08/04　スタイリッシュ海賊「パイレーツ・オブ・カリビアン／呪われた海賊たち」を観てくる。

　・・・掲示板の書き込みより・・・配役もいい、ビジュアルも素晴らしい、セットも衣装も素晴らしい、何よりも帆船の出来栄えとその戦闘シーンには鳥肌が立つほどに感動してしまった。年代や構造にもよるけど、後部回廊の豪華な帆船は、後ろから見るのが一番なんだね。この作品ではそれを忠実に再現している。それに、きちんとオールを備えていたうえに使ったこともうれしい限り。というわけで十分に面白かったと思うんだけど、どこか物足りないのは、やっぱり変にコメディーを織り交ぜてしまうディズニーならではなのでしょうなぁ。いやね、ヒロインに活躍させるなとは言わないけど、せめてあの船の操作は女海賊にやらせろよなと。汗くさいけど、男くささが足りない。人死にが大量に出ているのに、残酷さと血なまぐささが感じられない。いかにも海賊でございといった豪快な大男が目立っていない。スタイリッシュすぎるんだよな。最近の傾向として、細かいシチュエーションごとには見事な出来なのに、組み立ててみるとハテナが多いというのが、この作品にも当てはまっちゃったよ。　

　物語自体はハッピーエンドなのですが、エンドロールのあとにちょっとしたしかけがあるので、ネタにしたい向きは席を立たないように。もっとも、これが本来あるべき皮肉なエンディングだと思うぞ。