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ご存知尾花栗毛でおなじみのトウショウファルコ。
我が家のファルコの名付け親にもなってくれました。（ウソウソ・・・！）
Ｇ�Tこそ勝ってはいませんが、その容姿で当時競馬場に通い始めた。
若い女の子のハートを鷲つかみにしたトウショウファルコ。
今は誘導馬も引退して、根岸の馬の博物館でのんびり暮らしています。

天皇賞では大外からの出走だったため、競馬ブックの折り目で名前が隠れてしまい
「ファルコは出てないの？？？」と慌てさせてくれました。
周りの口の悪い友人からは、「出ても出なくてもいっしょ！」と失礼なことを言われましたが、
３コーナー過ぎまでは、金色のたてがみをなびかせ、立派に先頭集団を走っていたファルコ。
実況で何度も名前を呼ばれたファルコ。
それだけで充分！
ファルコの存在意義はその容姿にあるのですから・・・！

関東のお馬さんらしく、媚びへつらわずに、サクッと挨拶をして、
ポーズをとってくれたファルコ。
また必ず会いに行くからね！

「ネイチャはね、つーよいお馬なんだよほんとはね
　だけど、関西馬だからウケをねらってずっこけちゃったりするんだよ
　おかしいね、ネイチャ（さっちゃんの歌）」

３年連続有馬記念３着やで〜！
並みの馬にできる芸やあらへんで〜！
同期にはトウカイテイオー、イブキマイカグラ、レオダーバン、イソノルーブル
先輩にはメジロマックイーン、メジロパーマー、ヤマニンゼファー、ダイタクヘリオス
後輩にはレガシーワールド、ライスシャワー、ビワハヤヒデ、ナリブー、ヒシアマゾン、ウイニングチケット
とか、すごいのがいっぱいいたんやからっ！！

牧場でのネイチャは、前日に今年最初で最後の（トホホ・・・頑張れネイチャ！）
種付けを済ませ、スッキリ、コッキリ元気一杯でした。
見学者慣れしているのか、私たちが行くとすぐに近寄ってきてくれて、
右から？左から？チューでもしたろか？草食べてるとこなんかもいいんちゃうん！
ちょっと馬ッ気なんかも出したりして、へへっ！これは恥ずかしいからカットカット！
・・・と、さんざんポーズをとってくれました。
ひとしきり遊ぶと「ほな、またな」と姿勢をただし、お見送りまでしてくれたネイチャ。

あんたはやっぱ歴史に残る名馬やな〜！

・・・ネイチャのお母様（ウラカワミユキさん）も元気でしたよ〜ん！

平成５年・京都金杯。あの日の淀は凄まじい興奮と熱気に包まれていた。
１５万人（？）がひしめくなか、まだ結婚前の夫はＢ指定席で悠々と
妻は当時の新館の４階阪急食堂の前でムッサ苦しいオヤジたちに囲まれて
必死の思いで馬券を買っていた。（お互い相手には内緒で来ていた。）
本当に想像を絶する人込みで、
皆殺気立ち、一昔前の鉄火場みたいな雰囲気だった。
（鉄火場の雰囲気を知らないからちょっといい加減な描写だけど・・・）

１着からコンマ３秒以内に１０頭がゴール。
場内同様馬もまたひしめき合った名勝負！
このときの優勝馬がエルカーサリバーだったのですよ。

夫は外し、妻はゲットしたこのレース。
本当に興奮した忘れられないいいレースだったなぁ・・・。

牧場の方は「イクちゃんは媚びない馬だから、寄って来たりはしないと思いますよ」
と言って私たちを案内してくださいました。
本当に媚びない、まるで社会党の土井さんのようなお馬だった。
サッチャーさんといったほうがもっと感じがでるかなぁ・・・。

イクノディクタスにはタフ・強い・鉄の女って感じがつきまとう。
牡馬を蹴散らし､なぎ倒し、何度勝利の美酒に酔ったことか・・・。
でも牧場での彼女は「イクノディクタス」ではなく
イクちゃんだった。

子馬に付かず離れず、気を配る姿からは、
温かい日本のおかあちゃんって感じがしてた。

日々是好日・無事是名馬
そんなお馬を産んでいってほしいと心から願う。

媚びないイクちゃん親子と同じ柵内にいた
３月３日生まれのサクラローレル産駒の女の子。
人懐っこくて、好奇心旺盛で、母馬から離れても
全然気にしないで甘えてきた。

無事競争馬になって、イクちゃんの子供と一緒に競馬場で会いたいと思う。

オグリキャップ・マヤノトップガン（優駿ＳＳ）

最近人間嫌いのオグリは、 牧場の奥で静かに放牧されていました。	一度も首を上げなかったトップガン。 ひたすら喰ってばっかり。

最後に

私たちを案内してくださった牧場のみなさんに心から感謝します。
どの牧場の方もたいへん親切にしてくださいました。
本当にありがとうございました。



おまけ：イクちゃんの牧場のお向かいに飼われていたワンコ。
　　　　なかなかいい味だしてるでしょ。