Column - My Cameras ------------------------------------------>

管理人が使っている2台のカメラについてご紹介します。
このカメラで撮った写真はこちら。

Nikon F4
あこがれ
管理人はメインとして、ニコンF4を使用しています。このカメラは第4のFの名を継ぐニコンのフラッグシップ機としては賛否両論ありましたが、私にとってはデビュー当時から憧れのカメラでした。正面から見ると大きく存在を主張するプリズム部とその右脇に戦艦の艦橋のように並ぶシャッターダイヤルや露出補正ダイヤル。ジウジアーロの手による力強いフォルムに「写す力」というF4のキャッチコピーは私を魅了するのに十分すぎました。
しかし当時高校生であった私に買えるような値段ではなかったこともあり、たまにヨドバシカメラの店頭で手にすることで自ら納得させていました。


再会
大学を卒業してしばらく写真と遠ざかりF4のこともすっかり頭から離れていたのですが、ふと写真が撮りたくなってカメラの雑誌を書店でパラパラめくっていたときに再会を果たしました。
調べてみたところ、さすがに新品ではまだ高かったものの、中古市場では程度のよいものでも定価の約半額ぐらいで購入できることがわかり、写真に真剣に取り組むという意気込みを自らに示すためにボーナスで購入してしまいました。実はスペックと価格から、新品のF90Xとどちらにするか迷ったのですがやはり高校生当時の憧れていた自分を思いだしてF4を選びました。


性能について
前述のF4に関する賛否両論の「否」の最大のものとしてAFの測距性能が上げられることが多かったように記憶しています。しかし、私にとってはそれほど迅速な合焦は必要でありませんでしたし、他にAF一眼レフを使用した経験もありませんでしたのでこれはあまり問題ではありませんでした。特に夜景を中心として風景を撮影していた私にとっては必要にして十分な早さです。
さすがに最新の機種、とくに超音波モーター内蔵レンズと組み合わせられた機種と比べると厳しいものがありますが、特別コントラストが低い被写体を写さない限り困ることはありません。重さは後述のように気にならないといえばウソになりますが、家を出るときから今日は写真を撮るぞと意気込んでいればそれほど気になりません。それより長年憧れていた機種をわがものとした喜びの方が勝っています。
また、デザイン上の特徴でもあるダイヤルによる操作は、ボタンを押しながらコマンドダイヤル回してという方法より私にとっては安心感もあります。


レンズについて
レンズはたいていNikkor 28mm F2.8が付いているときが多いのですが、高山など旅行に行くときはトキナのAT-X270AF PROを使っています。出先でレンズを何本も持っていくのは辛いですから。このトキナを買うまではズームレンズに対して偏見を持ってましたが、とあるライブハウスでステージを撮っていたプロカメラマンがF60に装着して使用していたのを見て、彼に使用感を聞いてみたところ非常に評価が高かったんです。それで前述のように旅行用のレンズを探していたこともあり、使ってみたら想像以上にシャープに写り今ではすっかりお気に入りのレンズになりました。
レンズ単体でも500グラム以上あり決して軽くはありませんが、ニコン純正を含めてこのカテゴリーのレンズはたいていこれぐらいの重さですし、なによりレンズの付け替えを屋外でしなくて済むのは気が楽です。ズーミングしてもレンズの全長が変わらない、というのもこのレンズのポイントだと思っています。ホールディングもしやすいですしね。


まとめ
大きく重たいカメラではありますが、それゆえに存在感もあり所有する喜びを与えてくれるという点ではさすがにニコンのフラッグシップ機だと思います。AFレンズをギアで駆動している関係上、大口径ズームレンズや望遠レンズなど駆動系に負担がかかるレンズを装着したときには大きな駆動音が出て「がんばってるな」と思わせてくれます。ニコンがこのカメラに使えるAFレンズを生産し、また修理が可能である限り使い続けていくつもりです。


CONTAX G1
なぜコンタックスGシリーズ?
上記の通り、ニコンF4は憧れの機種であり少々の問題はそれを見えなくするほど所有する喜びを与えてくれたわけですが、やはり物理的に大きいカメラであることは事実です。ふだん持ち歩く鞄に収納できるサイズと重さではありませんでした。サブとしてコニカのBig Miniを使用していました。Big Miniは写りはよいのですがレンズがいかんせん暗く、フラッシュを使いたくない場面での使用に不満を感じていました。
携帯性も高く、かといって写りが犠牲にならないカメラはないものか。それで頭に浮かんだのがコンタックスのGシリーズでした。F4ですっかりAFに味をしめた私にとって、コンパクトで交換レンズもあり、またAFのGシリーズは魅力的なカメラでした。ただその存在は知っていたものの、コンタックスとはまったく縁がありませんでしたのでネット上でいろいろ調べてみました。そうするとボディーにはG1とG2というふたつの機種があり、後者の方が測距性能が高いこと、レンズ私の使用目的には充分なラインナップがあることなどがわかりました。


G1とG2
測距性能についてはF4であまり自分が高いレベルを要求しないことはわかっていましたし、G1とG2の実売価格差、そしてなにより両者の100グラム近くの重量差はコンパクトなサイズを求める私にとってはG1の購入を決定する大きな要素となりました。ひとつ迷うところがあるとすればG用唯一のズームレンズであるバリオゾナーがG1では使えないということがありましたが、実売価格が10万円以上もするこのレンズを買う機会もない、と割り切りました。


ビオゴンT*28mm
G1にはレンズ、ストロボとその他アクセサリーがセットされた「キット」があり、それぞれ単体で購入するよりもお得な価格設定がされています。ただしその場合はレンズがプラナーの35mmになってしまいます。私としてはF4でも使い慣れている28mmの方が安心でしたし、ビオゴンT*28mmと呼ばれるそのレンズの構造にも興味がありました。一眼レフのようにミラーを必要としないレンジファインダーでは、驚くほどレンズの後玉部分がボディーに突き刺さるように突出しているのですが、そのおかげでレンズの設計の自由度が高く、映像に専念した設計が可能とのことでした。
能書きに弱い私としてはもうメロメロです。さっそくビオゴンとG1を購入し、いろいろ写してみました。ミラーがないというのはレンズの設計に有利なだけではなく撮影に際してもメリットがありました。というのもミラーという可動部分がないおかげでスローシャッターをきるのがたいへん楽なのです。
F4では額が赤くなるほどカメラを顔に押しつけ、呼吸を止めなければ撮れなかったスピードでもG1ならラクラク撮ることができます。姿勢にもよりますが、1/2秒を手持ちでブレずに撮れたときは素直に感動しました。写りも非常にシャープで満足しています。ボケのある写真も撮りたいので今度はプラナーT*45mmも使ってみたいと思っています。ホロゴンT*16mmも興味がありますが財布には厳しそうです。


まとめ
レンジファインダーAFということで本当に合焦しているのか、購入当初は不安でしたが、今のところいわゆる「ゴメンナサイ」状態になっている写真はありません。ただし、最短撮影距離がNikkorと比べて長いこと、絞りリングの回転方向がNikkorと逆であることから慣れが必要でした。
しかしチタン外装の質感の高さ、シンプルなデザイン、そして写りの良さは私が当初このカメラに求めた性能をはるかに上回るものでした。今ではほとんどどこに行くにも鞄の中にさっと入って同行してくれる良いパートナーです。