般のマイスターオトメとして初めて正しい認証の儀式を行った。
認証を行わないとローブを着れないというオチまでついていた。
ギャグシーンとしても秀逸だが、逆に学園側が認証もせずにポンポンマテリアライズ出来ている事の特殊性が浮きだつエピソードだ
#12 アリカ コーラル シズル シズルがGEMにキスする事により認証
#12 ニナ コーラル 不明 ナツキか学園の教師と思われる
#13 アカネ パール シズル シズルがGEMにキスする事により認証
#13 アリカ コーラル シズル シズルがGEMにキスする事により認証

#13で新たにわかった事があるので書き直す
認証には3タイプに大別される。
(1)マスターからの認証の儀式を受ける
 おそらくもっとも正しい形であろう。ただしマスターがいるということはマイスターオトメであるはずだが、意外に作中でのサンプル数は少ない。
(2)パール、コーラルが学園関係者(五柱)から認証を受ける
 五柱そのものがその力を有しているのだろう、仮のマスターとして認証出来る能力があると思われる。ただし、ナオの様な不思議な例外もある
(3)学園関係者(五柱)は認証を必要としない
 五柱はマスターを真祖フミとしており、真祖が存命かどうかはわからないが、マスターの認証なしでローブを纏えるものと思われる。また、パール、コーラルオトメのローブ認証も行えるものと思われる。
なお、ユカリコやマリアが五柱かどうかは不明(五柱でないといちいち学園長が生徒の認証を行っているのだろうか?)


五柱及び真祖に関してver3.0

#18にていくつかわかった事があるので改稿します

五柱(FIVE COLUMS)に関して、現時点でわかっている事をまとめます。

・五柱は普通のマスターを持たずに真祖フミに仕える。
・五柱の実質的なマスターは真祖フミと思われる
・五柱はオトメそのものを守る役割を担う
・五柱は「五柱の試しの儀式」によって選ばれる。
・五柱の推挙は真祖自身が何らかの啓示にて行うらしい
・五柱はマスターの認証なしにローブを展開出来る
・五柱はパール、コーラルオトメに対して真祖の代わりに仮のマスターとなり認証を行える
・なお仮マスターによる認証時に儀式時の台詞は必要なく、GEMへのキスで済む
・学園長(五柱?)は真祖へのエマージェンシーコールにてコーラル、パール全員にローブ承認を行える
・それぞれ1の柱、2の柱...と呼ばれるらしい
・五柱に順位はなく一応同列らしい

現在の五柱は
1の柱(No.1) サラ・ギャラガー
2の柱(No.2) ナツキ・クルーガー
3の柱(No.3) シズル・ヴィオーラ
4の柱(No.4) ジュリエット・ナオ・チャン(新規)
5の柱(No.5) マーヤ・ブライス
となってり、4の柱が不在となっていたがナオがその位置にはいる事になった。

また、真祖フミに関してはいろいろ面白い事がわかってきた。

・フミはその体をプラントのようなものの中に安置されている
・多分遺体だが意志は存在している?それともシステム的なものか?
・GEMを生み出せるのはかつてオトメで且つ出産した女性のみである
 (ということはフミの血統はどこかに残っているのか?ヴィントブルーム王家がその血筋?)
・GEMはフミによって生み出されている(出産と表現される)
 多分かつてオトメだった頃のナノマシンを女性の出産メカニズムで増産するようなシステムなのかもしれない。
・システム名は 「乙−TYPE HiME System」らしい
・学園を離れた者のGEMは溶かされて新たに再結晶化される。別の人間に使えない?
・システム(真祖フミ)がジャミング等で干渉された場合、五柱、コーラル、パール全員のローブ展開がキャンセルされる。これは彼女達のマスターが全て真祖フミというシステムだからと思われる(通常のマスター持ちのオトメには無効であろう)

ということで何となくいろんな事が繋がってきた気がします。