4/30　「ホーンテッドマンション」を観てくる。

　身分違いの悲恋をベースにした、スラップッスティックラブコメディー調のホラー。ディズニーのアトラクションをベースにし、お約束のシチュエーションをちりばめているものの、遊園地の雰囲気は控えめ。個々のバックグラウンドが伝わってくる、きちんとした骨組みのある物語に仕上げられた。そして何よりも誰よりも、執事ラムズリーを演じるテレンス・スタンプの絶対的な不気味さが、コメディーリリーフばかりのキャラクターたちの中で彼らとは対照的な異彩を放っている。この執事の存在そのものが、この作品をホラーとして成り立たせていると言ってもいい。余談ながら、日本語吹き替え版のお楽しみは、グッチ裕三による一人コーラス。