ビデオタイトル |
BLACK SUNDAY |
ジャンル |
ホラー |
原題 |
BLACK SUNDAY |
制作国 |
イタリア |
邦題 |
血塗られた墓標 |
出演 |
バーバラ・スティール |
制作年 |
1960年 |
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制作社 |
ガラテア・フィルム |
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監督 |
マリオ・バーヴァ |
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制作・総指揮 |
マッシーノ・デ・リータ |
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原作・原案 |
ニコライ・ゴーゴリ「ヴィー」 |
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脚本 |
エンニオ・デ・コンチーニ |
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映像情報 |
モノクロ/83分 |
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ビデオ情報 |
VIDEO ENTERTAINMENT (USA) |
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DVD情報 |
Image ENTERTAINMENT/ワイドスクリーン/リージョン・フリー/フォトギャラリー、予告編など収録 |
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8世紀のバルカン地方、アーサ姫が魔女の烙印を押され、ビョウのついた仮面を打ち込まれて処刑されます。それから100年後、馬車が故障したので一休みしに古ぼけた礼拝堂に立ち寄ったクロバヤン医師と助手のゴロベック、そうとは知らずアーサ姫の棺を見つけ、仮面を外してしまいます。さらに、棺のガラスで手を切ったクロバヤン医師の血がアーサ姫にかかってしまったからさあ大変、魔女姫アーサは甦り、なぜか自分の子孫を恐怖のどん底にたたき落とします。ついには曽孫に当たるカティアに乗り移り、いよいよ本腰を入れて復讐の始まりといったところで、村人に捕らえられ火あぶりにされそうになりますが、ゴロベックに助けられ、本物のアーサが火あぶりにされるのでした。 魔女姫アーサとカティア二役のバーバラ・スティールの出世作ですね。恐ろしい魔女と可憐な娘を演じ分けるという、一人SMが見どころでもあります。なんといっても、ビョウの穴ぼこも生々しいアーサ姫、それはそれは恐ろしいです。でも、額が広くて目が大きいちょっとアンバランスな美貌ですが、ふとしたところで見せるちょっとうつむいた横顔がチャーミングなのですなぁ。あ、ちょっとロリな村娘もかわいいですぞ。 バーバラ・スティールの魅力はさておき、彼女と一緒に処刑されたのは当時の主人かな?、彼の復活シーンもちょっとした見どころで、墓の土を押し上げて出てくる吸血鬼、胸にドラゴンの刺繍をしたシャツを着て、あのビョウのついた仮面をつけているものですから、東南アジアの土産物屋の若者にみえてしまいます。いやまあ、雰囲気はいいんですが。魅力的なキャスティングばかりではなく、ダークな雰囲気あふれるセットと、照明、カメラワークも見事なマリオ・バーヴァの映像美も大きなポイントですね。鮮明かつコントラストのはっきりしたモノクロ映像、とても綺麗です。 菊地氏が自書で書いていた、「吸血鬼が十字架を見せられて去っていく時に、倒された家具や甲冑が元に戻るシーン」、もしかしてワイドスクリーン版のDVDならと思いましたが、やっぱりその様なカットはありませんでした。気になるなぁ。 |